「25万円のゲーミングPCって、どれくらいの性能があるんだろう?」
そう思ったことがある人、けっこう多いはずです。
安すぎると性能が不安。でも、30万円以上はちょっと勇気がいる。そんな絶妙なラインにあるのが「25万円前後のゲーミングPC」。
今回はこの価格帯で“本当にコスパのいいモデル”を選ぶための視点と、2025年時点で注目のおすすめPCを紹介します。
25万円のゲーミングPCはどんな性能帯?
まず、この価格帯のゲーミングPCがどんな実力を持っているのかを整理しておきましょう。
25万円クラスは、いわゆる“ミドルハイ~ハイエンドの入り口”。
多くのモデルがフルHD(1080p)はもちろん、WQHD(1440p)解像度でも高設定で快適にプレイできます。
「Cyberpunk 2077」や「ELDEN RING」などの重量級タイトルでも、設定を少し調整すれば4Kプレイも視野に入ります。
配信や動画編集にも対応できるため、ゲーマー兼クリエイターにも人気の価格帯です。
25万円で選ぶときのポイント
1. グラフィックボードは性能の心臓部
この価格帯なら「RTX 5070」や「Radeon RX 7900 XT」クラスが狙い目。
フルHDではもちろん、WQHDでも100fps前後を維持できる実力があります。
4Kでも設定を少し落とせば60fps前後を確保できるので、映像美を楽しみたい人にもおすすめです。
2. CPUはGPUを活かせるものを
CPUが弱いと、せっかくのGPU性能を引き出せません。
狙うべきは「Ryzen 7 7800X3D」や「Core i7-14700F」あたり。
どちらも最新世代のCPUで、マルチタスクや配信、動画編集にも強い構成です。
3. メモリとストレージは“余裕”を持たせる
最低でも16GBメモリ。できれば32GBあれば安心です。
最近のPCゲームはメモリ使用量が増えているため、長期的に見ても余裕を持っておきたいところ。
ストレージは1TB以上のNVMe SSDが理想。ロード時間の短さは、体感性能に大きく影響します。
4. 冷却と電源の品質も忘れずに
25万円クラスになると、パーツの発熱も大きくなります。
水冷CPUクーラーや高性能空冷クーラーを備えたモデルを選ぶと静音性と安定性がアップ。
電源は750W以上・80PLUS認証付きが安心ラインです。
この価格帯で「できること」「少し厳しいこと」
できること
・ほぼ全てのゲームをWQHDで快適プレイ
・動画編集、配信、3D制作などの重め作業もスムーズ
・高リフレッシュレート(144Hz〜165Hz)のモニター活用
・長期的にスペック不足を感じにくい構成
少し厳しいこと
・4K解像度+最高設定+144Hzといった“全部盛り”はさすがに負荷が大きい
・将来的な超重量級タイトルでは、設定調整が必要になる可能性
・RGB演出など見た目重視のモデルは、構成のバランスに注意が必要
25万円前後で買えるおすすめゲーミングPC8選
ここからは、実際に注目を集めているモデルを紹介します。
※価格は変動します。購入時は最新情報をご確認ください。
① NEXTGEAR JG-A7G70(マウスコンピューター)
Ryzen 7 7800X3D+RTX 5070搭載。
冷却性の高いケースとバランスの取れた構成で、静音性にも定評があります。
25万円以下でWQHDゲーミングが余裕というコスパの高さが魅力。
② GALLERIA XA7C-R47(ドスパラ)
Core i7-14700F+RTX 4070を搭載。
高速SSDと静音ファンを標準装備しており、配信や編集にも対応。
サポート体制が整っているのも初心者に優しいポイント。
③ OMEN 25L Desktop(HP)
デザイン性と拡張性に優れたモデル。
Ryzen 7 7700+RTX 4070で、1440pのハイスピードプレイも快適。
LED演出が控えめで、落ち着いた外観も人気です。
④ FRGXB760/WS3(FRONTIER)
Core i7-14700F+RTX 4070 Ti搭載ながら価格を抑えた高コスパモデル。
大型ファンで冷却性も高く、長時間プレイにも安定。
⑤ STORM PG-T5070(サイコム)
カスタマイズ性を重視したBTOブランド。
RTX 5070+Ryzen 7 7800X3D構成を中心に、自分好みに調整可能。
パーツ品質が高く、長く使いたい人におすすめ。
⑥ LEVEL∞ Core i7モデル
Core i7-14700F+RTX 4070構成で、配信や動画編集も余裕。
デザイン性が高く、ゲーミングルームにも馴染む外観。
⑦ ASUS ROG Strix G16(ノートPC)
「デスクトップは置けないけど妥協したくない」という人向け。
Core i9+RTX 4070搭載で、外出先でもデスクトップ級のパワー。
冷却構造が優秀で、長時間プレイも安定。
⑧ MSI MAG Infinite S3
シンプルで拡張性に優れたデスクトップ。
RTX 4060 Ti+Core i7構成で、フルHD・WQHD環境なら非常に快適。
価格を抑えたいが品質は妥協したくない人におすすめ。
性能を最大限に活かすためのコツ
25万円のゲーミングPCを買った後に後悔しないためには、使い方にも工夫が必要です。
・ドライバーとBIOSを最新に保つ
・不要な常駐アプリを減らしてCPU負荷を軽減
・室温管理と埃対策で冷却効率を保つ
・モニターや周辺機器も合わせて最適化する
小さな積み重ねですが、これだけでパフォーマンスと寿命が大きく変わります。
買い時と注意点
ゲーミングPCの価格は為替やパーツ需給で変動します。
大型セールやキャンペーン時は、同じ構成で2〜3万円ほど安くなることも。
ただし、あまりに安いモデルには注意。
電源やマザーボードなど、見えない部分の品質が落ちている場合もあります。
長く使うなら、信頼できるBTOメーカーを選ぶのが結果的にお得です。
まとめ:25万円のゲーミングPCで、後悔しない選択を
25万円のゲーミングPCは、「コスパと性能の黄金比」と言っても過言ではありません。
WQHDでも快適に遊べて、配信・編集もこなせるオールラウンダー。
大切なのは、GPUとCPUのバランス、冷却性、そして将来の拡張性。
この記事で紹介した8つのモデルは、どれも価格以上の価値を持つ構成ばかりです。
ゲームも作業も妥協したくないなら、この価格帯がベストな選択肢。
25万円で買うゲーミングPCは、まさに“価格以上の性能”を手にできる一台です。
