子どものスマホデビュー、いつにしようか迷ってる?
周りを見れば友達どんどん持ってるし、防犯のためにも持たせたほうがいいのかな。でも与えちゃうとゲームばっかり、LINEばっかりってなるのも嫌だし…。キッズケータイにするか、iPhoneにするか、そもそもスマホじゃなくていいのか。
そんなモヤモヤ、めちゃくちゃわかります。
うちも小5の息子に持たせるまで、半年くらい悩みました。キッズケータイも調べたけど、結局選んだのは中古のiPhone SE。しかもキャリアじゃなくて格安SIMで運用してます。
結論から言うと、「iPhoneはキッズケータイにならない」は思い込みです。
スクリーンタイムというApple純正の機能を使えば、キッズケータイ以上に細かく、そしてスマートに制限できます。この記事では、実際にわが家でやっている設定術をぜんぶ公開します。
- そもそもiPhoneをキッズケータイ代わりにするのはアリなのか
- まず知っておきたい。iPhone標準のペアレンタルコントロール「スクリーンタイム」
- 【設定術1】ファミリー共有で子どものApple IDを作成する
- 【設定術2】「購入のリクエスト」で課金を完全シャットアウト
- 【設定術3】Webフィルタリングは「許可されたWebサイトのみ」が確実
- 【設定術4】ダウンタイムで寝る時間はスマホ断ち
- 【設定術5】位置情報共有をオフにできないようにロックする
- 競合記事にはない。さらに踏み込んだ上級者設定
- 料金の話。iPhoneキッズケータイ化は月1000円台でできる
- よくある質問。小学生のiPhoneあるある
- 最後に。制限だけが子育てじゃない
そもそもiPhoneをキッズケータイ代わりにするのはアリなのか
正直なところ、アリどころかオススメです。
キッズケータイのいいところは「余計な機能がない」こと。でもその裏返しで、LINEができない、友達とスタンプのやりとりができない、GPSの精度がイマイチ…という声も聞きます。
一方、iPhoneは最初からフル機能がついてます。大事なのは最初の設定だけ。ここさえちゃんとやれば、キッズケータイよりずっと安全に、そして子どもの成長に合わせてゆるめていくこともできます。
しかも月額費用は、キッズケータイより安く済むケースがほとんど。
もちろんデメリットもあります。初期設定にちょっとだけ手間がかかることと、子どもが中学生になって「制限外して」と交渉してくること(笑)。でもそれは成長の証だと思ってます。
まず知っておきたい。iPhone標準のペアレンタルコントロール「スクリーンタイム」
iPhoneにはスクリーンタイムという、保護者が子どもの端末を管理する機能が最初から入っています。
これを使えば、こんなことがぜんぶiPhoneだけで完結します。
- 平日は1時間まで、土日は2時間までなどアプリの使用時間制限
- 寝る時間になったら画面がグレーアウトするダウンタイム
- アプリのインストールや課金を保護者の承認制にする
- 有害なWebサイトを自動ブロック
- 子どもが今どこにいるか位置情報を共有
Androidのキッズケータイには月額フィルター代がかかるものもありますが、スクリーンタイムは完全無料。
しかもiOSのアップデートでどんどん進化しているので、2026年現在ではかなり細かい制御ができるようになってます。
【設定術1】ファミリー共有で子どものApple IDを作成する
iPhoneをキッズケータイ化する最初の一歩。それがファミリー共有のセットアップです。
親のiPhoneで「設定」→「ファミリー」→「メンバーを追加」→「子どものアカウントを作成」。
ここで重要なのが、子どもの年齢は正確に入れること。13歳未満のApple IDは自動的に「保護者の承認が必要」設定になります。誕生日をごまかすと、この制限が効かなくなるので絶対にやめましょう。
アカウント作成が終わると、子どものiPhoneにこんな通知が飛びます。
「パパ/ママがこのiPhoneの設定をお手伝いします」
子どもがそのまま承認すれば、親のiPhoneから子どものスクリーンタイムを遠隔設定できるようになります。わざわざ子どものiPhoneを触らなくても、リビングの自分のiPhoneから制限かけられるって、めちゃくちゃ楽です。
【設定術2】「購入のリクエスト」で課金を完全シャットアウト
これ、ほんとに必須です。
子どもにiPhone持たせる親の最大の恐怖って、アプリ内課金じゃないですか。「勝手に課金してた」なんて請求が来たら心臓止まりますよね。
ファミリー共有で子どものアカウントを作ると、自動で「購入のリクエスト」がオンになります。
この設定が入っていると、子どもがアプリをダウンロードしようとしたとき、親のiPhoneにこんな通知が。
「〇〇が〇〇円のアプリを購入しようとしています。許可しますか?」
もちろん無料アプリでも通知がきます。子どもが何を入れようとしてるのか、ぜんぶ把握できるんです。
うちの場合、小5の息子は無料ゲームでも毎回「入れていい?」と聞いてきます。面倒といえば面倒だけど、会話のきっかけになるし、何より課金事故ゼロなので安心です。
【設定術3】Webフィルタリングは「許可されたWebサイトのみ」が確実
キッズケータイとiPhoneの最大の違いは、Webブラウザの制限のかかりやすさです。
スクリーンタイムの「コンテンツとプライバシー制限」→「コンテンツ制限」→「Webコンテンツ」と進むと、3つの選択肢があります。
- 制限なし
- 成人向けWebサイトを制限
- 許可されたWebサイトのみ
うちでは一番厳しい「許可されたWebサイトのみ」を選んでいます。
ここで選べるのは、アップルが公式に「子ども向け」と認めたサイトのみ。YouTubeもGoogleもLINEも、初期状態ではぜんぶ見れません。
「えっ、それじゃ使えないじゃん」と思いました? 大丈夫です。
このリストの一番下に 「ブックマークに追加」 という項目があって、ここに子どものiPhoneで使わせたいサイトを1つずつ手動で追加できます。
うちの場合、Yahoo!きっず、NHK for School、LINE、YouTube、学校の宿題サイト(ロイロノート)を追加しました。最初の設定はちょっと面倒ですが、一度やってしまえば終わりです。
「成人向けWebサイトを制限」だと、たまにすり抜けがあるらしいので、小学生のうちはこっちのほうが安心です。
【設定術4】ダウンタイムで寝る時間はスマホ断ち
「夜なかなかスマホを手放さない」
「布団の中まで持っていって、朝バッテリーがゼロ」
これ、あるあるですよね。
スクリーンタイムのダウンタイムは、設定した時間帯になるとアプリのアイコンがグレーアウトして、タップしても開けなくなります。
わが家では21:00〜6:30に設定。この時間は電話とメッセージアプリだけが使えます。「緊急時に連絡が取れない」という不安もないし、子どもも納得してます。
ダウンタイム中でも使いたいアプリは「常に許可」に追加できます。うちでは「LINE」だけは入れています。友達からの連絡が夜遅くに来るわけじゃないけど、万が一のときのために。
【設定術5】位置情報共有をオフにできないようにロックする
子どもにiPhone持たせる理由の一つが防犯ですよね。でも子どもって、友達に「GPSで監視されてるのダサくない?」とか言われると、自分で設定いじってオフにしちゃうことがあります。
スクリーンタイムのすごいところは、設定アプリ自体の変更を制限できるところです。
「コンテンツとプライバシー制限」→「プライバシー」→「位置情報サービス」→「変更を許可しない」
これをオンにすると、子どもが勝手に位置情報共有をオフにできなくなります。
さらに「探す」アプリも同じように制限をかけておけば、紛失時も安心。うちは一度、塾の帰りに自転車のカゴに置き忘れたことがありましたが、近所のコンビニで見つかりました。
競合記事にはない。さらに踏み込んだ上級者設定
ここまでは割と有名な設定ですが、ここからは競合サイトではあまり紹介されていない、ちょっとマニアックなテクニックです。
スクリーンタイムの“抜け穴”を塞ぐ
スクリーンタイムを知ってる子どもは、こういう裏ワザを試すことがあります。
iPhoneの日付を変えて、ダウンタイムを無効にする
これを防ぐには、子どものiPhoneで「設定」→「一般」→「日付と時刻」→「自動設定」がオフにならないよう制限します。スクリーンタイムの「変更を許可」から、この項目を触れなくできます。
DNSフィルタリングでサイトブロックを強化
スクリーンタイムのWebフィルタは優秀ですが、完全ではありません。
そこで併用したいのがNextDNSというサービス。iPhoneに「構成プロファイル」という形で設定すると、あらゆる有害サイトをDNSレベルでブロックしてくれます。
しかも基本無料。月30万クエリまでなら課金不要で、小学生1人の使用なら余裕で収まります。
設定は少し難しいので、ネットで「NextDNS iPhone 子ども」と検索すれば詳しい手順が出てきます。少し頑張ればできて、セキュリティレベルは格段に上がりますよ。
料金の話。iPhoneキッズケータイ化は月1000円台でできる
気になるのがお金ですよね。
わが家の内訳を公開します。
端末
- 中古iPhone SE(第2世代):22,000円(イオシスで購入)
- バッテリー最大容量:87%
- ケース+フィルム:1,500円
月額費用
- 楽天モバイル(0〜3GBプラン):1,078円
- フィルタリング:0円(スクリーンタイム)
年間コスト
1年目:約3万5千円(端末代含む)
2年目以降:約1万3千円
キッズケータイ(ドコモのケータイプラン+端末分割)だと、月々1,500円〜2,000円、2年で4万円くらいかかります。それと比較すると、2年目以降は圧倒的にiPhone+格安SIMのほうが安いんです。
中古iPhoneが不安なら、Apple認定の整備済製品もおすすめ。保証も付いてて安心です。
よくある質問。小学生のiPhoneあるある
Q. 学校でiPhone禁止って言われた
A. わが家の小学校も同じです。でも、朝は自宅に置いて、帰宅後に塾に行くときだけ持たせる運用でクリアしてます。SIMなし(Wi-Fi専用)で使ってる家庭も多いですよ。
Q. Androidキッズケータイとどっちがいい?
A. LINEや友達関係を重視するならiPhone。とにかく壊れにくくてシンプルがいいならキッズケータイ。うちは「友達と同じ体験がしたい」という息子の希望でiPhoneにしました。
Q. 設定を子どもにバレずに変えたい
A. スクリーンタイムのパスコードは、子どもの知らない4桁にしてください。誕生日や「0000」は絶対NG。それだけでだいぶ違います。
Q. アプリの課金はどうやって防ぐ?
A. クレジットカードは絶対に登録しないこと。App Storeギフトカードでチャージ式にするか、ファミリー共有の「購入のリクエスト」をオンにしておけば、課金はすべて親の承認が必要になります。
最後に。制限だけが子育てじゃない
ここまでiPhoneのキッズケータイ化について、がっつり制限の話をしてきました。
でも、最後にちょっとだけ。
スクリーンタイムでできることは、あくまできっかけ作りです。
「今日は何のアプリ使ってた?」
「このゲーム、どこが面白いの?」
「LINEで誰と話すのが好き?」
そんな会話が、子どものスマホライフを守るいちばんの設定だと、わたしは思ってます。
うちの息子も、最初は制限ばかりで不満そうでした。でも「なぜ制限するのか」を話し合って、一緒にルールを決めてからは、自分から「9時になったからスマホ置くね」と言うようになりました。
iPhoneは、正しく設定すれば最強のキッズケータイになります。
この記事の設定をひとつずつ試して、あなたの家族にぴったりの使い方を見つけてくださいね。
