海外旅行に行くとき、スマホが使えなくなる不安ってありますよね。特にiphoneを使っていると、「設定が難しいんじゃないか」「帰国後に高額な請求が来るんじゃないか」と心配になる方も多いはず。
実は、基本さえ押さえればiPhoneのローミング設定はとてもシンプル。この記事では、初心者でも迷わず設定できる方法から、お得な通信手段の選び方まで、わかりやすく解説していきます。
そもそもローミングって何?基本をおさらい
ローミングとは、簡単に言うと「海外でも日本のキャリアの回線を使って通信できるサービス」のこと。ドコモ、au、ソフトバンクといった各キャリアが、海外の通信会社と提携して、そのままスマホを使えるようにしてくれているんです。
ただ、ここで気をつけたいのが「データローミング」と「音声ローミング」の違い。料金が高くなりがちなのは、主にデータ通信の方です。SNSのチェックや地図アプリの使用など、何気なく使っているデータ通信が、知らないうちに通信量を消費しているんですね。
海外渡航前に絶対チェック!iPhoneのローミング設定手順
基本の設定場所を覚えよう
iPhoneのローミング設定は、すべて「設定」アプリから行います。流れはこんな感じです。
「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信オプション」→「データローミング」
この「データローミング」のスイッチをオンにすると、海外での通信が可能になります。でも待ってください。ここで一番大事なのは、この設定を渡航前に確認しておくこと。現地についてから慌てて設定しようとすると、通信できないまま右往左往することになりかねません。
キャリア設定も忘れずに更新
意外と見落としがちなのが、キャリア設定の更新です。
「設定」→「一般」→「情報」
ここで少し待つと、もし更新があればポップアップが表示されます。渡航の1週間前くらいに確認しておくと安心です。新しい国や地域の通信情報が追加されていることもあるので、やっておいて損はありません。
データローミングはオフが基本?賢い使い分け方
「海外ではデータローミングをオフにすべき」という話、聞いたことありませんか?これは半分正しくて半分間違い。
確かに、定額プランに加入せずにデータローミングをオンにすると、とんでもない金額になる可能性があります。実際に「ちょっと地図を見ただけなのに帰国後3万円の請求が…」という体験談も珍しくありません。
でも、キャリアの定額プランに加入していれば話は別。むしろオンにしておかないと、せっかくの定額サービスが使えません。
つまり大事なのは、自分がどんなプランに入っているかを把握すること。それによって、ローミング設定のオンオフを判断する必要があるんですね。
キャリア別!おすすめの海外プランと設定のコツ
ドコモユーザー向け
ドコモの場合、「海外パケ・パケ」という1日単位の定額プランが主流です。地域によって料金が変わるので、渡航先が決まったら必ず確認を。
あと意外と知られていないのが、「世界そのままギガ」。これは月額980円で、日本のギガをそのまま海外でも使えるサービス。毎月料金が発生するけど、年数回海外に行く人にはお得な場合も。
auユーザー向け
auは「世界データ定額」が基本。到着後に電源を入れるだけで自動的にサービスが開始されるケースが多いです。
ただ、ここで注意したいのが通信方式。国によって4Gと3Gで料金が違うことがあるので、「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」で優先ネットワークを確認しておくと安心です。
ソフトバンクユーザー向け
ソフトバンクは「海外パケットし放題」が代表的なプラン。アメリカに行く場合は「アメリカホットスポット」という特別プランがあったりするので、渡航先専用のプランがないかチェックしてみてください。
実は選択肢がたくさん!ローミング以外の通信手段
現地SIMカードという選択肢
キャリアのローミング以外にも、実はいろんな通信手段があります。その代表格が現地SIMカード。
現地についてから空港などでSIMを買って、iPhoneに差し替えて使う方法です。現地の料金で通信できるので、とても安いのが魅力。ただ、日本の電話番号が使えなくなるのが難点ですね。
あと、最近のiphoneはSIMロックフリーが当たり前になってきましたが、古い機種だとSIMロックがかかっている場合も。渡航前にキャリアに確認しておきましょう。
eSIMが便利すぎる理由
ここ数年で一気に普及したのがeSIM。物理的なSIMカードを入れ替える必要がなく、オンラインで購入したプランを設定するだけで使えます。
対応しているのはiPhone XS以降のモデル。QRコードをスキャンするだけで設定が完了するので、SIMの小さなカードを落とす心配もありません。
何よりすごいのが、日本の番号をそのまま残せること。データ通信だけeSIMにして、電話やSMSは日本の回線を使うという使い分けができるんです。
おすすめのeSIMプロバイダーとしては、AiraloやUbigi、Holaflyあたりが定番。数千円で数GB使えるプランが多く、短期旅行なら十分すぎる容量です。
ポケットWi-Fiもまだまだ現役
複数人で旅行するなら、ポケットWi-Fiも有力な選択肢。一台借りればみんなで使えるので、コストパフォーマンスがいいんですよね。
ただ、持ち運びの手間とバッテリー切れの心配はつきもの。「荷物はなるべく減らしたい」という人には向かないかもしれません。
通信量をグッと減らす!iPhoneの裏技設定7選
どんな通信手段を選んでも、通信量そのものが少なければ安心ですよね。ここでは、海外で通信量を抑えるためのiPhone設定をまとめました。
1. バックグラウンド更新をオフに
「設定」→「一般」→「バックグラウンド更新」
これをオフにするだけで、アプリが勝手にデータを更新するのを防げます。SNSアプリなんかは特に効果大。
2. Wi-Fiアシストを無効化
「設定」→「モバイル通信」→一番下の「Wi-Fiアシスト」
Wi-Fiが弱いときに自動でモバイル通信に切り替わる機能。親切機能なんですが、海外では意図せぬ通信の原因になります。必ずオフにしましょう。
3. アプリごとに通信制限
同じく「モバイル通信」の画面を下にスクロールすると、アプリごとにモバイルデータ通信のオンオフができます。動画アプリや大容量ゲームはオフにしておくと安心。
4. iCloud写真の同期を制限
「設定」→「写真」→「モバイルデータ通信」
ここをオフにすれば、写真のアップロードがWi-Fi接続時だけになります。旅行中に何百枚も写真を撮る人は特に重要。
5. アプリの自動アップデート停止
「設定」→「App Store」→「モバイル通信」
これをオフにすれば、アプリのアップデートによる大容量通信を防止できます。
6. プッシュ通知を最小限に
「設定」→「通知」で、本当に必要なアプリ以外はオフに。プッシュ通知一つ一つにも実はちょっとしたデータ通信が発生しています。
7. マップはオフラインで使う
Googleマップなら「オフラインマップ」機能で、事前にエリアをダウンロードしておけます。現地で地図を見るたびに通信する必要がなくなるので、かなりの節約に。
トラブルを防ぐ!渡航前の準備リスト
実際に海外で困らないために、出発前にやっておくことをリストにしました。
- キャリアに連絡:渡航先と期間を伝え、最適なプランを確認
- 定額プラン加入:事前申し込みが必要なケースが多いので早めに
- 設定場所の確認:ローミング設定がどこにあるか実際に操作して確認
- 利用制限の確認:動画見放題なのか、速度制限はあるのかなど
- eSIMの事前購入:使うなら日本にいる間に購入・設定まで済ませる
- オフラインマップの保存:必要なエリアをダウンロード
現地で気をつけるべき3つのポイント
1. 到着時の確認
飛行機を降りて電源を入れたら、画面左上に表示されるキャリア名をチェック。現地の通信会社の名前が出ていれば、ローミングは正常に機能しています。
2. SMSを見逃さない
キャリアによっては、現地到着後に「利用開始の案内SMS」が届きます。その指示に従って操作が必要な場合もあるので、SMSは必ず確認しましょう。
3. 通信量の監視
「設定」→「モバイル通信」で、現在の通信利用量が確認できます。定額プランに制限がある人は、こまめにチェックする習慣をつけると安心です。
帰国後の忘れがちな2つのこと
海外から帰ってきたら、やっておくべきことがあります。
まず、データローミングをオフに戻すこと。機内モードを解除したら、設定を確認してオフになっていることを確かめてください。海外でオンにした設定は、自動では戻りません。
それから、利用明細の確認。帰国後最初の請求書は必ずチェックして、見覚えのない料金が含まれていないか確認しましょう。
まとめ:準備8割、現地2割で海外iPhoneライフを楽しもう
いかがでしたか?iPhoneのローミング設定は、決して難しいものではありません。ポイントは、渡航前にしっかり準備しておくこと。
キャリアのプランを理解して、自分に合った通信手段を選ぶ。そしてiPhoneの設定を最適化して、無駄な通信を抑える。これさえできれば、海外でも日本にいるときと同じように快適にiphoneを使えます。
地図を見ながら街を散策したり、素敵な写真をその場でシェアしたり。旅行の楽しみ方は、スマホがあることでぐっと広がります。正しい知識で準備して、思い出に残る海外旅行にしてくださいね。
