みなさん、こんにちは。
新しいiPhoneに機種変更するとき、あるいは格安SIMに乗り換えるとき、必と言っていいほど発生するのが「SIMカードの入れ替え」作業ですよね。
「ただ差し替えればいいんでしょ?」と思っていると、思わぬ落とし穴があったりするんです。実際、私の周りでも「電話はできるのにネットにつながらない」「SIMが認識されない」と焦っている人を何度も見てきました。
今回は、iPhoneのSIM入れ替えについて、基本手順から「あるあるトラブル」の解決法、さらに格安SIMで必須のAPN設定まで、まるっと解説していきます。これを読めば、SIM入れ替えで慌てることがなくなりますよ。
SIM入れ替え前に知っておきたい3つの基礎知識
作業を始める前に、まずは準備運動がてら、知っておくべきポイントを押さえておきましょう。
SIMカードのサイズはiPhoneの世代で違う
SIMカードには大きさが3種類あります。いわゆる「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」ですね。
今使っているiPhoneが古くて、新しいiPhoneに買い替える場合、このサイズが変わっていることがあります。たとえば、iPhone 4s(microSIM)からiPhone 13(nanoSIM)に買い替えると、そのままではSIMが入りません。
サイズが合わない場合は無理に挿入せず、契約しているキャリアや格安SIM事業者で「SIM交換(再発行)」を依頼してください。自分でカットするのは故障や破損のリスクが高いので、やめておいたほうが無難です。
SIMロックの確認は必須
中古で買ったiPhoneを使う場合や、他社から乗り換える場合は、SIMロックの状態を必ずチェックしましょう。
確認方法は簡単。
「設定」アプリ → 「一般」 → 「情報」 と進み、「キャリアロック」という項目を探してください。
- 「キャリアロックあり」→そのキャリアのSIMしか使えません
- 「SIMロックなし」→どのSIMでも基本的に使えます
もし「キャリアロックあり」だった場合は、キャリアに依頼してロック解除手続きが必要です。最近は解除の要件も緩和されているので、条件を満たしていれば無料でできることが多いですよ。
ちなみに、2021年10月以降に販売されたiPhoneは、最初からSIMロックがかかっていない状態で販売されています。
eSIMという選択肢もあり
最近のiPhone(XS以降)は、物理SIMとeSIMの両方に対応しています。eSIMなら、小さなカードを抜き差しする必要がなく、オンラインで手続きが完了します。
「物理SIMってなんか壊しそう」「トレイをなくしそうで不安」という方は、eSIMへの切り替えも検討してみてください。
iPhoneのSIM入れ替え作業の流れ
では、実際の手順を見ていきましょう。ものの5分もあれば終わる作業ですが、ここでつまずくと後々面倒なことになります。
まずは電源を切る。これ、絶対守って!
いちばん大事なのがこれです。
必ずiPhoneの電源を切ってから、SIMトレイを抜いてください。通電したまま抜き差しすると、ショートして故障するリスクがあります。また、ネットワークから正しく切断されず、新しい端末での認識に時間がかかる原因にもなります。
「面倒だからそのままやっちゃお」は絶対にNG。たかが電源オンオフ、されど電源オンオフです。
SIMトレイの開け方とカードのセット
- iPhoneの側面にある小さな穴を探します。
- 付属のSIM取り出しピン(または細いゼムクリップ)を、穴に垂直に差し込みます。少し「カチッ」と感覚があって、トレイが飛び出してきます。
- トレイを取り出したら、SIMカードをセットします。このとき、カードの向きと、トレイの切り欠きの位置をしっかり合わせてください。
- 斜めになっていないことを確認し、トレイを本体にまっすぐ戻します。
力を入れすぎるとトレイや本体を傷つけるので、優しく扱ってくださいね。
電源を入れてキャリア名を確認
電源を入れて、ホーム画面が表示されたら、左上にキャリア名(docomo、au、SoftBank、楽天モバイルなど)が表示されているか確認しましょう。
もし「SIMが無効です」や「SIMカードが挿入されていません」と出たら、もう一度電源を切って、SIMの接触や向きをチェックしてみてください。
入れ替え後にやるべき必須設定
ここからが本番です。物理的にSIMが入っただけでは、実はまだ使えないことが多いんです。
キャリア設定アップデートは見逃さずに
SIMを入れ替えて初めて起動すると、「キャリア設定のアップデート」というポップアップが表示されることがあります。これはAppleのサーバーから、そのキャリア向けの最適な通信設定が配信されているんです。
表示されたら迷わず「アップデート」をタップしましょう。
もし表示を見逃してしまっても大丈夫。「設定」→「一般」→「情報」と進み、その画面でしばらく待つと、アップデートがあれば再表示されます。
格安SIMならAPN構成プロファイルのインストールが必要
ここが一番つまずきやすいポイントです。
格安SIM(MVNO)を使う場合、iPhoneではAndroidのようにシステム設定からAPNを変更することができません。その代わりに、APN構成プロファイルという設定ファイルをインストールする必要があります。
手順はこんな感じです。
- 契約した格安SIM事業者から届いたメールや、公式サイトの案内ページを確認する
- そこに書かれているURLをSafariで開き、APN構成プロファイルをダウンロードする
- 「設定」アプリを開くと「プロファイルがダウンロードされました」と表示されるので、タップしてインストール
- パスコードを求められたら入力し、インストール完了
- iPhoneを再起動する
これでデータ通信ができるようになります。
注意点: 複数のAPNプロファイルを入れてしまうと、競合して通信できなくなります。不要なプロファイルは「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」から削除しておきましょう。
MMSやキャリアメールを使いたい場合
画像付きメール(MMS)やキャリアメール(@docomo.ne.jpなど)を使いたい場合も、追加の設定が必要なことがあります。
特に、他社から乗り換えた場合や、格安SIMに変えた場合は、各事業者の案内に従って設定を済ませておきましょう。
よくあるトラブルと解決法
「言われた通りにやったのに繋がらない!」というとき、よくある原因と対策をまとめました。
iMessageとFaceTimeが使えない
電話はできるのに、iMessageだけが使えない、電話番号がリンクされないというケース。
これは、電話番号のアクティベーション(認証)に時間がかかっていることが多いです。焦らず、以下のことを試してみてください。
- 「設定」→「メッセージ」でiMessageを一度オフにして、再起動後もう一度オンにする
- 「設定」→「FaceTime」でも同じようにオフ/オンを試す
- 「設定」→「電話」→「自分の番号」が空欄なら、正しい番号を手入力する
それでもダメなら、Appleのサーバー側の混雑も考えられるので、半日から1日ほど待ってみるのも手です。
キャリア名は出るのにネットに繋がらない
この症状の原因は、ほとんどの場合「APN設定が正しくできていない」か「キャリア設定アップデートが未完了」です。
試してほしいこと:
- 機内モードのオン/オフをしてみる
- APNプロファイルを再インストールする
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」
ネットワーク設定のリセットは、Wi-Fiのパスワードなども消えてしまうので注意が必要ですが、それでも解決しない場合は試す価値があります。
SIMカードを折ってしまった・紛失した
これは本当に焦りますよね。でも、落ち着いて対応しましょう。
まず、契約しているキャリアに連絡して、回線を一時停止してもらいます。不正利用を防ぐためです。
その後、ショップやオンラインで再発行手続きをします。本人確認書類が必要で、手数料は1,000円から3,000円程度かかることが多いです。再発行されたSIMが届くまでは、しばらくモバイル通信が使えないので、Wi-Fi環境を確保しておきましょう。
安全で確実なSIMライフのために
いかがでしたか?iPhoneのSIM入れ替えは、基本を押さえれば難しい作業ではありません。
でも、通信は私たちの生活に欠かせないもの。トラブルが起きると、本当にストレスがたまりますよね。
成功のコツは3つだけ。
- 準備をしっかり(SIMサイズ、ロック状態、設定情報の確認)
- 手順を守る(電源オフ、丁寧な作業、正しいプロファイルのインストール)
- トラブル時は焦らない(ネットワークリセット、時間をおく、サポートに相談)
どうしても自己解決できないときは、契約しているキャリアのサポートや、Apple StoreのGenius Barで相談するのが一番確実です。「ちょっと聞くだけ」でも、プロのアドバイスはとても役立ちますよ。
あなたのiPhoneのSIM入れ替えが、スムーズに進みますように。新しいiPhoneライフ、ぜひ楽しんでくださいね。
