仕事中にiPhoneがブルッと震えるたびに、集中が途切れてしまう——そんな経験、ありませんか?
プライベートのLINE、ゲームアプリの通知、SNSの「いいね!」…ちょっとした通知の積み重ねが、思っている以上に仕事の効率を奪っているんです。
カリフォルニア大学の研究によると、一度通知で作業が中断されると、元の集中状態に戻るまで平均23分もかかるんだとか。これ、めちゃくちゃもったいないですよね。
でも大丈夫。iphoneには、そんな悩みを一気に解決してくれる「仕事モード」が標準で搭載されているんです。
今回は、このiPhoneの仕事モードを最大限に活用する方法を、現場目線で徹底的に解説していきます。「なんとなくマナーモードにしてた」という人も、これを読めばiPhoneが頼もしい仕事パートナーに変わるはずです。
知っておきたい!従来のマナーモードと仕事モードの決定的な違い
まず最初に押さえておきたいのが、「マナーモード」と「仕事モード(フォーカスモード)」の違い。
iPhoneの側面についてるあのスイッチ、通称「マナーモードスイッチ」。これを下げると着信音が消えますよね。でも、これって「音が消えるだけ」なんです。
画面は明るく光るし、通知バナーはバンバン上がってくる。肝心の「集中」という意味では、実はあまり効果がなかったりします。
一方、iOS15から搭載された仕事モード(正式名称:フォーカスモード)は、次元が違います。
- 見たい通知だけを選べる
- ホーム画面自体を仕事用に入れ替えられる
- 時間や場所で自動的に切り替わる
つまり、「音を消す」ではなく「情報そのものをコントロールする」のが、新しい仕事モードなんです。この発想の転換が、生産性を大きく左右します。
仕事モードの基本設定:最初にやるべき3つのステップ
それでは、実際に設定を始めていきましょう。「設定」アプリの中にある「フォーカスモード」が、今回の主役です。
仕事用フォーカスを作成する
「設定」→「フォーカス」と進み、右上の「+」ボタンをタップ。「仕事」を選べば、デフォルトである程度設定された状態でスタートできます。
でも、ここからが本番。デフォルトのままじゃもったいないので、自分仕様にカスタマイズしていきましょう。
許可する通知を選ぶ(これが超重要)
仕事モードの真髄は「何をブロックするか」ではなく「何を通すか」を決めること。
「許可App」では、仕事中に本当に必要なアプリだけを選びます。たとえば僕の場合:
- Slack(会社の連絡)
- Gmail(仕事用メール)
- Googleカレンダー(予定管理)
- Notion(タスク管理)
これだけ。LINEやX(旧Twitter)、ゲームアプリは入れません。
ここでよくある失敗が「念のためLINEも入れておこう」という考え。それ、やめたほうがいいです。友達からのどうでもいい連絡まで来ちゃいますから。
どうしても家族からの緊急連絡だけ受けたい場合は、「許可連絡先」で特定の人だけを通す設定にしましょう。これで必要な連絡は逃さず、不要な通知はシャットアウトできます。
仕事専用ホーム画面を作り込む
仕事モードのもう一つのキラー機能が、ホーム画面の切り替えです。
仕事モードをオンにしたときだけ表示される、専用のホーム画面ページを作れるんです。
やり方は簡単:
- 仕事モードの設定画面で「ホーム画面」をタップ
- 「特定のページ」を選ぶ
- 仕事で使うアプリだけを集めたページをチェック
これで、仕事モード中はゲームアプリや動画アプリが視界に入らなくなります。「つい開いちゃった…」という誘惑を、物理的に断ち切れるわけです。
自動で切り替わる仕組みを作る:時短の極意
「でも、毎回手動で仕事モードに切り替えるの面倒くさい…」
大丈夫。iPhoneには自動化機能が備わっています。
時間で切り替える
会社員の方なら、勤務時間に合わせるのが一番シンプル。
- 9:00になったら仕事モードON
- 18:00になったら仕事モードOFF
「設定」→「フォーカス」→「仕事」→「スケジュールを追加」で、曜日ごとの時間設定ができます。これで切り替え忘れゼロに。
場所で切り替える
リモートワークの人や、営業で外出が多い人におすすめなのが位置情報トリガー。
会社の最寄り駅に着いたら仕事モードON、自宅の最寄り駅に着いたらOFF…なんて設定も可能です。
ただ、位置情報を常に使うとバッテリー消費が気になるので、その点だけ注意してくださいね。
アプリ起動で切り替える
ちょっとマニアックだけど便利なのが、特定アプリの起動をトリガーにする方法。
たとえば、会社のカレンダーアプリを開いたら自動的に仕事モードになる。逆に、ゲームを開いたら仕事モードが解除される…なんて使い方もできます。
シーン別:これが理想の仕事モード設定だ
ここからは、実際の職種や働き方に合わせた設定例を紹介します。自分のスタイルに近いものを参考にしてみてください。
ケース1:営業職・対外折衝が多い人
ゴール:取引先で失礼のないように完全無音に。でも会社からの緊急連絡は見逃さない。
設定のポイント:
- 許可アプリ:電話、メッセージ、会社のチャットツールだけ
- 許可連絡先:上司、会社の代表番号、家族
- 着信音:許可連絡先は「緊急突破を許可」で鳴らす
- ロック画面:情報漏洩防止のため非表示推奨
これで、大事な商談中に「ポケモンGOが起動しました」なんて恥ずかしい事態も防げます。
ケース2:リモートワーク・デスクワーカー
ゴール:Slackやメールの見落としゼロ。でもSNSの誘惑はシャットアウト。
設定のポイント:
- 許可アプリ:Slack、Teams、Gmail、カレンダー、タスク管理ツール
- フォーカスフィルタ:メールアプリは仕事用アカウントのみ表示
- ホーム画面:許可アプリだけが並んだ専用ページを作成
- 共有フォーカスステータス:ON(同僚に「今集中してる」と伝わる)
特にフォーカスフィルタは革命的。仕事モード中はカレンダーに「ゴルフレッスン」とかのプライベート予定が表示されなくなるので、集中力が全然違います。
ケース3:クリエイティブ職・深い集中が必要な人
ゴール:数時間、一切の妨害なく目の前の作業に没頭する。
設定のポイント:
- 許可アプリ:なし(でもタイマーやホワイトノイズアプリは例外で許可)
- 許可連絡先:なし(本当の緊急時は2回コールで突破してもらう)
- ロック画面と通知:完全にオフ
ここまでやると最初は不安になるかもしれません。でも、「誰も連絡してこなかった」という事実が逆に集中力を高めてくれます。
仕事モードをさらに便利にする上級者テク
基本を押さえたら、次は一歩進んだ使い方にチャレンジしてみましょう。
同じApple IDの全デバイスで同期する
MacやiPadもお使いなら、設定の一番上にある「デバイス間で共有」をオンに。
そうすると、iPhoneで仕事モードをオンにしたら、Macも自動的に仕事モードに。通知設定やホーム画面こそデバイスごとに別々に設定できますが、モードのオンオフが同期されるのはかなり快適です。
スクリーンタイムと組み合わせて誘惑を断つ
どうしても開いてしまうアプリがあるなら、スクリーンタイムと仕事モードを組み合わせましょう。
仕事モード発動中は、ゲームアプリやSNSアプリに使用制限をかける設定ができるんです。
「設定」→「スクリーンタイム」→「App使用時間の制限」から、仕事モード中だけ特定カテゴリのアプリをブロック。これで意志の力に頼らずに済みます。
LINEの通知を細かく制御する
「仕事モードにしたのにLINEの通知が来ちゃう!」という声、よく聞きます。
原因はたいてい、「許可App」にLINEを入れちゃってること。LINEを許可すると、友達からの通知もグループ通知も全部来ちゃいます。
仕事でLINEを使わざるを得ない場合は、以下の方法を試してみてください:
- フォーカスモードの設定でLINEは「許可しない」
- でもLINEアプリ自体はホーム画面に残しておく
- 必要なときだけ自分から見に行く
どうしても一部の連絡だけ受信したいなら、LINEアプリ内で「通知オン」にしているトークだけ、フォーカスモードの「アプリ内の通知を許可」設定で個別に通すことも可能です。
まとめ:iPhone仕事モードで、今日から働き方を変えよう
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
iPhoneの仕事モードは、ただの「おやすみモードの進化版」じゃありません。仕事とプライベートを切り替え、本当に集中すべきことにフォーカスするための強力なツールです。
最初から完璧に設定しようとしなくて大丈夫。
- まずは「仕事用」フォーカスを作る
- 許可するアプリを3つだけ選ぶ
- 時間で自動オンオフする
この3つから始めてみてください。きっと、iPhoneとの付き合い方が変わるはずです。
通知に邪魔されない静かな集中時間が増えれば、仕事のクオリティは自然と上がっていきます。今日の帰り道、ちょっとだけ設定画面を覗いてみませんか?
あなたのiPhoneが、ただの連絡ツールから最強の仕事パートナーに変わる瞬間を、ぜひ体験してみてください。
