タブレットが割れた!まずは冷静に対応
タブレットをうっかり落としてしまったり、机の角にぶつけてしまったり、日常生活で「割れた!」と焦る瞬間があるかもしれません。しかし、そんなときこそ冷静に対応することが大切です。画面の割れが進行しないよう、また、破片で怪我をしないようにするために、最初の一手は非常に重要です。
タブレットの画面が割れた場合、まずは電源を切りましょう。もし画面が触れられる状態であれば、破片で指を切ることがあるので注意が必要です。破片が飛び散るのを防ぐため、透明なテープで割れた部分を覆うとよいでしょう。この簡単な応急処置で、破片の飛び散りを防ぎ、安全を確保することができます。
さらに、万が一のことを考えて、タブレットのデータをバックアップすることをおすすめします。画面が完全に壊れてタッチ操作ができなくなる前に、重要なデータを保存しておけば、万が一の修理中にデータを失うリスクを減らせます。
修理の前に!割れ具合をチェック
タブレットの画面が割れたとき、その程度によって修理方法や費用が大きく変わります。まずは、割れ具合をチェックしてみましょう。
1. 表面ガラスのひび割れ
画面の表面ガラスが軽く割れているだけであれば、タッチ操作には問題がない場合もあります。このような場合、しばらくは使用できることもありますが、ガラスがさらに割れてしまったり、液晶部分に影響が出ることを防ぐため、早めに修理を検討する方が良いです。
2. 液晶部分が損傷している
液晶にまで影響が出ている場合は、タッチ操作や画面の表示が正常でない可能性が高いです。この状態では、放置するとタッチパネルが効かなくなるなど、使用が困難になることがあります。早めに修理を依頼するのが無難です。
3. タッチ操作ができない
画面が完全に壊れて、タッチ操作ができなくなった場合は、修理が必須です。操作ができない状態では、データのバックアップやその他の操作ができないため、すぐに対応することをおすすめします。
修理方法と費用の目安
タブレットの画面が割れた場合、修理を行うにはいくつかの方法があります。ここでは、代表的な修理方法とその費用目安についてご紹介します。
1. メーカー公式修理
最も安心なのは、メーカーによる公式修理です。iPadやSamsung Galaxy Tabなど、主要なタブレットメーカーは修理サービスを提供しています。例えば、iPadの場合、公式修理サービスを利用すれば、iPadの画面割れ修理にかかる費用はおおよそ1万円台から数万円程度です。
ただし、修理費用はモデルによって異なります。iPad(無印)なら比較的安価で修理できることが多いですが、iPad Proなど高級モデルでは修理費用が高額になることがあります。また、AppleCare+という有料保証サービスに加入している場合、割れた画面の修理費用がかなり安くなるため、加入しておくと大きな節約になります。
2. 非正規修理業者
正規の修理が高額になることもあるため、非正規の修理業者に依頼することも選択肢の一つです。非正規業者では、費用が比較的安価で、修理期間も短縮できることがあります。ただし、非正規修理の際には、部品の品質や保証が不十分なこともあるため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
Android系タブレットの場合、修理費用は一般的に1万円台後半から3万円程度が目安となりますが、機種や修理内容によっては、それ以上になることもあります。修理を依頼する前に、業者に見積もりを出してもらい、比較することをおすすめします。
3. DIY(自分で修理)
もし修理費用を最小限に抑えたい場合、DIY(自分で修理)という選択肢もあります。インターネット上には、タブレットの画面交換方法を解説した動画やガイドが多くあります。必要な工具さえあれば、自分で修理することが可能です。
ただし、DIY修理にはリスクも伴います。部品を交換する際に、内部の他の部品に損傷を与える可能性があるほか、修理後にタブレットが正常に動作しないこともあります。自信がある方や、コストをできるだけ削減したい方には向いていますが、初心者にはおすすめできません。
修理費用を抑える方法
修理費用をできるだけ抑えるために、いくつかの方法があります。以下のポイントを参考にしてください。
1. 保険や保証サービスを利用
タブレットを購入した際に、修理保証や保険に加入している場合、割れた画面の修理費用を大幅に軽減できることがあります。例えば、AppleCare+や通信キャリアが提供する端末補償サービスなどがそれに当たります。これらのサービスに加入している場合、修理費用は通常よりも低価格で済むことが多いので、契約内容を確認してみましょう。
2. 学校や企業の補償サービスを利用
学校や企業で貸与されたタブレットには、補償プランが付いている場合があります。例えば、GIGAスクール端末の修理補償サービスでは、修理費用が割安で済むことが多いです。こうしたサービスがある場合、費用負担が軽減されるので、利用できる補償プランがないか確認してみましょう。
3. 見積もりを比較する
修理業者やメーカーのサービスを利用する際には、事前に見積もりを依頼し、複数の業者やサービスを比較することが重要です。修理費用は業者によって異なりますし、キャンペーンや割引が行われている場合もあります。見積もりを比較して、最適な選択をすることが、コストを抑えるためのポイントです。
修理か買い替えか?判断基準
タブレットが割れた場合、修理をするか買い替えるかの選択に迷うこともあります。判断基準としては、修理費用がタブレットの現在価値の50%を超える場合、買い替えを検討する方が良いという意見もあります。修理費用が高額になる場合、新しい機種に買い替える方がトータルコストが安く済むことがあります。
また、タブレットの使用年数や、性能の劣化具合も判断基準になります。古いタブレットであれば、修理費用がかさんでも買い替えを選ぶ方が賢明なこともあります。
最後に
タブレットの画面が割れた場合、焦らず冷静に対応することが重要です。まずは応急処置を施し、その後修理方法や費用の目安を確認しましょう。修理業者やメーカーの保証サービスを上手に活用することで、修理費用を抑えることができます。また、修理か買い替えかの選択も慎重に行い、自分の状況に最適な方法を選んでください。
