ガーミンのスマートウォッチで音楽を楽しみたい。そんなときに便利なのが、Amazonミュージックの連携機能です。ランニング中や通勤時など、スマホを持たずに音楽を聴けるのはとても快適。でも、初めて設定する人にとっては「どこからどう始めればいいの?」と感じるかもしれません。
この記事では、ガーミンとAmazonミュージックをつなぐための手順や注意点を、初心者でも迷わず設定できるように分かりやすく解説します。
- ガーミンとAmazonミュージックを連携すると何ができる?
- 対応モデルを確認しよう
- 事前に準備しておくもの
- 接続手順①:Connect IQストアでAmazonミュージックアプリをインストール
- 接続手順②:ウォッチ上でAmazonミュージックを認証
- 接続手順③:プレイリストやアルバムをウォッチに同期
- 注意点①:Wi-Fi接続は必須
- 注意点②:Prime Musicユーザーは曲数に制限あり
- 注意点③:同期トラブルが起きたときの対処法
- 注意点④:ストレージ容量とバッテリーを確認
- 使い方のコツ:運動時にこそ便利
- もしうまく再生できないときは?
- 他サービスとの比較:Spotifyとの違い
- まとめ:ガーミンでAmazonミュージックを聴く方法をマスターしよう
ガーミンとAmazonミュージックを連携すると何ができる?
ガーミンの一部のモデルでは、Amazonミュージックをウォッチに直接ダウンロードし、オフラインで再生できます。つまり、スマホを持ち歩かなくても音楽を聴けるということ。ランニングやジム、サイクリングなど、動きの多いシーンで大活躍します。
Amazonミュージックのプレイリストやアルバムをウォッチに同期すれば、Bluetoothイヤホンを接続するだけで再生が可能です。操作は手首のボタンやタッチパネルで完結。再生・停止・スキップもスマートウォッチ上でサッと行えます。
対応モデルを確認しよう
まず大前提として、すべてのガーミンがAmazonミュージックに対応しているわけではありません。音楽再生機能(Music対応モデル)が搭載されているデバイスでのみ利用できます。主な対応モデルは以下のとおりです。
- Forerunner 245 Music
- Forerunner 255 Music
- Forerunner 745
- Forerunner 945
- Venu
- Venu 2
- Venu Sq Music
- Fenix 6
- Fenix 7
- Epix (Gen 2)
- Instinct 2 Music
購入時には、モデル名に「Music」と付いているか、公式サイトで「音楽保存機能あり」と記載されているかを確認しておくのがおすすめです。
事前に準備しておくもの
接続をスムーズに行うためには、いくつかの準備が必要です。以下をチェックしておきましょう。
- Garmin Connect Mobile アプリ(スマートフォンにインストール)
- Garmin Express(パソコンで利用する場合)
- Amazonミュージックのアカウント(Prime Music または Amazon Music Unlimited)
- Wi-Fi接続環境(楽曲同期に必須)
- Bluetoothイヤホン(ウォッチで再生するため)
特にWi-Fiは重要です。GarminはWi-Fi経由で楽曲をダウンロードするため、設定していないと同期が始まりません。
接続手順①:Connect IQストアでAmazonミュージックアプリをインストール
- Garmin Connect Mobile アプリを起動し、ウォッチとスマホをペアリングしておきます。
- メニューから「Connect IQ ストア」を開きます。
- 検索バーで「Amazon Music」と入力し、アプリを見つけたら「インストール」をタップ。
- 接続中のGarminウォッチを選んでアプリをインストールします。
モデルによっては最初からAmazonミュージックアプリが入っていることもあります。その場合はこの手順をスキップしてOKです。
接続手順②:ウォッチ上でAmazonミュージックを認証
- Garminウォッチのメニューから「音楽」→「音楽プロバイダ」を開き、「Amazon Music」を選択。
- 画面に認証コードが表示されます。
- スマートフォンまたはパソコンで
amazon.com/code(日本ではamazon.co.jp/code)にアクセス。 - Amazonアカウントでログインし、ウォッチに表示されたコードを入力。
- 認証が完了すると、ウォッチのAmazonミュージックアプリが有効になります。
この認証を済ませないとプレイリストのダウンロードができません。初回のみ必要なステップです。
接続手順③:プレイリストやアルバムをウォッチに同期
認証が完了したら、実際に音楽をウォッチに入れてみましょう。
- ウォッチでAmazonミュージックアプリを開く。
- 「マイミュージック」からプレイリストやアルバムを選択。
- 「同期(Download)」を選ぶと、Wi-Fi経由でウォッチへのダウンロードが始まります。
- ダウンロードが完了したら、Bluetoothイヤホンをペアリングして再生できます。
プレイリストによっては同期に時間がかかることがあります。Wi-Fi環境の安定した場所で行うのがポイントです。
注意点①:Wi-Fi接続は必須
Garminウォッチへの楽曲ダウンロードはWi-Fi経由でのみ行われます。モバイル通信では同期ができません。自宅のルーターなどに一度接続設定をしておくと、その後の更新がスムーズです。
注意点②:Prime Musicユーザーは曲数に制限あり
Amazonミュージックの無料枠(Prime Music)でもGarmin連携は可能ですが、選べる曲数やプレイリスト数が限定されます。
もし自分で作成したプレイリストを同期したい場合や、より多くの曲を保存したい場合は、Amazon Music Unlimitedへの加入を検討してもいいでしょう。
注意点③:同期トラブルが起きたときの対処法
「プレイリストが表示されない」「同期が止まる」といったトラブルは少なくありません。よくある原因と解決策をまとめておきます。
- Wi-Fiが切断されている → 再設定してから再同期
- Amazonアカウントの認証切れ → 再度ログインして再認証
- Garmin Connect Mobileとの通信不良 → スマホ側のBluetoothを再接続
- 楽曲数が多すぎる → プレイリストを分割して同期
Garminウォッチの再起動を行うと改善する場合もあります。焦らず一つずつ確認してみましょう。
注意点④:ストレージ容量とバッテリーを確認
Garminウォッチは内部ストレージに限りがあります。保存できる曲数はモデルによって異なり、数百曲〜数千曲程度が目安です。
また、同期時や再生時にはバッテリーを消費するため、できるだけ充電を済ませてから行うのがおすすめです。
使い方のコツ:運動時にこそ便利
GarminでAmazonミュージックを使う最大の魅力は、スマホを持たなくても音楽が聴けること。特にランニングや筋トレなど、身軽さが求められるシーンで真価を発揮します。
たとえば、朝のジョギングではウォッチとイヤホンだけで完結。スマホを落とす心配もなく、集中して走ることができます。再生中の曲を手元のボタンでスキップしたり、ボリュームを調整したりできるのも便利です。
もしうまく再生できないときは?
Garmin本体やAmazonミュージックのソフトウェアアップデートが影響している場合もあります。最新版に更新してから試すと改善することがあります。
また、Amazon側の仕様変更により、一時的に同期機能が制限されるケースも報告されています。その場合はGarmin公式サイトやサポート情報をチェックしておきましょう。
他サービスとの比較:Spotifyとの違い
GarminではSpotifyやDeezerなど他の音楽サービスも利用可能です。Spotifyとの違いは次のとおり。
- Amazonミュージックはプレイリストのオフライン同期が比較的簡単。
- Spotifyは「ライブラリ」管理が得意で、PC経由の同期がスムーズ。
- AmazonミュージックはAmazonエコシステムとの相性がよく、EchoやFireタブレットなどとも連携しやすい。
どちらを選ぶかは、普段使っているサブスクリプション次第。すでにAmazonプライムを利用しているなら、Amazonミュージックとの連携が自然です。
まとめ:ガーミンでAmazonミュージックを聴く方法をマスターしよう
ガーミンでAmazonミュージックを聴くには、対応モデルの確認・アプリのインストール・Wi-Fi設定・アカウント認証という4つのステップを踏めばOKです。初回設定は少し手間ですが、一度済ませてしまえばウォッチだけで音楽を楽しめるようになります。
オフライン再生ができるので、外出先やトレーニング中もストレスフリー。GarminとAmazonミュージックを組み合わせて、スマートで快適な音楽ライフを楽しみましょう。
