「外で電話をするたびに声が聞こえにくい」「相手の声が雑音に埋もれてしまう」──そんな経験、ありますよね。
最近のワイヤレスイヤホンは音楽だけでなく、通話性能も驚くほど進化しています。今回は、「ワイヤレスイヤホンで電話できるの?」「通話に強いおすすめモデルが知りたい!」という方に向けて、最新の情報をまとめました。
ワイヤレスイヤホンで電話できるって本当?
結論から言うと、ほとんどのワイヤレスイヤホンは通話が可能です。
ただし、「通話できる」ことと「通話が快適にできる」ことは別問題。相手に声がこもって聞こえたり、ノイズが多くて聞き取りづらいケースもあります。
そこでポイントになるのが以下の3つ。
- マイク性能:複数マイクやAIノイズリダクション搭載モデルが理想
- ノイズ除去機能(ENC/ANC):環境音をどこまで抑えられるか
- 接続の安定性:通話中の途切れ防止・マルチポイント対応など
この3点を意識するだけで、通話品質は格段に向上します。
通話対応イヤホンを選ぶときのチェックポイント
1. マイクの数と配置
マイクが2つ以上搭載されているイヤホンは、周囲の雑音を分析して自分の声だけを拾う設計になっています。
「ビームフォーミングマイク」や「骨伝導センサー」を採用しているモデルでは、風が強い屋外でもクリアな通話が可能です。
2. 通話時のノイズキャンセリング(ENC)
ANC(アクティブノイズキャンセリング)は主に“聞く側”のための機能ですが、**ENC(エンバイロメンタル・ノイズキャンセリング)**は“話す側”のための技術です。
騒がしいカフェや駅でも、相手に自分の声だけが届くように処理してくれます。
3. 装着感とフィット感
通話ではイヤホンのズレが音質に直結します。
耳の形に合わないモデルを選ぶと、マイクの位置がずれて声がこもることも。
軽量で長時間つけても痛くならないモデルを選びましょう。
4. マルチポイント対応
仕事中にPC・スマホを行き来する方は、**マルチポイント(複数デバイス同時接続)**対応が便利です。
電話がかかってきたらスマホに自動切り替え、会議ではPCに戻す──そんなスムーズな使い方ができます。
5. バッテリー持ち
通話は音楽再生よりもバッテリー消費が激しいです。
連続通話時間が5時間以上、ケース込みで20時間前後あるモデルが理想的。
通話に強いおすすめワイヤレスイヤホン5選【最新版】
ここからは、最新モデルの中でも「通話品質」で特に評価の高いイヤホンを厳選して紹介します。
1. Sony WF-1000XM5
価格目安:29,000円前後
言わずと知れたSonyのフラッグシップ。
骨伝導センサーとAIノイズリダクションを組み合わせた最先端の通話アルゴリズムを搭載しています。
屋外や電車内などの騒がしい環境でも、相手にクリアな声を届けられる点が大きな魅力。
また、装着感も非常に軽く、長電話でも耳が疲れにくいです。
スマホとの相性が抜群ですが、PC会議では若干の音質変化があるため、使用環境に合わせた選び方がポイント。
2. Jabra Elite 10
価格目安:17,000円前後
通話品質に定評のあるJabra。
6つのマイクとAIノイズ抑制技術を搭載し、風や周囲の雑音をしっかりカットします。
特にビジネスシーンでの通話用途に強く、オンライン会議でも相手にクリアな音声を届けられます。
「声が自然」「相手に聞き返されない」といった口コミも多く、通話中心で使う人に最適です。
3. Technics EAH-AZ80
価格目安:32,000円前後
オーディオの老舗・Technicsが開発したプレミアムモデル。
高精度マイクとノイズ抑制技術により、人の声の明瞭さに定評があります。
音楽・通話どちらも重視したい方にピッタリ。
3台同時マルチポイントにも対応しており、スマホ・PC・タブレットを行き来する人にもおすすめです。
4. Anker Soundcore P40i
価格目安:8,000円前後
コスパで選ぶならこのモデル。
2マイク+AIノイズリダクションを搭載し、通話用途にも十分対応。
ケース込みで最大60時間という圧倒的バッテリー持ちも魅力です。
「在宅ワークや通話が多いけど予算は抑えたい」という人におすすめ。
5. Xiaomi Redmi Buds 6 Play
価格目安:1,500円前後
エントリーモデルながら、通話機能をしっかり備えた低価格イヤホン。
マイク性能はシンプルですが、静かな環境での通話なら十分に実用的です。
サブ機として1台持っておくと便利なモデル。
価格帯を考えれば驚くほどコスパが良いです。
通話を快適にするコツと注意点
どんなに高性能なイヤホンでも、使い方次第で通話品質は変わります。
以下のポイントを意識するだけで、通話が驚くほどクリアになります。
- イヤホンを正しい位置に装着する:マイクの向きがずれると声が届きにくくなる
- 風の強い場所を避ける:風切り音はAIでも完全には防げない
- スマホとの距離を保つ:Bluetoothの電波は壁やバッグの中で弱まりやすい
- 最新のファームウェアに更新する:マイクや接続の不具合が改善される場合がある
また、通話時は片耳モードを使うのもおすすめ。
周囲の音が聞こえるので、安全に会話できます。
どんな人にどのモデルが合う?
- 仕事・会議が多い人:Jabra Elite 10、Technics EAH-AZ80
- スマホ通話中心の人:Sony WF-1000XM5
- コスパ重視派:Anker Soundcore P40i
- サブ機・初めてのワイヤレスイヤホン:Xiaomi Redmi Buds 6 Play
通話品質を最優先にするなら、マイク数とAIノイズリダクション機能を重視するのがポイントです。
一方、音楽再生やANCをメインに使いたい人は、バランス型のハイエンドモデルを選ぶと満足度が高いでしょう。
まとめ:ワイヤレスイヤホンで電話できる時代は“快適通話”の時代へ
今や「ワイヤレスイヤホンで電話できる?」という疑問に対する答えは、**“もちろんできる、しかも高品質で”**です。
各メーカーが通話体験の改善に力を入れており、ノイズリダクション・マイク技術・AI処理が急速に進化しています。
自分の使い方に合わせて選べば、
「雑音で聞き取れない」「相手の声がこもる」なんて悩みもスッキリ解決できます。
通話も音楽もストレスなく楽しめる――そんな“新しい日常”を叶えてくれるのが、今のワイヤレスイヤホンです。
これから購入を考えている方は、ぜひこの記事で紹介した5つのモデルをチェックしてみてください。
あなたにとって最適な一台が、きっと見つかるはずです。
