「小型でも本格的にゲームがしたい」「自分のデスクやリビングにスマートに置けるパソコンがほしい」──そんな願いを叶えてくれるのが、いま話題の“ミニPC”タイプのゲーミングPCです。ここ数年で性能も飛躍的に向上し、デスクトップ並みの処理能力を持ちながらも、手のひらサイズまで小型化されたモデルが続々と登場しています。
今回は、そんな「持ち運びも可能なゲーミングPCミニPCおすすめ7選」をテーマに、選び方のポイントから最新モデルの特徴までを一気に紹介していきます。
ミニPC・小型ゲーミングPCとは？
「ミニPC」は、一般的なデスクトップPCの構成を小型筐体に収めたパソコンのこと。中にはわずか2〜3リットルの容積しかないモデルもあり、テレビ台やモニターの裏にもすっきり設置できます。
かつては「小型＝性能が低い」というイメージが強かったものの、最近はCPUやGPUの省電力化が進み、ミニPCでもAAAタイトルを快適に動かせる時代になりました。高性能グラフィックを搭載したモデルなら、FPSやアクションゲームでも十分に戦えます。
そして、持ち運びできる“ポータブル型ゲーミングPC”の登場も大きな流れのひとつ。ノートPCや携帯ゲーム機のような形状で、どこでもPCゲームを楽しめるデバイスが人気を集めています。
選び方のポイント
1. 性能バランス（CPU・GPU・冷却）
ゲーミング用途では、まずCPUとGPUの性能が最重要です。
CPUはCore i7／Ryzen 7以上、GPUはNVIDIA GeForce RTXシリーズやAMD Radeon搭載モデルが目安。加えて、冷却性能がしっかりしているかどうかもチェックしましょう。
筐体が小さいミニPCでは熱がこもりやすく、冷却が弱いと性能を維持できません。レビューで「静音性」「熱処理」などの評価も確認しておくと安心です。
2. 拡張性と接続端子
USB4／Thunderbolt、HDMI、DisplayPort、LANポートなど、外部接続の豊富さもポイント。
将来のアップグレードを見据えるなら、メモリやSSDが交換・増設できるかどうかも確認しましょう。
また、Wi-Fi 6EやBluetooth 5.3など最新規格に対応していると、ワイヤレス環境でも安定して使えます。
3. サイズと携帯性
「持ち運びも可能」という観点では、2〜3リットルクラスのミニPCや、ハンドヘルド型ゲーミングPCが狙い目です。
ACアダプタを含めた重量、電源コードの取り回し、持ち歩く頻度などを考慮し、ライフスタイルに合ったサイズを選ぶのがおすすめです。
小型でも高性能！ゲーミングPCミニPCおすすめ7選
ここからは、実際に評価が高く、性能・デザイン・使い勝手のバランスに優れた7機種を紹介します。
1. ASUS ROG Ally
ASUSが展開する携帯型ゲーミングPC。Windows 11搭載で、SteamやEpic GamesなどPCゲームがそのまま遊べます。
AMD Ryzen Z1 Extremeプロセッサと高輝度120Hzディスプレイを備え、家庭用ゲーム機のような感覚で持ち運びも快適。外部GPUドック（XG Mobile）と接続すれば、据え置きゲーミングPCとしても活用可能です。
2. Lenovo Legion Go
Lenovoの最新ハンドヘルドPC。大画面8.8インチのQHD+ディスプレイを搭載し、視認性と没入感が抜群です。
コントローラー部分が着脱可能で、デスク上に本体を置いてプレイする“セミ据え置き”スタイルも選べます。旅行先や外出先でも、据え置き級のパフォーマンスを実現します。
3. MSI Claw A1M
Intel Core Ultraプロセッサを採用した携帯型モデル。AI処理にも対応しており、動画編集や配信にも強い設計。
筐体デザインは手にフィットし、RGBイルミネーションも搭載。ゲーミングらしい高級感が光ります。
「軽量なのに本格派」を求めるユーザーにおすすめです。
4. GPD Win Mini
クラウドファンディング発の人気ブランドGPDが手掛ける超小型PC。7インチサイズの本体ながら、Ryzen 7 7840Uを搭載し、最新ゲームも快適に動作します。
ミニノートのようなキーボード付きデザインで、ビジネス用途と兼用することも可能。携帯性を最優先する人に最適です。
5. Minisforum UM790 Pro
デスクトップ型ミニPCの代表格。AMD Ryzen 9 7940HSとRadeon 780M GPUを搭載し、AAAゲームにも対応。
手のひらサイズのボディながら、M.2スロット2基・DDR5メモリ対応・Wi-Fi 6Eと、拡張性も十分。
静音性の高さと安定した冷却性能が評価され、据え置きでも持ち運びでもバランス良好です。
6. ACEMAGIC M1 Mini PC
Intel Core i9を搭載した高性能モデル。見た目はシンプルですが、動画編集や3Dゲームまで快適に動かせる実力派です。
省スペースながら冷却ファンが二重構造になっており、長時間のプレイでも熱をためにくいのが特徴。
仕事とゲームを両立したい社会人ゲーマーにも人気があります。
7. CHUWI ミニPC ゲーミングモデル
コストを抑えたい人にぴったりなエントリーモデル。Core i5クラスのCPUに加え、軽い3Dゲームやオンラインタイトルなら十分な性能を発揮します。
リビングのテレビに接続して、家族で動画鑑賞やカジュアルゲームを楽しむ用途にも最適です。静音性と省電力性の高さもポイント。
小型ゲーミングPCを使うメリット
- 設置場所を選ばない
デスク上、テレビ台、モニター裏など、狭い場所でも置ける自由度の高さが魅力。 - デザイン性が高い
ゲーミングらしいLED演出や近未来的な外観で、インテリアにもなじみやすい。 - 静音・省電力
小型化とともに消費電力も下がり、深夜のプレイでも騒音を気にせず使える。 - 可搬性
モニターや入力デバイスを揃えれば、どこでも自分のゲーム環境を再現可能。 - 多用途に使える
ゲームだけでなく、映像制作・配信・プログラミング・オフィス作業にも応用できます。
注意しておきたいデメリット
小型ゆえの制約もあります。
冷却能力がタワー型より劣るため、長時間プレイではパフォーマンスが低下する可能性があります。また、GPU交換などの拡張ができないモデルが多い点も留意しておきましょう。
加えて、携帯型ゲーミングPCはバッテリー駆動時間が短く、外出先では電源確保が課題になります。
こうした点を理解したうえで、用途に合ったモデルを選ぶのが大切です。
こんな人におすすめ
- 自宅に大きなデスクトップを置きたくない人
- リビングや寝室など限られた空間でゲームを楽しみたい人
- 出張や引っ越しの多いライフスタイルの人
- 仕事用PCとゲーム用PCを1台で兼用したい人
いずれも「省スペース＋高性能」を両立したミニPCなら、満足度の高い選択ができます。
まとめ：持ち運びも可能なゲーミングPCミニPCおすすめ7選！小型でも高性能モデルを厳選で、自分だけのプレイ環境を
ここで紹介した7つのミニPC・携帯型ゲーミングPCは、それぞれが“コンパクトながら高性能”という共通点を持っています。
デスクトップ並みのスペックを小さな筐体に詰め込み、設置や持ち運びの自由度を大幅に広げたモデルばかりです。
ゲーミングPC選びで重要なのは、どこで・どのように使うか。
据え置き型で静かに遊ぶも良し、外出先で友人とゲームを共有するも良し。
あなたのスタイルに合わせた“理想のミニPC”を見つけてください。
小さくても、ゲームの世界は広がります。
次の相棒は、きっと手のひらサイズのゲーミングPCかもしれません。
