外出中やリモート会議など、「通話のしやすさ」でイヤホンを選ぶ人が増えています。
せっかく音質が良くても、相手に声がこもって聞こえたり、周囲の雑音が入りすぎると残念な印象になりますよね。
そこで今回は、通話性能に特化した“通話に最強なワイヤレスイヤホン”を5モデル紹介します。
マイク性能やノイズキャンセリング、装着感など、実際の使用感にフォーカスして解説します。
通話に強いワイヤレスイヤホンを選ぶポイント
まずは「どんな基準で選べばいいか」を整理しておきましょう。通話用に最適なイヤホンは、音楽再生用の“高音質モデル”とは少し異なります。
マイク性能と音声処理技術
通話において最重要なのはマイク性能。
マイクが自分の声をしっかり拾い、周囲の雑音を抑えられるかがカギです。最近はAIやDSPによるノイズリダクション、ビームフォーミングマイク、骨伝導センサーなどの技術を搭載したモデルが増えています。
特に“複数マイク構成”のイヤホンは、風切り音や環境音をうまく除去してくれるため、屋外通話でも安心です。
ノイズキャンセリング(ANC・ENC)
音楽を聴くときのノイズキャンセリング(ANC)だけでなく、通話時の環境ノイズ除去(ENC)も大切です。
ANCは自分が聞く音をクリアにし、ENCは相手に届く声を明瞭にする仕組み。両方が備わっているイヤホンほど、会話が快適になります。
通信の安定性とマルチポイント
通話中に音が途切れたり、片耳だけ聞こえない…というトラブルを避けるには、Bluetoothの安定性が欠かせません。
Bluetooth5.2以降のモデルや、複数デバイスを同時接続できるマルチポイント対応イヤホンなら、スマホとPCを切り替えながら使うシーンでもストレスが少ないです。
装着感と外音取り込み
耳にしっかりフィットし、マイクの位置が安定していることも通話品質に直結します。
長時間の通話では疲れにくい装着感も重要。さらに、周囲の音を取り込みながら会話できる「トランスペアレンシーモード」があると、屋外でも安全に使えます。
1. Sony WF-1000XM5 ― 通話もノイズも“最強”クラス
ソニーの最新モデル「WF-1000XM5」は、通話性能の高さで多くのレビューが絶賛しています。
3マイク構成+骨伝導センサーを採用し、自分の声だけを明瞭に拾って雑音をカット。風切り音対策も優秀で、屋外での通話でもクリアに声が届きます。
AIによるノイズ抑制技術が自然に働くため、相手にもノイズがほとんど伝わりません。
さらにマルチポイント対応で、スマホとPCを同時接続しても途切れにくい。ビジネス通話からプライベートまで万能です。
価格は高めですが、音質・通話品質・快適さのすべてがトップレベルといえます。
2. Bose QuietComfort Ultra Earbuds ― 静寂の中でクリアに話せる
「静けさのBose」と呼ばれるほどノイズキャンセリングに定評のあるブランド。
QuietComfort Ultra Earbudsは、周囲の雑音を驚くほど抑えてくれるため、カフェや駅などの騒がしい場所でも相手に自分の声をはっきり届けられます。
特に風の影響を受けにくい設計で、屋外でのビデオ通話やオンライン会議にも最適。
ANCとマイク感度のバランスが絶妙で、声が自然に伝わります。
通話中も音質が安定しており、耳の疲れを感じにくい装着感も高評価ポイントです。
3. Google Pixel Buds Pro ― Androidと相性抜群の通話イヤホン
Androidユーザーには「Pixel Buds Pro」がおすすめ。
Google独自のAIノイズ除去技術を搭載し、通話時の雑音をしっかり抑制します。
「Clear Calling」機能により、相手側にもノイズの少ない自然な声を届けられるのが特徴です。
さらにマルチポイント対応で、スマホとタブレットの切り替えもスムーズ。
Googleアシスタントとの連携もスピーディーで、ハンズフリー操作が快適。
Android環境との親和性を重視するなら、これ以上の選択肢はないでしょう。
4. Sennheiser MOMENTUM True Wireless 4 ― 音質+通話のバランスが秀逸
ゼンハイザーは音質のイメージが強いですが、このMOMENTUM True Wireless 4シリーズは通話性能も非常に優れています。
高性能マイクとノイズコントロール技術で、相手に伝わる声がクリア。
通話中も低遅延で、言葉の遅れを感じにくいのが特長です。
音楽リスニング用途でもトップクラスの解像度を誇り、ひとつで両方をカバーしたい人に最適。
ビジネスでも日常でも、通話品質を重視するなら長く使える一本です。
5. AirPods Pro(第2世代) ― iPhone通話の王道モデル
iPhoneユーザーにとっての定番が「AirPods Pro(第2世代)」。
Apple独自のH2チップが、マイク入力をリアルタイムで最適化し、風や環境ノイズを自動的に制御してくれます。
通話相手にも声が明瞭に伝わり、会議中の声の抜け感も自然です。
さらに“自動デバイス切り替え”機能で、iPhone・Mac・iPadを跨いだ通話もスムーズ。
イヤホンを耳に入れるだけで即座に接続される操作性も魅力。
「仕事もプライベートもApple製品で完結したい」という人にぴったりです。
通話用イヤホン選びで失敗しないためのチェックリスト
- マイク数と位置:2〜3基のマイクが両耳に搭載されているか
- ENC/ANCの有無:通話ノイズ除去とリスニング用ノイズキャンセリングの両方があるか
- Bluetoothバージョン:5.2以上を目安にすると接続が安定
- マルチポイント:スマホとPCを同時に接続できると在宅ワークに便利
- 外音取り込みモード:歩行中や屋外で安全に使える
- フィット感:長時間通話しても痛くならない構造か
- バッテリー持ち:連続通話5時間以上あれば実用的
これらのポイントを押さえておけば、どんな場面でも快適に通話できます。
特に「自分の使用環境に合っているか」を意識して選ぶことが重要です。
通話に強いイヤホンは、生活を変える相棒になる
リモート会議やオンライン面接、通勤中の通話など、イヤホンを通して話す時間は年々増えています。
声がこもらず、周囲の音に負けないクリアな通話は、それだけで印象を良くします。
今回紹介した5モデルはどれも、通話品質で高い評価を得ている信頼の製品。
あとは「どんな環境で通話するか」「どのデバイスを使うか」を考えて、自分に合う一台を選ぶだけです。
快適な通話体験を求めるなら、通話に最強なワイヤレスイヤホンを手に取ってみてください。
きっと、あなたの声が今までよりもっと自然に、はっきりと相手に届くはずです。
