レトロゲームが好きな方、ゲームの歴史に触れてみたいと思っている方、携帯型ゲーム機を手軽に楽しみたい方にとって、AnbernicのRG35XXは非常に魅力的な選択肢です。特に、かつて遊んでいたゲーム機のゲームを再び遊べるという楽しさは格別ですよね。このAnbernic RG35XXの実力とは一体どんなものなのでしょうか？本記事では、このハンドヘルドゲーム機がどんな特徴を持ち、実際にどのような使い方ができるのかをご紹介します。
Anbernic RG35XXの基本スペックと特徴
Anbernic RG35XXは、3.5インチのIPS液晶画面（解像度640×480）を搭載しており、これがレトロゲームをプレイする際に最適な画面サイズといえます。解像度は非常に高くはないものの、レトロゲーム機の多くがこの解像度で問題なく動作するため、ゲーム体験としては十分に楽しめます。
また、Allwinner H700クアッドコアプロセッサを搭載し、処理速度に関してもストレスを感じることなくゲームを楽しめます。さらに、1GBのRAMと、ゲームデータを保存できるmicroSDカードスロットも搭載しているので、数百本のゲームを手軽に持ち運べるのも魅力です。
対応するゲームエミュレーションの幅広さ
RG35XXは、ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、メガドライブ、PCエンジンといった、80年代から90年代のゲーム機のエミュレーションに対応しています。この手のハンドヘルドゲーム機で多くの人が最も楽しみにしているのが、思い出のゲームをどこでも手軽に楽しめること。RG35XXはまさにその点において非常に高い性能を発揮します。
ゲーム機のエミュレーションに関して、対応しているゲームの種類は非常に豊富で、懐かしいタイトルをいくつも遊べます。例えば、**スーパーマリオブラザーズやゼルダの伝説**など、誰もが知っている名作を再びプレイすることができるのです。
使いやすい操作感
このゲーム機は縦型デザインで、十字キーとABXYボタンを搭載しています。操作感については非常にシンプルで、これまでに見てきたような8ビットや16ビット時代のゲームの操作にぴったりです。特に横スクロールゲームや2Dアクションゲームをプレイする際には、十字キーの使い勝手が非常に良いと評判です。
また、R/Lボタンも装備されており、さまざまなゲームに対応できる操作性を提供している点が評価されています。ただし、アナログスティックは非搭載なので、アナログ操作を必要とするゲームには向いていません。ですが、基本的にレトロゲームは十字キーで操作できるゲームがほとんどなので、この点に不満を感じるユーザーは少ないようです。
カスタマイズ可能なOSと拡張性
RG35XXは、標準でLinuxベースのOSが搭載されています。このOSは非常にシンプルで、ゲームをすぐに起動できるという点が利点です。しかし、標準ファームウェアでは細かな設定変更が難しいという声もあります。そこで、GarlicOSなどのカスタムファームウェアをインストールすることで、さらに使いやすく、見た目もエレガントにカスタマイズすることが可能です。
さらに、このゲーム機はmicroSDカードに対応しており、ゲームデータ（ROM）を簡単に追加できます。自分だけのゲームライブラリを作成できるのは、エミュレーター機としての大きな強みです。また、mini HDMI端子も搭載されているので、外部ディスプレイに接続して大画面でゲームを楽しむこともできます。これにより、家族や友人と一緒にプレイしたいときにも便利です。
コンパクトで持ち運びやすい
RG35XXはその名の通り、非常にコンパクトなサイズが特徴です。3.5インチのディスプレイは持ち運びにちょうどよく、ポケットにも収まるサイズ感です。外出先でもちょっとした空き時間に、思い出のゲームをプレイすることができます。軽量でありながら、十分なゲームプレイ時間を確保できるバッテリーを搭載しているので、外出時に便利に使えます。
ユーザー評価と評判
Anbernic RG35XXは、価格に見合った高いコストパフォーマンスであるとの評価が多いです。特に、レトロゲームが好きな人にとっては、手軽にレトロゲームを楽しめるハンドヘルド機として非常に人気があります。軽量で持ち運びやすい点、そして多くのエミュレーション対応ゲームが遊べる点が評価されています。
一方で、細かい品質のバラつきについては、一部ユーザーから指摘されています。具体的には、バックライト漏れやベゼルの不均一感などが報告されていますが、これらは価格帯を考えると許容範囲内とも言えるでしょう。また、操作の快適さやボタンの反応についても、全体的には非常に良好だとの意見が多いです。
気になる点と注意すべき点
Anbernic RG35XXは、非常にお手軽な価格で高性能なレトロゲーム機を提供しているものの、技適未取得機器である可能性があるため、日本国内で無線機能を使用する際には注意が必要です。特に、Wi-FiやBluetooth機能を搭載したモデルが該当する可能性があるため、規制を守るために無線機能を使用する前に確認をしましょう。
まとめ：Anbernic RG35XXはレトロゲームファン必見の一台
Anbernic RG35XXは、レトロゲームエミュレーター機として非常に優れた性能を持つハンドヘルドゲーム機です。幅広いゲーム機に対応し、手軽にレトロゲームを楽しむことができ、携帯性にも優れています。カスタマイズ可能なOSや拡張性もあり、ユーザーに合わせた使い方ができるという点も魅力です。もし、あなたがレトロゲームファンなら、このRG35XXは間違いなく持っておきたい一台となるでしょう。
