「ガーミンとアップルウォッチ、どっちを買えばいいの?」
この質問、実はかなり多いんです。どちらも人気のスマートウォッチブランドですが、方向性がまったく違います。
この記事では、それぞれの強みや使い勝手をわかりやすく整理しながら、「自分に合うのはどっちか」をじっくり見ていきます。
ガーミンとアップルウォッチ、それぞれの特徴をざっくり整理
まずは両ブランドの立ち位置から。
Apple Watch(アップルウォッチ) は、iPhoneと完全連携するスマートウォッチの代表格。通知・通話・電子決済・アプリ操作など、日常生活を便利にする「ミニスマホ」としての機能が抜群です。
一方で Garmin(ガーミン) は、元々GPS機器メーカーとしてスタートしたブランド。ランニングや登山などスポーツ分野で圧倒的な信頼があり、「トレーニングや健康データの精密さ」を重視した作りになっています。
つまり、
- 日常使い・スマホ連携重視 → Apple Watch
- 運動・健康管理・長時間バッテリー重視 → Garmin
と考えるとイメージしやすいでしょう。
バッテリー持ちは圧倒的にガーミンが優勢
毎日充電するのが面倒…という人はガーミン一択かもしれません。
ガーミンの多くのモデルは、スマートウォッチモードで約1週間以上稼働。上位モデルでは10日以上持つこともあります。ランニング中や旅行でも充電を気にせず使えるのは大きな魅力です。
対して、アップルウォッチは基本的に1日ごとの充電が必要。最新のSeriesモデルでもバッテリーは約18時間ほど。睡眠ログを取る場合は夜ではなく、短時間の“隙間充電”が前提になります。
毎日充電できる環境があるなら問題ありませんが、「週末キャンプ」「長距離ラン」「出張が多い」などの生活スタイルなら、ガーミンの長持ちバッテリーは心強い味方です。
健康管理とフィットネス機能の違い
両者とも健康データを取れますが、得意分野が違います。
Apple Watchの強み
- 心拍数、血中酸素、心電図(ECG)などの測定機能が高精度。
- 睡眠分析やアクティビティリングなど、日常生活の中での健康習慣づくりに向いている。
- ヘルスケアアプリと連携してデータを一元管理できる。
気軽に健康チェックをしたり、「最近運動してないな」といった気づきを得たい人には最適。
Garminの強み
- VO2 Max(最大酸素摂取量)、Body Battery(体力残量)、ストレス、回復傾向など“深い分析”が得意。
- トレーニングデータの蓄積・比較・分析ができる。
- GPS精度が高く、ランニングや登山などのアクティビティを細かく記録可能。
つまり、**日常の健康意識アップならアップルウォッチ、本格的なトレーニングや体調分析ならガーミン**が向いています。
GPS・アウトドア性能の違い
ガーミンの真骨頂がこの部分。
ガーミンのGPSは非常に正確で、複数の衛星システム(GPS、GLONASS、Galileoなど)に対応。登山やトレイルラン、長距離ライドなど、地図とルートをしっかり記録できます。屋外スポーツでの信頼性は抜群です。
アップルウォッチもGPSを搭載していますが、屋内外を問わず正確さを求めるならガーミンに軍配。特にランニングフォームやペース管理など「走りを改善するための情報」を求める人には、ガーミンが断然おすすめです。
スマートウォッチとしての便利さはアップルウォッチ
一方で、日常の利便性に関してはアップルウォッチが圧倒的。
- 通知やメッセージの確認
- 音声通話やLINE返信
- SuicaやApple Payでのキャッシュレス決済
- 豊富なアプリとの連携
これらが“iPhoneを取り出さずにできる”のは、他のスマートウォッチにはない快適さです。
ガーミンも通知や簡単な音楽再生、Garmin Payといった機能はありますが、エコシステム全体の完成度はアップルに一日の長があります。
デザイン・操作性・使い心地の比較
デザインの方向性も大きく違います。
Apple Watch はスタイリッシュで、スーツにもカジュアルにも合わせやすい。画面も明るく、タッチ操作が直感的です。ベルトのカスタマイズも豊富。
Garmin はややスポーティで、物理ボタン中心の操作感。タッチ操作よりも、ランニング中に汗をかいても扱いやすいよう設計されています。最近は丸型のディスプレイでデザイン性も高いモデルが増えています。
ファッション性重視ならApple Watch、機能美やアウトドア感を求めるならGarminがぴったりです。
価格とコスパの考え方
Apple Watchの標準モデルはおおむね6〜8万円前後(上位は10万円超)。
Garminはモデルによって幅が広く、2万円台から高性能モデルでは10万円を超えるものも。
ただし、Garminはアプリ課金やサブスク不要で使える機能が多く、長期的にはコスパが良いとも言えます。
一方Apple WatchはiPhoneとの連携が前提なので、Androidユーザーにはやや不向きです。
コストだけで選ぶより、「どんな使い方をしたいか」で見るのがおすすめです。
どっちを選ぶ?タイプ別おすすめ
選び方のポイントをまとめると、こうなります。
Apple Watchが向いている人
- iPhoneユーザー
- 通知・決済・通話などを重視したい
- 日常生活の延長として使いたい
- スマート機能をとにかく便利に使いたい
Garminが向いている人
- ランニング・サイクリング・登山など運動が中心
- 体調管理やトレーニングのデータを細かく取りたい
- バッテリーの持ちを重視したい
- Androidユーザーやアウトドア志向
どちらを選んでも後悔はありません。大事なのは“自分の生活スタイルに合うかどうか”です。
2025年注目のモデルをピックアップ
もし今買うなら、以下のようなモデルが人気です。
- Garmin Venu 4 / Forerunner 265
→ 健康管理からスポーツ、日常使いまでバランスが良く、長時間バッテリーも魅力。 - Apple Watch Series 10 / Apple Watch SE
→ iPhone連携を重視するならベスト。特にSEはコスパ重視派に人気。
どちらもデザイン・機能が進化し、かつてより境界があいまいになっています。
それでも、トレーニングを“極めたい”ならGarmin、生活を“スマートにしたい”ならApple Watchという軸は変わりません。
まとめ:ガーミンとアップルウォッチを徹底比較して見えてくる選び方
ガーミンとアップルウォッチは、どちらも素晴らしいスマートウォッチです。
ただし「何を目的に使うか」で最適解は違います。
つまり、テクノロジーで“生活を快適にする”ならアップルウォッチ、
“体を鍛えて整える”ならガーミン、という棲み分けです。
どちらを選んでも、自分のライフスタイルに寄り添ってくれる相棒になるはず。
購入を迷っているなら、まず「自分が何をしたいか」を明確にすることから始めましょう。
そして、次の見出しにもう一度――
ガーミンとアップルウォッチを徹底比較!選び方とおすすめモデル解説。
この記事が、あなたにぴったりのスマートウォッチ選びの参考になれば嬉しいです。
