ゲームを快適に楽しむうえで欠かせないのが「ゲーミングPC」と「モニター」。
でも、いざ買おうと思うと「どれを選べばいいの?」「どのスペックが必要?」と迷いますよね。
この記事では、初心者でも失敗しないゲーミングPCとモニターの選び方を、セットでわかりやすく解説します。
ゲーミングPCとは?まずは基本を理解しよう
ゲーミングPCとは、一般的なパソコンよりも高い処理性能を持ち、ゲームを滑らかに動かすために設計されたモデルです。
特に重要なのが以下のパーツ。
- CPU(プロセッサ):パソコン全体の頭脳。ゲームの演算やAI処理を担当。
- GPU(グラフィックボード):映像を描くための専用パーツ。ゲーム性能を決める“心臓部”。
- メモリ(RAM):同時に動かすアプリや処理の容量。16GB以上が安心。
- ストレージ(SSD):データを保存する場所。SSDだとゲームの起動や読み込みが速くなります。
つまり、CPUとGPUの性能バランスが重要です。どちらか一方が弱いと、全体のパフォーマンスが落ちます。
初心者におすすめのゲーミングPCスペック
「どのくらいの性能があれば快適に遊べるの?」という疑問、ありますよね。
目安として、プレイしたいゲームとモニター性能に合わせて考えるのがコツです。
- エントリーレベル(1080p・60Hz~144Hz)
軽めのゲーム中心なら、CPU:Ryzen 5/Core i5、GPU:RTX 3050~4060で十分。 - ミドルレンジ(1440p・144Hz~240Hz)
最新タイトルやグラフィック重視なら、CPU:Ryzen 7/Core i7、GPU:RTX 4070クラス。 - ハイエンド(4K・240Hz以上)
映像美を極めたい、配信もしたいなら、GPU:RTX 4080/4090あたり。
予算を抑えるなら、GPU内蔵型のNEWLEAGUE Ryzen5 5600Gモデルのような構成もおすすめです。
一方で、長く使いたいならRTX 4070以上を視野に入れると安心。
モニター選びで重要なポイント
PCを選ぶときと同じくらい、モニター選びも大事。性能を引き出す「相棒」です。
チェックすべき要素は以下のとおりです。
- 解像度:映像の細かさを決める指標。
- フルHD(1920×1080) → 最も一般的で安価。
- WQHD(2560×1440) → 画質と動作のバランスが良い。
- 4K(3840×2160) → 美麗な映像だが、高性能PCが必要。
- リフレッシュレート:1秒間に画面を更新する回数(Hz)。
- 60Hz → 一般的。
- 144Hz → ゲーミングの基本ライン。
- 240Hz以上 → FPSなど反応速度が求められるゲーム向け。
- 応答速度:画面の切り替え速度。1msなら快適。
- パネルタイプ:
- IPS → 発色・視野角に優れる。
- TN → 応答速度が速く、FPSに向く。
- VA → コントラストが高く、映像作品にも強い。
初心者には「WQHD・144Hz・IPSパネル」あたりがちょうどいいバランスです。
PCとモニターをセットで選ぶときのポイント
実は、ゲーミングPCとモニターは“別々に考えない”ことが大切です。
性能のバランスが取れていないと、せっかくの機能を活かせません。
① モニターに見合うGPUを選ぶ
たとえば、144Hzモニターを選んだのにPCが60fpsしか出せない場合、違いを感じられません。
GPUが十分な性能を持っているかを確認しましょう。
② PC性能を活かせるモニターを選ぶ
逆に、ハイエンドPCを持っているのに60Hzモニターだと性能が無駄になります。
PCとモニター、どちらの“限界値”も把握しておくことが大事です。
③ 接続端子にも注意
最新のDisplayPortやHDMI 2.1に対応しているか確認。
古いケーブルを使うと、リフレッシュレートが制限されることもあります。
おすすめのモニター実例
- BenQ MOBIUZ EX2710Q
27インチWQHD・144Hz対応。IPSパネルで発色が良く、価格と性能のバランスが優秀。 - ASUS VG279Q
フルHD・144Hzの定番モデル。コスパ重視で初めての1台に最適。 - JAPANNEXT JN-IPS27G1632UF
27インチ・IPSパネル・165Hz対応。日本ブランドで安心感もあり。
エントリーなら2万円台、中級クラスなら5万円前後が目安です。
おすすめのゲーミングPC実例
- NEWLEAGUE Ryzen5 5600Gモデル(約8万円)
内蔵GPUでライトゲーマーに最適。低予算で始めたい人に。 - NEXTGEAR JG-A5G60(約14万円)
RTX 4060搭載。WQHD+144Hz構成にも対応。人気の中級機。 - NEXTGEAR JG-A7G60(約17万円)
RTX 4070搭載。少し上を目指したい人に。 - Alienware Area-51(約58万円)
RTX 4090搭載のハイエンドモデル。4Kや配信も余裕の性能。
「これから長く使うなら、予算を1〜2万円上げて中級クラスを選ぶ」ほうが、結果的にコスパが良いケースも多いです。
よくある失敗と回避策
- モニター性能を活かせないPCを買ってしまう
→ GPUとリフレッシュレートの関係を事前に確認。 - 高性能PCなのに安価なモニターで妥協
→ 画質や滑らかさがボトルネックに。144Hz以上を目安に。 - 設置環境を考えていない
→ モニターサイズ・机の奥行き・視距離を確認。24〜27インチが使いやすい。 - ケーブル・端子の確認不足
→ HDMI 2.1やDisplayPort 1.4以上の対応をチェック。 - 冷却や電源を軽視
→ 長時間プレイするなら冷却性能も重視しよう。
購入前のチェックリスト
- どんなゲームをどんな設定で遊びたいかを明確にする。
- モニターの解像度・リフレッシュレートを把握。
- GPUが出せるフレームレートを確認。
- 接続端子とケーブル規格をそろえる。
- 設置環境(机・椅子・視距離)を考慮する。
- 将来のアップグレードも見据えて選ぶ。
これを順に確認すれば、大きな失敗はほぼ防げます。
まとめ:ゲーミングPCとモニターのおすすめセットを賢く選ぼう
ゲーミングPCとモニターのセット選びは、「バランス」がすべて。
PCの性能を活かせるモニターを選び、モニターの機能を引き出せるPCを選ぶ――この両立が理想です。
初心者なら、
「WQHD・144Hzモニター」×「RTX 4060〜4070クラスPC」
この組み合わせが失敗しにくく、コスパも良好。
最後にもう一度。
ゲーミングPCとモニターのおすすめセットは、あなたのプレイスタイルに合わせて選ぶのが一番の正解です。
迷ったら“自分がどんなゲーム体験をしたいか”を基準に、最高のセットを見つけましょう。
