サイクリング中のスピードや距離を正確に計測してくれる「Garmin(ガーミン)」のスピードセンサー。とても便利なアイテムですが、ある日突然データが取れなくなったり、サイコンとの接続が切れたりして焦ったことはありませんか?
その原因、実は「電池切れ」であることが多いんです。今回は、ガーミン(ガーミン)のスピードセンサーに使われている電池の種類から、交換方法、交換の目安までをわかりやすく解説します。
スピードセンサーの電池は何を使っている?
ガーミン(ガーミン)のスピードセンサーには、ボタン型電池の CR2032(3V) が採用されています。コンビニや家電量販店でも簡単に手に入るタイプで、ユーザー自身が交換できる設計になっています。
このCR2032はコイン電池の中でもメジャーなもので、ほかのセンサーや体重計、リモコンなどにも使われています。つまり、わざわざ専用の電池を探さなくてもいいのが嬉しいポイント。
ガーミン(ガーミン)公式では、「1日1時間の使用で約1年(12か月)持続」が目安とされています。ただし、使用環境や温度、ライド頻度によって寿命は前後します。
電池切れのサインを見逃さない
スピードセンサーは、電池が切れても音やアラートで知らせてくれるわけではありません。そのため、気づかないまま走ってしまうことも。
実は、タイヤを2回転ほどさせたときにLEDが赤く点滅するのが、電池残量が少なくなったサインです。
また、スマートフォンのGarmin Connectアプリやサイクルコンピューター上で、スピードセンサーが「未接続」になったり、データが途切れがちになったりするのも電池切れの兆候です。
さらに、反応が鈍くなったり、距離が異常に短く表示される場合も要注意。こうしたサインが出たら、早めに電池を交換しておきましょう。
電池交換の目安は「約1年」
一般的には、購入から1年ほどが交換時期の目安です。
たとえば週末ライド中心で月に数回の使用なら1年以上持つこともありますが、通勤やトレーニングで毎日使っている場合は半年〜10か月ほどで電池切れになるケースもあります。
また、気温の低い冬場は電池の消耗が早まる傾向があります。ガーミン(ガーミン)のセンサーはマイナス20度でも動作しますが、寒冷地での使用では実際の持ちが短く感じられるかもしれません。
LEDの赤点滅を確認したら、なるべく早く交換するのが安心。ツーリングやイベント直前に電池が切れると痛いので、1年を過ぎたら予防的に交換しておくのもおすすめです。
ガーミン スピードセンサー電池の交換方法
実際の電池交換はとても簡単。工具を使わずに行えるので、自宅で数分あれば完了します。
- センサーを自転車から外す。
ホイールやハブに装着されているセンサーを、固定用のバンドを外して取り外します。 - 本体裏の電池カバーを開ける。
センサーの裏面を見ると、丸いカバーがあります。「OPEN」と「LOCK」のマークがあるので、コインや指で反時計回りに回して開けます。 - 古い電池を取り出す。
中にあるCR2032を外します。このとき、金属工具でこじると接点を傷つけるおそれがあるので注意。 - 新しい電池をセットする。
新しい電池を入れる前に、極性(+/−)を確認しましょう。ガーミン(ガーミン)の場合、マイナス面が蓋側になる向きで入れます。 - Oリングの確認。
カバー周囲にある黒いゴムパッキン(Oリング)は防水の要です。ずれていたり汚れていたら、ティッシュなどで軽く拭いてからセットします。 - カバーを閉じる。
電池を入れたら、カバーを時計回りに回して「LOCK」に合わせます。しっかり閉まっていれば隙間はほとんどありません。 - 作動確認。
ホイールを2回ほど回すと、LEDが数回赤・緑に点滅します。これが正常起動のサイン。
これで交換完了です。慣れれば3分もかかりません。
電池交換時の注意点
電池交換は簡単ですが、ちょっとしたミスでセンサーが動かなくなることもあります。以下のポイントを押さえておきましょう。
- 極性の向きを間違えない。
+と−を逆にすると起動しません。電池の刻印がある面がどちらを向いているか確認しましょう。 - Oリングを傷つけない。
ゴムパッキンが切れたり外れたりすると防水性が失われます。交換時にゴミやホコリが付着していないかチェックを。 - 無理な力をかけない。
カバーを強く押したり、金属ドライバーでこじ開けるのはNG。割れや変形の原因になります。 - 交換後は動作チェックを忘れずに。
ホイールを回してLED点滅を確認し、サイコンやスマホアプリで認識されるか確かめましょう。
交換後に反応しないときの対処法
もし交換してもLEDが光らない、センサーが認識されない場合は、次の手順を試してみてください。
- 電池を一度抜き、30秒ほど待ってから再度入れる(リセット効果あり)。
- カバーをきちんと閉め直す(ロック位置まで回っていない場合が多い)。
- 端子部分が汚れていないか確認し、柔らかい布で軽く拭く。
- スマホやサイコン側でデバイス登録を削除し、再ペアリングする。
これでも反応しない場合は、センサー本体の故障の可能性もあるため、ガーミン(ガーミン)のサポート窓口に相談するのが安心です。
電池はどこで買う?おすすめの購入先
CR2032は非常に一般的な電池なので、入手には困りません。
- コンビニ(セブンイレブン、ファミリーマートなど)
- 家電量販店(ヨドバシ、ビックカメラなど)
- ネット通販(Amazon、楽天市場)
数百円で購入でき、まとめ買いも可能です。品質面ではパナソニックやソニー、マクセルなどの国内メーカー製が信頼性が高いです。安価なノーブランド製でも使えますが、持続時間が短いと感じるレビューもあるため、できればブランド品を選びましょう。
予備をサドルバッグや工具箱に1つ入れておくと、出先で急に電池が切れても安心です。
電池交換を長持ちさせるコツ
新しい電池に替えたら、少しでも長く使いたいもの。以下のような工夫で寿命を延ばせます。
- 使用後は自転車を屋内に保管して、高温多湿や直射日光を避ける。
- 長期間乗らないときは、センサーを一度外しておく。
- 洗車時は高圧洗浄を避け、Oリング周辺に水が溜まらないようにする。
ちょっとした配慮で、電池の持ちが数か月変わることもあります。
ガーミン(ガーミン)のスピードセンサー電池交換方法と交換時期の目安(まとめ)
最後にもう一度ポイントを整理します。
- ガーミン(ガーミン)のスピードセンサーには CR2032 電池を使用。
- 寿命の目安は約1年(使用頻度によって前後)。
- LEDの赤点滅が電池交換のサイン。
- 交換は工具不要で簡単。極性とOリングに注意。
- 交換後に反応しない場合は、電池の向き・蓋の締め直し・再ペアリングを試す。
センサーの電池交換は、慣れてしまえば本当に手軽です。年に一度のメンテナンスとして、タイヤの空気圧チェックと一緒に「電池も新しくしておこう」と覚えておくと、ツーリング中のトラブルを防げます。
信頼できるセンサーで、今日も快適なライドを楽しみましょう。
