スマートウォッチを使っていると、「LINEの通知が来ない」「急に振動しなくなった」「メッセージが反映されない」といった経験をしたことはありませんか?
せっかく便利なデバイスなのに、通知が届かないと意味がないですよね。
実は、LINE通知が来ない原因の多くは「設定」や「接続」に関するちょっとした見落としにあります。
今回は、誰でもすぐに実践できる 5つの設定方法 を中心に、スマートウォッチでLINE通知が来ないときに試してほしい対処法をわかりやすく解説していきます。
1. スマホ側の通知設定をまずチェックする
まず最初に確認したいのは、スマートフォンの通知設定です。
スマートウォッチは、スマホの通知を転送する仕組みで動いています。つまり、スマホ自体でLINEの通知がオフになっていると、ウォッチにも届きません。
iPhoneの場合
- 「設定」アプリを開く
- 「通知」→「LINE」を選択
- 「通知を許可」をONにする
- 「プレビューを表示」を「常に」または「ロックされていないとき」に設定
特に「プレビューを表示」が「しない」になっていると、ウォッチ側に内容が転送されないケースがあります。
Androidの場合
- 「設定」→「アプリと通知」→「LINE」
- 「通知の表示」がONになっているか確認
- カテゴリ別に「メッセージ」「グループトーク」などの通知もONにする
また、スマホが「おやすみモード」や「通知を制限する省電力モード」になっていないかも忘れず確認してください。これが意外と盲点です。
2. Bluetoothの接続・ペアリングを確認する
LINEの通知が来ない原因の約半分は、Bluetoothの接続不良です。
スマートウォッチとスマホの距離が離れすぎていたり、通信が不安定な状態だと通知が届きません。
確認ポイント
- スマホの「設定」→「Bluetooth」で、ウォッチが「接続済み」になっているか
- 接続が切れている場合は、一度ペアリングを解除して再接続
- 両方のデバイスを再起動してリフレッシュ
iPhoneユーザーは特に注意
iPhoneでは、Bluetooth設定画面に表示されるウォッチ名の右側に「i」マークがあります。
ここをタップし、「システム通知を共有」がOFFになっていないか確認してください。iOSのアップデート後にこの設定が勝手に切れることがあります。
3. 通知アクセスやアプリの権限を見直す
スマートウォッチへ通知を送るには、スマホのアプリが通知へのアクセス権限を持っている必要があります。
ここがOFFになっていると、どれだけ再接続しても通知は来ません。
Androidの設定
- 「設定」→「アプリと通知」→「特別なアプリアクセス」
- 「通知へのアクセス」→スマートウォッチの管理アプリ(Wear OSなど)をONにする
また、Androidのバージョンによっては「電池の最適化」が通知遅延の原因になることも。
該当アプリを「最適化しない」に設定しておきましょう。
iPhoneの設定
iPhoneでは、Bluetoothペアリング時に「このデバイスのシステム通知を共有しますか?」という表示が出ることがあります。
ここで「許可しない」を選んでしまうと、LINE通知が転送されません。
一度ペアリングを解除し、再接続して「許可する」を選び直せばOKです。
4. スマートウォッチ側の通知設定も忘れずに
ウォッチ本体の設定も要チェックです。
中には、初期状態で通知が一部OFFになっているモデルもあります。
一般的な確認方法
- スマートウォッチの専用アプリ(GloryFit、Zepp、Galaxy Wearableなど)を開く
- 「アプリ通知」または「通知管理」の項目を探す
- 「LINE」が通知対象になっているかを確認
- ウォッチの「機内モード」「シアターモード」「おやすみモード」がONになっていないか
また、スマートウォッチのバッテリーが少ないと通知機能が制限されることもあります。
残量が20%を切っている場合は、まず充電してから再テストしてみましょう。
5. 最終手段:再起動・再ペアリング・アップデート
ここまで試しても通知が来ない場合は、システムのリセットやアップデートを検討しましょう。
試すべき手順
- スマホとウォッチを両方再起動
- スマホのBluetooth設定からウォッチを「登録解除」
- 専用アプリを一度削除→再インストール
- ペアリングをやり直す
- スマホのOSとウォッチのソフトウェアを最新バージョンに更新
特にiPhoneユーザーで、iOS更新後に急に通知が届かなくなった場合は、この手順で解決することが多いです。
また、格安スマートウォッチの中には通知転送機能が不安定なものもあり、「通知が来たり来なかったりする」という口コミも少なくありません。
この場合はメーカーのFAQやサポートセンターへの問い合わせも検討しましょう。
LINE通知を安定させるための小さなコツ
設定を見直したら、最後に次の3つを意識しておくとトラブルを防げます。
- スマホとウォッチは常に近くに置く(Bluetooth通信距離は約10m)
- スマホのバッテリー節約アプリを使わない
- LINEを長期間起動していないときは一度開いて同期を促す
通知が届かない最大の原因は「通信と権限」。
つまり、スマホとウォッチの信頼関係を保つことが、安定したLINE通知の秘訣です。
スマートウォッチでLINE通知が来ない時に試すべき5つの設定方法まとめ
LINEの通知がスマートウォッチに届かないときは、焦らず順に確認すればほとんどのケースで改善できます。
- スマホのLINE通知設定をONにする
- Bluetooth接続を確認・再接続
- 通知アクセス・権限設定を許可
- ウォッチ側の通知・モード設定を調整
- 再起動・再ペアリング・アップデート
これらを一通り試せば、ほとんどの「通知が来ない問題」は解決するはずです。
スマートウォッチは日々のコミュニケーションをもっと快適にしてくれる相棒。
少しの設定見直しで、あなたの手首にLINE通知がまた戻ってくるでしょう。
