ランニングウォッチの王道ブランド「ガーミン(Garmin)」から登場した「Forerunner 965」。発売からしばらく経った今でも、話題が尽きない人気モデルです。この記事では、ガーミン965の発売日、特徴、そして前モデルとの違いをわかりやすく紹介します。
単なるスペック紹介ではなく、「実際にどんな人に向いているのか」「どこがすごいのか」を、ランナー目線で深掘りしていきます。
ガーミン965の発売日と価格
ガーミン965(Forerunner 965)は、2023年4月4日に日本で正式発売されました。価格は税込84,800円。カラーはブラック、ホワイト、アンプイエローの3色展開です。
発売当初は「Forerunnerシリーズの最上位モデル」として注目を集めました。前作のForerunner 955から約1年後に登場し、機能面・デザイン面ともに大幅な進化を遂げています。
ガーミンのランニングウォッチは多くのラインナップがありますが、965はその中でも「ハイエンド・プロフェッショナル向け」として位置づけられています。
見た目から変わった!AMOLEDディスプレイの美しさ
まず目を引くのが、ディスプレイの美しさ。ガーミン965では、従来のMIP(メモリインピクセル)液晶から AMOLEDディスプレイ に刷新されました。
この変更により、文字や地図の表示が非常に鮮やかに。屋外の強い日差しの下でも見やすく、夜間のランニングでも視認性が抜群です。
解像度は454×454ドット、画面サイズは1.4インチ。タッチスクリーンにも対応し、操作感もスムーズになりました。スマートフォンのような色鮮やかさと操作性を、ランニングウォッチでも楽しめるようになったのです。
高級感と耐久性を両立するチタンベゼル
見た目の高級感も大きなポイント。ガーミン965は チタンベゼル を採用し、従来のプラスチック素材から大きくグレードアップしました。
軽量で強度が高く、汗や衝撃にも強い。毎日のトレーニングだけでなく、ビジネスシーンやカジュアルな普段使いにもマッチします。
スポーティーなデザインながら、洗練された印象を与えるのが965の魅力です。
驚異のバッテリー性能
AMOLEDディスプレイ採用で「電池持ちが悪くなったのでは?」と心配する人も多いですが、実際は非常に優秀です。
・スマートウォッチモード:最大23日間
・GPSモード:最大31時間
この数値は、日常使いでもフルマラソンでも十分すぎるレベル。ランニングやトレイル、トライアスロンなど長時間のアクティビティにも耐えられます。
トレーニング機能が大幅進化
ガーミン965の真骨頂は、やはりトレーニング機能の充実ぶりです。
・ランニングパワー計測
走行中の出力(ワット)をリアルタイムで測定。ペースや心拍だけでなく、力の使い方まで可視化できるようになりました。
・トレーニング負荷の「比率分析」
短期的・中期的なトレーニング負荷のバランスを自動で算出。オーバートレーニングを防ぎ、効率的にパフォーマンスを上げる指標になります。
・トレーニングレディネス
睡眠、ストレス、心拍変動、トレーニング履歴を総合的に分析し、「今日、どのくらい体が動けるか」をスコア化してくれます。
・マルチスポーツ対応
ランニング、サイクリング、スイム、トライアスロンなど30種類以上のアクティビティに対応。ひとつの時計で複数競技をこなせるのは大きな魅力です。
地図機能とナビゲーションも強化
ガーミン965には、カラー地図とナビゲーション機能が標準搭載されています。
走行ルートをあらかじめ設定すれば、画面上で方向を確認しながら走ることが可能。トレイルランや知らない街でのランにも最適です。
また、高度情報やルートのアップダウンも可視化できるため、レースやロングランの戦略を立てる際にも役立ちます。
睡眠・健康管理も抜かりなし
トレーニングだけでなく、日常の健康管理にも強いのがガーミン965。
・睡眠ステージ(深い眠り・浅い眠り・レム睡眠)
・ストレスレベル
・心拍数・呼吸数・血中酸素濃度
・朝の「モーニングレポート」
毎朝、睡眠状態や体の回復度、天気、スケジュールなどをまとめたレポートが自動表示されます。日々のコンディションを把握しながら、生活リズムを整えられるのが魅力です。
前モデル「Forerunner 955」との違い
「955から買い替えるべき?」という疑問を持つ人も多いでしょう。
主な違いは次の通りです。
- ディスプレイ:MIP → AMOLED(視認性が大幅アップ)
- 素材:ポリマー → チタン(高級感と耐久性)
- 操作性:ボタン操作中心 → タッチ対応(スマートウォッチ感覚)
- デザイン:より薄型・軽量化
- バッテリー:日常使いでの持ちが向上(GPSモードではやや短縮)
結果として、Forerunner 965は「スポーツ用デバイス」から「高性能スマートウォッチ」へと進化したといえます。
下位モデル「Forerunner 265」との違い
下位モデルの265も同じくAMOLEDディスプレイを搭載していますが、965との大きな違いは 地図機能とトレーニング分析機能 の有無です。
265はランニング中心の人向け。一方で965は、マルチスポーツや長距離トレイル、さらにはトレーニングデータを細かく分析したい人向け。
自分が「どのレベルで使いたいのか」で選ぶのがポイントです。
965を選ぶべき人とは
ガーミン965が特におすすめなのは、次のようなタイプの人です。
・本格的にランニングやトライアスロンをしている
・トレーニングの質を数値で管理したい
・スマートウォッチとしても使いたい
・デザインや高級感も重視したい
逆に、軽くジョギングを楽しむ程度の人にはオーバースペックかもしれません。価格や機能のバランスを見て選びましょう。
購入前に知っておきたい注意点
・上位モデル「Forerunner 970」が2025年に登場しており、965は旧ハイエンドモデルに。今後のアップデート対応が限定的になる可能性があります。
・AMOLEDディスプレイは美しい反面、長時間のGPS使用では消費電力がやや多め。ウルトラマラソンなどでは設定調整が必要です。
・価格は高めなので、用途に対して過剰でないか見極めが必要です。
ガーミン965の発売日と特徴を総まとめ
ガーミン965は、2023年4月4日に登場したハイエンドランニングウォッチ。
AMOLEDディスプレイやチタンベゼル、トレーニングレディネスなどの最新機能を搭載し、従来モデルを大きく上回る完成度を誇ります。
日常の健康管理から本格的なスポーツトレーニングまで、あらゆるシーンで活躍する1本。
見た目も機能も妥協したくないランナーにとって、今なお魅力的な選択肢です。
ガーミン965の発売日と特徴を知ったうえで、自分のスタイルに最適なウォッチを選んでみてください。
