初代iPhoneが2007年に発表されてから、もうすぐ20年。
あの日、スティーブ・ジョブズがジーンズのポケットから取り出した1台のデバイスは、私たちの生活を完全に変えてしまいました。
そして今、その[iphone]たちは単なるガジェットを超えて、立派なコレクションアイテムとして生まれ変わろうとしています。
メルカリやヤフオクを眺めていると、初代[iphone]の未開封品が軽自動車どころか、時には家が買える金額で取引されている。
「え、そんな価値があるの?」
そう思ったあなたは、もう立派なコレクター予備軍です。
でも、ちょっと待ってください。
闇雲に集め始めると、実はそれほど価値のないモデルを高値で掴まされたり、せっかく手に入れた美品をバッテリー膨張でダメにしてしまったり。
そんな悲劇を防ぐために、本当に価値のある[iphone]コレクションの世界を、じっくり案内していきますね。
なぜ今、[iphone]コレクションなのか
「スマホなんて消耗品でしょ?」
確かに、毎日ポケットに入れて使う[iphone]は、数年経てばバッテリーもへたってくるし、画面には微細な傷がつく。
だからこそ、未使用のまま時を止めた[iphone]には、特別な価値が生まれます。
2023年、アメリカのオークションで初代[iphone]の未開封品が約635万円で落札されました。
ところが2024年2月、同じく未開封の初代[iphone]が約1060万円で取引されたんです。
たった8ヶ月で価格が1.7倍。
これは単なる投機じゃない。
アップルという企業の、そして私たち人類の「携帯電話の歴史」を形に残したいという、純粋なコレクション欲求が生み出した数字なんです。
日本国内のコレクター人口は推定3〜5万人。
そのうち[iphone]をメインで集めているアクティブコレクターは5,000〜8,000人程度と言われています。
まだまだブルーオーシャンなんですよ、この世界は。
本当に集める価値がある[iphone]、実は限られています
ここが一番大事なポイント。
「全機種コンプリート!」って気持ちはわかります。
でも、収集スペースにも予算にも限りがあるなら、狙うべきモデルを厳選するべきです。
初代[iphone] 4GBモデル:コレクションの頂点
2007年、アメリカ発売当時は8GBと4GBの2種類がありました。
4GBモデルはたった2ヶ月で販売終了。
製造台数が極端に少なく、現在では8GBの倍以上のプレミアム価格で取引されています。
日本国内で未開封品を見つけるのは、宝くじに当たるより難しい。
でも、それを見つけた時の喜びは、コレクター冥利に尽きるというものです。
[iphone] 5c 32GB:最後のプラスチック筐体
発売当時は「廉価版」「チープ」と言われた[iphone] 5c。
ところが今、状況は一変しました。
メタルとガラスに囲まれた現代、カラフルなプラスチックボディは逆に新鮮。
特にブルーとグリーンは根強い人気があります。
ここで重要なのが容量。
16GBより32GBの方が圧倒的に製造数が少ないんです。
未使用品なら今でも3〜4万円程度。
コレクション入門に、これ以上ないモデルです。
[iphone] 7 Jet Black 256GB:儚き鏡面美
2016年、[iphone] 7で突如現れた鏡面仕上げのジェットブラック。
工場の製造ラインを一時的に止めてまで実現したというこの仕上げ、美しさの代償は傷つきやすさでした。
ケースに入れずに持ち歩けば、1日で微細なスリキズだらけ。
だからこそ、未使用品の現存数が極めて少ない。
256GBモデルに至っては、発売当時の定価を上回る価格で取引されることも珍しくありません。
[iphone] 11 / 12 / 13 / 14 の「追加カラー」シリーズ
アップルはここ数年、春先にひっそりと新色を追加する戦略を取っています。
2020年春の[iphone] 11パープル。
2021年春の[iphone] 12パープル。
2022年春の[iphone] 13グリーン&13 Proアルパイングリーン。
2023年春の[iphone] 14イエロー。
これらの追加カラーは販売期間が限定的で、しかも発売当初から認知されているわけではない。
だからこそ、一般ユーザーの手元に残っている個体数が少ないんです。
特に[iphone] 13 Proのアルパイングリーンは、2024年現在でも定価をキープしている驚異のモデル。
コレクションとしての将来性、間違いなしです。
コレクションの価値を10倍にする「状態」の見極め方
同じ[iphone] 5cでも、価格はピンキリ。
何が価格差を生むのか、具体的に見ていきましょう。
パッケージの等級
S級:未開封・シール付き
工場出荷時の透明フィルムが完全に残っている状態。最も価値が高く、投資対象としても最上位。
A級:開封済み・箱付き・本体美品
開封はしているが、箱と本体が揃い、付属品も未使用に近い。現実的なコレクションの最高峰。
B級:本体のみ
箱なし、付属品欠品。コレクション入門層が手を出しやすい価格帯。
この差は、モデルによっては5倍以上の価格差になることも。
シリアル番号が語るもの
上級コレクターはシリアル番号を見ただけで、その[iphone]の出自を語れます。
たとえば初代[iphone]。
製造工場によって、微妙な筐体の質感が違うと言われています。
また、発売初週に製造されたロット(例:[iphone] Xなら2017年第42週)は、コレクション市場で特別な扱い。
オークションで「初回ロット」「初期生産」という表記を見つけたら、要注意です。
付属品の完全性
純正イヤホン、ACアダプタ、USBケーブル、アップルロゴステッカー、マニュアル類。
これらがすべて揃っているかどうかで、評価がガラリと変わります。
特に初代[iphone]に同梱されていたドック。
これ、けっこうな確率で紛失されているんです。
ドック欠品のセットは、コレクション市場で10〜15%ほど評価が下がると言われています。
【最重要】コレクション[iphone]を守る保存術
ここだけは絶対に読んでください。
せっかく手に入れた希少[iphone]も、保存方法を間違えるとただのガラクタになってしまいます。
バッテリー、それは永遠の敵
リチウムイオンバッテリーは、使わずに放置しても確実に劣化します。
そして最悪の場合、膨張して筐体を破損させることも。
これを防ぐには、3つの鉄則を守りましょう。
1. バッテリー残量は40〜60%で保管
完全放電はバッテリーの寿命を確実に縮めます。かといって満充電も劣化を促進。
2. 3ヶ月に1度は充電する
この時、絶対にOSアップデートをしないでください。
初期ファームウェアであること自体が価値なんです。
3. 温度は15〜20度、湿度は50%以下
日本の夏は特に危険。
エアコンの効いた室内でも、直射日光が当たる場所は論外。
本格的なコレクターは、ワインセラーや防湿庫で保管しています。
紫外線と湿気、もう一つの敵
(PRODUCT)REDの鮮やかな赤。
ホワイトモデルの純白。
これらは紫外線で確実に退色します。
展示ケースに入れる場合でも、UVカット仕様のアクリルケースを選びましょう。
また、湿度は筐体の接着剤にも影響します。
湿度が高すぎると、ガラス背面が浮いてくる原因に。
シリカゲル乾燥剤をケースに入れるだけでも、効果は格段に違います。
どこで、どうやって手に入れるのか
さて、ここまで読んだあなたはもう「欲しい」と思っているはず。
実際の入手ルートをご紹介します。
国内フリマアプリ・オークション
メルカリ、ヤフオク、ラクマ。
ここが主戦場です。
検索のコツは、あえて完品を狙わないこと。
「ジャンク」「不通」「現状渡し」といったワードで検索すると、掘り出し物に当たることがあります。
もちろんリスクはありますが、それを修理・メンテナンスして蘇らせるのもコレクションの醍醐味。
海外からの輸入
eBayは世界的な[iphone]コレクションの一大マーケット。
特にアメリカ本土向けモデル(AT&T仕様など)は、日本ではほぼ入手不可能。
輸入代行業者を経由すれば、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。
信頼できる専門店
秋葉原、日本橋、大須。
全国には中古[iphone]専門店が数多く存在します。
店頭には出ていない裏在庫を持っている店主も少なくありません。
「コレクション用に初代[iphone]を探しているんです」
そう伝えると、奥から出してきてくれることも。
人との繋がりが、希少品への最短ルートだったりするんです。
偽物・改造品を見破る目を養う
コレクション市場が加熱するほど、残念な話も増えてきます。
絶対に避けたい偽物・改造品の見分け方。
本体裏面の表記を確認
「Designed by Apple in California」の文字。
フォントの太さ、刻印の深さ。
本物と偽物では、微妙に違います。
ルーペで確認できる環境が理想的です。
シリアル番号とIMEIの一致
箱に書かれたシリアル番号と、本体設定画面のシリアル番号。
これが一致しないものは、間違いなく別個体です。
「箱なし本体のみ」ならまだしも、箱付きを名乗ってこの状態は完全なアウト。
画面の色味とタッチ感応
初代[iphone]から[iphone] 3GSまでは、液晶画面の色味に特徴があります。
あまりに鮮やかすぎる、逆に暗すぎる。
そう感じたら、それは非純正部品に交換されている可能性が高い。
コレクションを始めるなら、今です
初代[iphone]の未開封品は、この1年で価格が倍になりました。
[iphone] 5cの美品も、じわじわと値上がり傾向にあります。
コレクション市場は、確実に盛り上がっています。
でも、焦る必要はありません。
いきなり初代[iphone]を追いかける必要なんてない。
まずは手の届く範囲から。
[iphone] SE初代のローズゴールド。
[iphone] 7のジェットブラック。
[iphone] 11のパープル。
これらのモデルなら、まだプレミアム価格になる前のタイミング。
今が、まさに買い時なんです。
あなただけの[iphone]コレクション。
それは単なる物の収集じゃない。
2007年から続く、モバイルテクノロジーの進化をこの手で辿る旅です。
その旅の最初の1台を、今日から探し始めてみませんか。
きっと、画面の向こうに広がるコレクターズワールドは、あなたを優しく迎え入れてくれるはずですから。
