みなさん、こんにちは。
新しいiphoneを買ったときって、本当にワクワクしますよね。
でもその直後、多くの人がこんな迷いを抱えます。
「ゴリラガラスってめっちゃ強いんでしょ? じゃあ、フィルムって実は要らないんじゃない?」
僕自身、iPhone 12 Pro Maxを買ったときに同じことを考えました。「セラミックシールドとか言ってるし、もう画面は最強なんじゃないか」と。
で、フィルムを貼らずに使い始めて……3ヶ月後、細かい傷がライトに反射してうっすら見えるようになりました。
これ、めちゃくちゃモヤモヤしませんか?
「ゴリラガラスなのに、なんで傷つくの?」
「本当に割れにくいの?」
「iPhone 15になって、強度は進化したの?」
この記事では、そういった「なんとなくモヤモヤしている疑問」をぜんぶスッキリさせます。
Appleが公式にはほとんど言及していない「iPhoneとゴリラガラスの本当の関係」。
そして「保護フィルム、結局いるの?いらないの?」という1000円玉くらい悩む問題に、ズバリ結論を出します。
そもそも、iPhoneって「ゴリラガラス」じゃないの?
まず、ここをハッキリさせましょう。
答え:iPhone 11までは“ほぼゴリラガラス”。でも12以降は“別物”です。
驚くかもしれませんが、AppleはiPhone 12以降のモデルで「ゴリラガラス」という言葉を公式には一切使っていません。
代わりに登場したのが「Ceramic Shield(セラミックシールド)」。
Appleの公式リリースでは、
「スマートフォン用ガラスの中で最強」
と誇らしげに書かれています。
でも、ここがポイントなんです。
「Corning社のゴリラガラスです」とは、一言も書いていない。
これは別にAppleが隠しているわけじゃなくて、ブランド戦略なんですよね。
サムスンもGoogle Pixelも、同じCorning社のゴリラガラスを使ってる。
だからAppleとしては「ウチはもっと特別なんだぜ」と見せたい。
そこでセラミックシールドという独自名称を使い始めた、というわけです。
じゃあ、セラミックシールドはゴリラガラスと全然違うのか?
ここがややこしいところで、ベースの技術はCorning社の最先端ガラス(おそらくゴリラガラス ビクトゥス系)と言われています。
そこにセラミックの結晶を混ぜて、割れにくさをさらに強化したのがセラミックシールドというのが、現在もっとも信頼できる見方です。
つまり、
「iPhone 12以降も、心臓部はCorning。でも名前は別」
これが正確な理解です。
「ゴリラガラスなのに傷ついた」は、本当に不良品なのか?
これは、めちゃくちゃ多い相談です。
「買って3日で傷がついた」
「鞄の中でリップと当たっただけで傷がついた」
「ポケットに入れてただけなのに、うっすら線が入ってる」
これ、実は正常な現象なんです。
ここで、ある「トレードオフ」の話をさせてください。
ガラスの性能には、大きく分けて2つの指標があります。
1つ目は硬度。いわゆる「傷がつきにくさ」です。
2つ目は靭性。つまり「割れにくさ」です。
この2つ、じつは両立がめちゃくちゃ難しい。
硬くしようとすると、パリッと脆くなる。
割れにくくしようとすると、少し柔らかくなって傷がつきやすくなる。
初期のゴリラガラス(3とか4とか5)は、どちらかというと「傷がつきにくい方向」に進化していました。
ところが最近のゴリラガラス ビクトゥスやセラミックシールドは、明確に「割れにくい方向」にシフトしているんです。
つまり何が起きてるかというと、
「最新のiPhoneほど、落としても割れにくいけど、そのぶん傷はつきやすくなっている可能性がある」
これ、多くのユーザーが知らない事実です。
「ゴリラガラス=絶対に傷つかない」という勝手な期待値を抱いていると、
当然「不良品じゃないの?」となります。
でも実際は、仕様です。
特に厄介なのが、砂埃(すなぼこり)。
砂の中には石英(せきえい)という鉱物が含まれていて、その硬度はなんと7。
一方、セラミックシールドの硬度は約6.5と言われています。
つまり、砂が画面に擦れるだけで、理論上は傷がつくんです。
「ポケットに入れてただけ」という現象の正体は、多くの場合この砂です。
モデル別「iPhoneの画面」はこう変わってきた
ざっくり、こんな流れです。
iPhone 11 / SE(第2世代)まで
- 通称:ゴリラガラス 6(Apple非公表だが、ほぼ確定)
- 特徴:バランス型。そこそこ硬く、そこそこ割れにくい。
iPhone 12 / 13 / 14シリーズ
- 通称:セラミックシールド(ゴリラガラス ビクトゥス系ベース)
- 特徴:割れにくさに全振り。4倍強い!とAppleは言うが、それは「落下」に対して。
iPhone 15 / 15 Proシリーズ
- 通称:セラミックシールド(ゴリラガラス ビクトゥス2系ベース)
- 特徴:さらに進化。ただし「傷がつかない」とはどこにも書いていない。
※超重要
Appleの公式サイトのどこを探しても、
「傷がつきません」「傷に強いです」とは書いていません。
書いてあるのは「割れにくさ」だけ。
ここ、ものすごく本質的です。
じゃあ、保護フィルムはもう要らないの?
ここが、みなさんのいちばん知りたいところですよね。
僕の結論を最初に言います。
「Apple Care+に入っているなら要らない。入ってないなら貼ったほうがいい。ただし、ケースは必須。」
もう少し、解像度を上げて説明します。
保護フィルムが“不要”なケース
- Apple Care+に加入している
- 画面割れ修理が3,700円(税込)で済みます。
- フィルム代(2,000〜3,000円)を考えたら、割れたときに直せばいいや、というマインドでOK。
- とにかく画面の美しさを最優先したい
- 最高級のARコート(反射防止)や、オリジナルの発色をそのまま楽しみたい。
- このこだわりは、フィルムを貼るとどうしても薄れる。
- 1年ごとに最新モデルに買い替える
- 下取りに出すとき、細かい傷が多少あっても査定額の差は数千円。
- ならばフィルム代をかけずに、そのまま美しさを楽しむのもアリ。
保護フィルムが“必要”なケース
- 2年以上、同じiPhoneを使う予定がある
- 1年後、2年後の「細かい傷の蓄積」は思った以上に気になります。
- 中古で売るにしても、傷なしと傷ありでは査定額が5,000円以上変わることも。
- 砂浜や工事現場付近など、埃の多い環境にいる
- 先ほど説明した「石英問題」。これ、本当にエグいくらい傷が入ります。
- 一度ついた傷は消せない。研磨剤で削ろうとすると、逆に光の反射が増えて傷が目立つように…。
- 子どもが触る、または自分がうっかり落としがち
- ガラスフィルムには「犠牲破壊」という役割があります。
- フィルムが割れることで、衝撃を吸収して本体ガラスを守ったという事例は山ほどあります。
フィルム選びで絶対に失敗しない3つのルール
ここからは、もう一歩踏み込んで「じゃあ、どんなフィルムを選べばいいの?」を解決します。
ルール1:「9H硬度」に惑わされない
9Hって、めちゃくちゃ強そうな響きですよね。
でもこれ、鉛筆の硬度なんです。
つまり「キーやコインで傷がつきにくいですよ」という指標であって、砂(石英)には無力です。
「9Hだから絶対傷つかない!」と思って買うと、後悔します。
ルール2:iPhoneの画面形状に合わせる
これ、めちゃくちゃ重要です。
iPhone SE(第3世代)やiPhone 11以前
→ 画面がフラット(平ら)。全面接着タイプが貼りやすく、見た目も美しい。
iPhone 12 / 13 / 14 / 15 シリーズ
→ 画面の縁が2.5D加工(微妙にカーブ)。全面接着タイプだと浮く。
このモデルには、フチありタイプ(縁に色がついている)か、エッジまで覆うフルカバータイプが必須です。
「貼ったけど浮いてきて、ホコリが溜まる…」という悲劇は、ここを間違えると起きます。
ルール3:指紋防止は「コーティング」より「素材」
「指紋が目立ちにくい」を売りにしたフィルム、たくさんありますよね。
でも、コーティングで指紋を防止するタイプは、1〜2ヶ月で効果が薄れるのが普通です。
指紋が気になるなら、AG(アンチグレア)加工 または マットタイプ を選びましょう。
見た目の鮮明さは少し落ちますが、指紋は本当につきにくくなります。
そしてコーティングではなく素材そのものの性質なので、効果が落ちません。
本当に画面を守りたいなら、ケースを選べ
ここはフィルムの話じゃないんですが、超重要なので書かせてください。
iPhoneの画面が割れる原因の8割は、側面か角からの衝撃です。
どんなに最新のセラミックシールドでも、フレーム(筐体)にヒビが入れば、ガラスは耐えられません。
つまり、
「ガラスフィルムに2000円かけるより、衝撃吸収ケースに3000円かけたほうが、画面は守られる」
これは断言できます。
特にiPhone 15 Proシリーズはチタン筐体になり、軽くなりました。
でも、衝撃吸収という点では、従来のステンレスより劣るというテスト結果もあります。
「軽くなった=落としやすくなった」 という現実。
Proモデルを買った人ほど、ある程度分厚くてもいいから、四隅にエアクッションがついたケースを選んでほしい。
まとめ:iPhoneのゴリラガラスと保護フィルムの答え合わせ
長くなりました。最後に、ぜんぶまとめます。
① iPhone 12以降は「ゴリラガラス」ではない。
でもCorning社の技術がベースであることは、ほぼ間違いない。
② 最新のiPhoneほど「割れにくい」けど「傷つきやすい」。
これは設計思想の進化。不良品じゃない。
③ 砂が最大の敵。
硬度7の石英には、どんな最新ガラスも太刀打ちできない。
④ フィルムの要不要は「Apple Care+」と「使用期間」で決める。
3,700円で修理できるか、3,700円でフィルムを買うか。コスパの問題。
⑤ フィルムを買うなら、9Hより「iPhoneの形状に合ってるか」を確認。
全面接着か、フチありか。ここを間違えると一生ストレス。
⑥ ガラスフィルムより、ケースを信じろ。
角を守れるケースこそ、画面を守る最強のアイテム。
最後に、僕からのお願い
この記事を読んで、
「じゃあ、やっぱりフィルム貼らなきゃ…」
「いや、Apple Care+入ってるからこのままいくわ」
どちらの結論でも、それは正解です。
僕がこの記事で伝えたかったのは、
「ゴリラガラスだから強い」という漠然とした安心感に頼ってほしくないということ。
iPhoneは、精密機械です。
10万円以上する、毎日使う相棒。
その画面をどう守るかは、あなたの使い方、あなたの環境、あなたの予算で決めればいい。
「みんなが貼ってるから」
「貼らないと割れるってネットに書いてたから」
そういう流される選択じゃなくて、納得して選んでほしい。
この記事が、その「納得」のきっかけになれば、これ以上うれしいことはありません。
あなたのiPhoneライフが、今日からもっと快適で、少しだけ安心なものになりますように。
\ この記事が役に立ったら、シェアしてね /
