ゲーミングPCの電源容量目安は?グラボ別に必要W数を徹底解説

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ゲーミングPCを自作するとき、意外と見落とされがちなのが「電源ユニットの容量」。
「グラボの推奨電源が〇〇Wって書いてあるけど、本当にそれで足りるの?」という疑問を持った人も多いはずです。
この記事では、最新GPUの消費電力傾向を踏まえながら、どんな電源容量を選べばいいのかをわかりやすく解説していきます。


電源容量を決める前に知っておきたい基礎知識

まず押さえておきたいのは、「PCはパーツごとに電力を消費している」ということ。
特にゲーム用途ではGPUとCPUが電力消費の大部分を占めます。

ゲーム中の一瞬の負荷(スパイク電力)が高まると、定格容量ギリギリの電源では電圧が安定せず、突然の再起動やブラックアウトの原因にもなります。
だからこそ、「定格に余裕をもたせる」ことが重要なんです。

目安として、実際の消費電力よりも20〜30%ほど余裕のある容量を選ぶのが安全ライン。
これによって電源効率も上がり、発熱や騒音も抑えられます。


電源の効率と安定性を左右する「80 PLUS」認証とは

容量だけでなく「効率」にも注目しましょう。
電源ユニットには、変換効率を示す「80 PLUS(エイティプラス)」という規格があります。

たとえば、

  • Bronze:効率82〜85%
  • Gold:効率87〜90%
  • Platinum:効率90%以上

というように、ランクが上がるほど電力ロスが少なく、省エネで安定性も高いです。
長期的な電気代やパーツ寿命を考えると、Gold以上を選ぶのがコスパ的にもおすすめです。


グラフィックボード別・電源容量の目安

ここからは、代表的なGPUをもとに電源容量の目安を紹介します。
実際にはCPUや周辺機器、冷却構成によって前後しますが、あくまで「安定動作を狙うライン」として参考にしてください。

RTX 3060/RX 7600クラス(エントリー~ミドル)

このクラスのグラボは比較的消費電力が控えめで、システム全体のピークも300〜450W程度
余裕を考えると550〜650Wの電源を選ぶのが安心です。

ストレージやファンを増設しても、このレンジで十分カバーできます。
初心者が最初に組むゲーミングPCなら、650WのGold電源を選べば長く使えます。


RTX 4070/RX 7800 XTクラス(ハイミドル)

WQHDや4K解像度でも快適に動かせる性能帯です。
実消費は500〜650W前後に達することがあり、負荷の高いタイトルでは700Wを超えることもあります。

そのため、750〜850Wクラスの電源を選ぶと余裕があります。
ATX 3.0対応や12VHPWR(16ピン)ケーブル対応モデルを選んでおくと、将来のアップグレードにも対応可能です。


RTX 4080/RX 7900 XTXクラス(ハイエンド)

ハイエンドGPUは性能だけでなく電力要求も大きく、700〜900Wクラスのピーク電力を想定すべきです。
推奨は850〜1000Wの電源ユニット

特にRTX 4080以上になると、瞬間的なスパイク電力が500〜600Wを超えることもあります。
電源側がしっかり対応していないと、安定動作に支障が出ることもあるため注意が必要です。


RTX 4090クラス(フラッグシップ)

現在市販されている中でも最上位の消費電力を誇るGPU。
公称値でも450W前後、瞬間的には600W超のスパイクが観測されることもあります。

CPUにCore i9Ryzen 9を組み合わせると、システム全体で800〜1000W超
メーカーによっては1000〜1200W電源を推奨しています。

将来のアップグレードや冷却強化も考えると、1000W以上のGoldまたはPlatinumクラスを選ぶのが安心です。


「余裕を持つ」とはどういうことか

「余裕を持った電源を選ぼう」とよく言われますが、実際にはどの程度の余裕が必要なのでしょう?

基本的には「システムの想定最大消費電力 × 1.3」が目安です。
たとえば、実測で450W使うなら、450 × 1.3=約600W。
この場合、650W電源を選んでおけばほぼ間違いありません。

また、電源ユニットは定格出力の50〜60%あたりで最も効率が良い設計になっています。
つまり、「ギリギリ動く容量」よりも「少し余裕がある容量」を選んだほうが、電気効率も良く、寿命も延びるというわけです。


電源選びで注意したいポイント

電源容量以外にも、チェックしておきたい点があります。

  • コネクタ数・種類
    ハイエンドGPUでは「12VHPWR」や「PCIe 8ピン×3本」など、特定のケーブルが必要な場合があります。
    購入前に対応状況を確認しましょう。
  • 品質・保証
    信頼性の高いメーカー(Seasonic、Corsair、Cooler Masterなど)を選ぶと、保証期間が長く、安定性も高いです。
  • 冷却性能と静音性
    長時間のゲームプレイでは電源自体が発熱します。
    ファン制御がしっかりしているモデルや、セミファンレス設計を選ぶと静かに使えます。
  • 将来の拡張性
    ストレージ増設や冷却強化、LEDライティングなどを考えると、電力需要はじわじわ増えます。
    1段階上の容量を選ぶだけで、数年先まで安心して使えます。

容量を下げすぎたときに起きるトラブル

容量が足りない電源を使うと、どんな問題が起きるのでしょうか?
代表的な症状を挙げておきます。

  • ゲーム中やベンチマーク中に突然の再起動
  • ファンの異音や電源ユニットの発熱増大
  • 長期使用での寿命低下
  • GPUやマザーボードの保護回路が働き、性能が発揮できない

特に高負荷タイトルをプレイするゲーマーは、電源の安定性がFPSやフレームドロップにも関わると考えてよいでしょう。


まとめ:ゲーミングPCの電源容量目安は余裕をもって選ぼう

最後にもう一度、電源容量の目安を整理します。

そして何より大切なのは、「余裕を持たせる」こと。
定格ギリギリの電源を選ぶと安定性を欠き、長期的にコストがかかる結果になります。

ゲーミングPCは高性能パーツの集合体。
その心臓部である電源を軽視せず、信頼できるメーカーの高効率モデルを選ぶことで、
安定したゲーム体験と静かな環境、そして長寿命なPCライフを手に入れましょう。

あなたのPC構成に合った電源容量をしっかり見極めて、後悔しない自作を。

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