みなさん、こんな経験ないですか?
仕事中にプライベートのLINEが届いて集中が切れたり、大切なミーティング中にゲームの通知が画面に表示されたり。在宅ワークが増えた今、iphoneとの付き合い方って、本当に難しいですよね。
「マナーモードにしてるけど、大事な仕事の電話に出られなかった…」
「サイレントにしてたら、子どもの保育園からの連絡に気づかなかった」
そんな悩み、実はiPhoneに標準搭載されている「仕事モード(フォーカスモード)」で解決できちゃうんです。
今回はこの「仕事モード」について、基本から一歩踏み込んだ活用術までまるっと解説します。設定次第で、あなたの集中力と生産性は確実に変わりますよ。
そもそもiPhoneの「仕事モード」って何?
「仕事モード」とは、iOS 15から搭載された「フォーカスモード」という機能の一つ。簡単に言うと、仕事中に必要な通知だけを受け取り、不要な通知をシャットアウトするための「集中スイッチ」みたいなものです。
従来の「マナーモード」が全ての音を消すだけだったのに対し、この仕事モードはもっと賢い。「仕事に関係ある人とアプリからの通知だけを通す」という、まるで優秀な秘書がいてくれるかのような立ち回りをしてくれます。
たとえば、
- 仕事用のメールやチャット(Slack、Chatworkなど)は通知OK
- 取引先の担当者や上司からのLINEは通知OK
- でも友達のグループLINEやゲームの広告通知は全部シャットアウト
こんなことが、自動でできちゃうんです。
なぜ今、仕事モードが必要なのか?
スマホは便利な反面、「常に誰かとつながっている」状態を作り出してしまいます。特にiphoneは高性能だからこそ、SNSやゲーム、ニュースアプリなど、私たちの注意を引こうとする通知が絶え間なく届きます。
アメリカのカリフォルニア大学の研究によると、一度作業を中断されてから元の集中状態に戻るまでにかかる時間は、平均して約23分もかかるとか。つまり、1回のLINE通知で、せっかくの集中が20分以上も吹き飛んでしまう可能性があるんです。
在宅勤務が増えた今、仕事とプライベートの境界線はますます曖昧に。「仕事中は仕事だけに集中したい」というのは、わがままではなく、もはや生産性を保つための必須条件なんですよね。
仕事モードの基本設定。最初にやるべき3ステップ
それでは実際に、あなたのiphoneで仕事モードを設定してみましょう。難しく考える必要はありません。最初の設定さえちゃんとやれば、あとは自動で動いてくれます。
ステップ1:仕事モードを有効にする
- 「設定」アプリを開く
- 「フォーカスモード」をタップ
- 右上の「+」ボタンから「仕事」を選択
これで仕事モードの雛形ができあがります。あとは自分の働き方に合わせてカスタマイズしていきましょう。
ステップ2:「許可リスト」を作る(ここが一番大事!)
仕事モードの核心は「誰から」「何のアプリから」の通知を許可するか。逆に言えば、ここをちゃんと設定しないと、本当に必要な通知も止まってしまうので要注意です。
許可する人の選び方:
- 上司や同僚など、仕事で絶対に連絡を取り合う人
- 重要な取引先の担当者
- 家族(緊急時を考えて入れておくのがおすすめ)
許可するアプリの選び方:
- メールアプリ(Gmail、Outlookなど)
- ビジネスチャット(Slack、Chatwork、Teamsなど)
- カレンダーアプリ
- タスク管理アプリ(Todoist、Asanaなど)
ここでコツをひとつ。連絡先は事前に「仕事用」のグループを作っておくと、設定が一気に楽になります。
ステップ3:ホーム画面を仕事仕様にカスタマイズする
これは見落としがちなんですが、かなり効果的な設定です。
仕事モードがオンの時は、ホーム画面に仕事で使うアプリだけを表示させるようにできます。つまり、ゲームアプリやInstagram、YouTubeなどの誘惑が視界から消えるわけです。
「ついアプリを開いちゃう…」という方は、ぜひ設定してみてください。
仕事モードを自動化して、さらにラクする3つの方法
せっかくの機能、毎回手動でオンオフするのは面倒ですよね。実は仕事モードは、特定の条件で自動的にオンにすることもできるんです。
1. 時間で自動切り替え
「平日の9時から18時まで」というように、曜日と時間を指定して自動で仕事モードをオンにできます。
設定方法:
仕事モードの詳細画面 → 「スケジュールを追加」 → 時間を指定
これで勤務時間になると自動で仕事モードがスタート。終業時間になれば自動で解除されます。まさに「心の切り替えスイッチ」として機能しますよ。
2. 場所で自動切り替え
会社のオフィスに到着したら自動でオンにすることも可能です。
設定方法:
スケジュール追加 → 「位置情報」を選択 → 会社の住所を登録
出社したら自動で仕事モード。退社したら自動で解除。これなら出社日と在宅勤務日が混在している人でも、ちゃんと切り替えができます。
3. アプリ起動で自動切り替え
特定のアプリを開いたら仕事モードがオンになる、という設定もできます。
たとえば「会社のカレンダーアプリを開いたら自動で仕事モード」なんて使い方も。これは知っていると結構便利ですよ。
フォーカスフィルターで、さらに深い集中を
iOS 16から追加されたのが、この「フォーカスフィルター」。通知を制限するだけでなく、アプリの中身そのものを仕事用に切り替えられる、ちょっとマニアックだけど超便利な機能です。
カレンダーを仕事用だけに
仕事モード中は、カレンダーアプリにプライベートの予定を表示しないようにできます。
「え、それってどういうこと?」と思われるかもしれませんが、たとえば「週末の旅行の予定」や「子どもの参観日」が仕事中に目に入ると、なんとなく気が散りませんか?そういうのを物理的に見えなくしてくれるんです。
メールアカウントも切り替え
同じように、メールアプリでも仕事用のアカウントだけを表示させることが可能。プライベートのメールが通知で来ることはもちろん、アプリの中にすら表示されなくなるので、無意識にチェックしてしまう習慣も防げます。
Safariのタブグループも連携
これ、かなりマニアックですが、仕事モード中は特定の「タブグループ」だけを表示させることもできます。
仕事でよく見るサイト(クラウドツールや社内ポータルなど)をあらかじめタブグループにまとめておけば、仕事モードをオンにするだけで、そのグループが自動で表示されるように。いちいちブックマークを探す手間も省けます。
意外と知らない「共有フォーカス状態」のメリット
仕事モードをオンにすると、メッセージアプリで相手に「〇〇が通知をオフにしています」と表示されることがあります。これを「共有フォーカス状態」って言うんですけど、これ、実は人間関係を円滑にする便利な機能だったりします。
たとえば、友達から遊びの誘いが来た時に、仕事中で返信できなかったとします。普通だと「既読スルーした」と思われるかもしれません。でも共有フォーカス状態がオンだと、相手に「今は通知をオフにしているんだな」と伝わるので、わざわざ「あとで返すね」と送らなくても気まずくなりにくいんです。
もちろん、本当に緊急の用事がある時は、相手側で「通知を許可」というボタンが表示されるので、大事な連絡を完全に遮断してしまうこともありません。
仕事モードでやってはいけない3つの失敗
せっかくの機能も、設定を間違えると逆効果に。よくある失敗をあらかじめチェックしておきましょう。
失敗1:「許可リスト」がザルすぎる
「とりあえず友達全員を許可リストに入れちゃえ」というのはNG。それなら最初から仕事モードを使う意味がありません。最初は厳しめに設定して、どうしても必要な人が出てきたら追加する、くらいの心構えでOKです。
失敗2:電話の設定を忘れる
意外と盲点なのが電話。仕事モードの設定で「許可した連絡先」を選んでいる場合、連絡先に登録していない番号からの着信はすべて拒否されます。
「取引先の新規担当者からの電話に出られなかった」なんてことにならないよう、仕事の電話がかかってくる可能性がある番号は、きちんと連絡先に登録しておきましょう。
失敗3:緊急連絡の許可をオフにしている
仕事モードの詳細設定の中に「緊急の連絡を許可」という項目があります。これをオンにしておくと、同じ相手から3分以内に2回連絡があった場合などは通知が通るようになります。
「どうしても本当に緊急の時だけは気づきたい」という場合は、オンにしておくのがおすすめです。
まとめ:仕事モードで、iphoneと上手に付き合おう
iphoneの仕事モードは、単に通知を消すだけの機能じゃありません。「自分が本当に集中すべき時に、本当に必要な情報だけにフォーカスする」ための、いわば思考の整理ツールです。
最初の設定こそ少し手間に感じるかもしれませんが、一度作り込んでしまえば、あとは自動であなたの集中力を守ってくれます。
「なんとなくスマホが気になって仕事が進まない」
「オンとオフの切り替えがうまくできない」
そんな悩みがあるなら、ぜひ今日から仕事モードを試してみてください。きっと、iphoneとの付き合い方が変わりますよ。
