「あっ、バッテリー残りあと10%しかない!」
そんな時、とっさにオンにするのがiPhoneの低電力モードですよね。
でも、この機能、実はもっと深掘りして使いこなすことで、バッテリー持ちを格段に向上させられるって知ってました?
「設定アプリからオンにするだけ」で終わらせるのは、ちょっともったいない。
今回は、基本の設定方法から、ショートカットを使った裏技、さらには低電力モードと併用したい節電テクニックまで、まるっと徹底解説します。
そもそも低電力モードって何?バッテリーに何が起きてるの?
まずは基本のおさらい。
iPhoneの低電力モードとは、バッテリー残量が少なくなったときに、iPhoneの機能の一部を制限したりパフォーマンスを調整したりして、消費電力を抑えてくれる機能です。
Appleの公式サポートによると、このモードをオンにすると、画面の明るさが若干落ちたり、自動ロックの時間が短くなったり、メールのフェッチ(新着メールの自動確認)が停止されたりします。
ざっくり言うと「iPhoneが省エネモードに切り替わって、残りのバッテリーで少しでも長く頑張ろうとしてくれる」状態ですね。
特に大事なのは、CPUとGPUのパフォーマンスが最適化されるという部分。
処理能力を抑えることで、バッテリーの消費をガマンしているんです。だから、どうしても動作が「もっさり」したと感じる場面が出てきます。
でも、それと引き換えにバッテリーの持ち時間を伸ばせるわけですから、外出先や充電できない状況では、まさに命綱的な存在なんですよね。
【基本編】いますぐできる!低電力モードの設定方法3選
「バッテリーがやばい!」って時に、いち早くオンにしたいですよね。
ここでは、シチュエーション別に3つの設定方法を紹介します。
1. 設定アプリからオンにする(王道)
一番オーソドックスな方法。
- 設定アプリを開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「低電力モード」のスイッチをオンにする
これが基本ですが、アプリを探してタップして…と、実はちょっと手間がかかりますよね。
2. コントロールセンターに追加してサッと起動(おすすめ)
これが一番速い!僕はこの方法を愛用してます。
- 設定アプリを開く
- 「コントロールセンター」をタップ
- 「コントロールを追加」の中から「低電力モード」の左にある「+」ボタンをタップ
これで、画面右上から下にスワイプするだけで、ワンタップでオン・オフが切り替えられるようになります。
バッテリー残量が気になり始めたら、すぐにポチッとできるので、ぜひ設定しておいてください。
3. Siriにお願いする(超簡単)
手が離せない時は、声が一番。
「Hey Siri、低電力モードをオンにして」
これだけで完了です。運転中や料理中でも、さっと対応してくれますよ。
【裏技編】ショートカットで「自動化」してバッテリー寿命まで守る
さて、ここからが本題。iPhoneの低電力モードを真に使いこなすなら、純正アプリ「ショートカット」での自動化が必須です。
これを覚えると、「あっ、オンにするの忘れてた…」なんてことがなくなります。
特定のアプリを開いたら自動でオンにする
例えば、長時間使うことが多い「YouTube」や「ゲームアプリ」。
こういうアプリを開いた瞬間に、自動で低電力モードをオンにする設定ができます。
- 「ショートカット」アプリを開く
- 下部の「オートメーション」タブをタップ
- 「個人用オートメーションを作成」をタップ
- 「App」を選択
- 対象のアプリ(例:YouTube)を選んで「次へ」
- 「アクションを追加」をタップ
- 検索窓に「低電力モード」と入力し、「低電力モードを設定」を選択
- アクションを「オンにする」に設定して「次へ」
- 「実行前に確認」をオフにすれば完了
これで、YouTubeを見始めたら勝手に節電モードに。動画視聴中のバッテリー消費をグッと抑えてくれます。
バッテリー残量が20%を切ったら自動でオンにする
「うっかり忘れてた…」が一番怖いですよね。
バッテリー残量が特定のパーセンテージを下回ったら、自動でオンにする設定も可能です。
- 同様にオートメーションを作成
- トリガーを「バッテリー残量」に設定
- 任意のパーセンテージ(例:30%)を「以下」に設定
- アクションで「低電力モードを設定」「オンにする」を選択
これで、バッテリーが少なくなったら自動でiPhoneが省エネ体勢に入ってくれます。もう焦る必要はありません。
低電力モードで変わること・変わらないこと
「なんでこのアプリの通知が遅いんだろう?」と思ったら、低電力モードが原因かもしれません。
このモードで具体的に何が制限されるのか、知っておくとストレスが減ります。
制限・停止される主な機能
- 5G(は一部制限): 動画ストリーミングなどを除き、基本的に4G(LTE)に切り替わります。
- メールのフェッチ: 新着メールの自動プッシュが停止され、手動で確認する必要があります。
- バックグラウンドのApp更新: アプリがバックグラウンドで情報を更新する機能が停止します。これが一番、節電に効いていると言われています。
- 画面の明るさと自動ロック: 明るさが少し抑えられ、自動ロックまでの時間がデフォルトで30秒に短縮されます。
- ProMotion(リフレッシュレート): iPhone 13 Pro以降の機種では、画面のなめらかさ(120Hz)が制限され、60Hzになります。
- iCloud写真: 写真のアップロードが一時停止されます。
逆に、普通に使える機能
- 通話やメッセージ(iMessage/SMS)の送受信
- インターネット(SafariなどでのWeb閲覧)
- 音楽やビデオの再生(画質や音質はそのまま)
- カメラ機能
- アラームやタイマー
つまり、通信やエンタメを「がまん」するわけではなく、裏側の処理や見た目の演出を少し控えめにすることで、バッテリーを節約しているんですね。
よくある疑問をQ&Aで解決!
読者のみなさんから寄せられそうな疑問を、先回りして解決しておきます。
Q. 充電が80%を超えても低電力モードがオフにならないのはなぜ?
A. 通常、iPhoneの低電力モードは、バッテリーが80%以上まで充電されると自動でオフになります。これが仕様です。
もしオフにならない場合は、一度設定を確認してみてください。まれにバグでオフにならないこともあるので、その時は手動でオフにするか、再起動してみましょう。
Q. 常にオンにしておくことはできる?デメリットは?
A. 設定上は、バッテリーが100%でも手動でオンにすることは可能です。
ただ、デメリットとしては「常にパフォーマンスが制限された状態」になること。サクサク感を求める人にはストレスかもしれません。また、メールのプッシュ通知が遅れるなど、ビジネスシーンで支障が出る可能性もあります。常用するなら、その辺りを理解した上で使いましょう。
Q. バッテリーの劣化を防げるの?
A. 理論上は、低電力モードで発熱を抑えたり、充放電のサイクルを穏やかにすることで、バッテリーへの負担は軽減されると考えられます。完全に「防ぐ」ことはできませんが、バッテリーの健康状態を少しでも長く保つための有効な手段の一つと言えるでしょう。
【上級者向け】低電力モードと一緒にやるべき節電テクニック
最後に、低電力モードだけに頼らない、さらなるバッテリー向上テクニックをいくつか。
- 画面の明るさを手動で下げる:
低電力モードでも画面は少し暗くなりますが、さらにコントロールセンターから手動で下げると効果倍増です。ディスプレイはバッテリーの大食い選手なので、ここを抑えるのが一番効きます。 - 使ってないアプリの位置情報をオフ:
設定 > プライバシーとセキュリティ > 位置情報サービス から、「常に」許可しているアプリがないかチェックしましょう。「このAppの使用中のみ」にしておくだけで、バッテリーの持ちが変わります。 - 「Hey Siri」をオフにする:
常にSiriの呼び出しを待機しているのも、実はちょっとした電力消費につながっています。使わない時はオフにしておくのも一手です。
まとめ:低電力モードを賢く使って、バッテリーストレスから解放されよう
いかがでしたか?
iPhoneの低電力モードは、単なる「緊急時のボタン」ではなく、使い方次第で日常的にバッテリーを長持ちさせる、とても賢い機能です。
特に「ショートカット」を使った自動化は、一度設定してしまえばあとはiPhoneが勝手にやってくれるので、めちゃくちゃ便利。
「バッテリー残量を気にしすぎてソワソワする…」という悩みから、これでおさらばできるかもしれません。
ぜひ今日から、ご紹介した設定方法や裏技を試してみてくださいね。
