デジタルで絵を描く人が増えた今、「お絵描きタブレットってどれがいいの？」という疑問は誰もが通る道。
この記事では、プロから初心者まで幅広く使われている人気モデルを比較しながら、自分に合った一台を見つけるためのヒントを紹介します。
ペンの描き心地や使いやすさ、アプリ対応など、選ぶポイントも一緒にわかりやすく解説します。
お絵描きタブレットの種類と特徴を知ろう
まず押さえておきたいのが「タブレット」と一口に言っても種類がいくつかあること。大きく分けると3タイプあります。
- タブレットPC（スタンドアロン型）
iPadやAndroidタブレットのように、本体だけで描けるタイプ。アプリをインストールしてすぐ使えるのが魅力です。
PCがいらないので、外出先やカフェでも制作できる自由度の高さが特徴です。 - 液晶ペンタブレット（液タブ）
PCと接続して使うタイプ。画面に直接ペンで描けるため、紙に描くような自然な感覚があります。
13〜16インチのモデルが人気で、作業領域が広くプロも多く愛用しています。 - 板型ペンタブレット（板タブ）
画面はなく、手元のタブレットに描いた線がPC画面に表示されるタイプ。
慣れるまでは少し違和感がありますが、価格が安く導入しやすいのがポイントです。
タブレット選びのポイント
タブレットを選ぶときにチェックしたいのは、性能だけではありません。自分の描き方や作業環境に合っているかが重要です。
- 筆圧レベルと傾き検知
筆圧レベルが高いほど、線の強弱やタッチの繊細なニュアンスが表現しやすくなります。
8,192レベル以上ならプロでも満足できる精度です。 - ペンの描き心地
遅延が少なく、滑りすぎないペン先が理想。グリップ感や重さも確認しておきたいポイントです。 - 画面サイズと解像度
細かい作業をするなら高解像度が必須。持ち運びを考えるなら、11〜13インチ前後が扱いやすいです。 - 対応ソフトやOS
iPadなら「Procreate」や「Clip Studio Paint」が使いやすく、WindowsやMacなら「Photoshop」や「Krita」などが人気です。
プロにも人気！お絵描きタブレットおすすめ9選
ここからは、2025年時点で特に評価の高いモデルを紹介します。
価格帯や用途ごとにピッタリの一台がきっと見つかります。
1. Apple iPad Air
Apple Pencilに対応し、ProcreateやClip Studioなどの人気アプリが使える定番モデル。
処理速度が速く、反応の良さも抜群。スタンドアロンで描けるので、PCがなくてもすぐ作業を始められます。
「軽くて持ち運びやすい」「絵が滑らかに描ける」といった口コミも多く、趣味からプロまで幅広く支持されています。
2. Wacom MovinkPad 11
Wacomはペンタブレットの王道ブランド。MovinkPad 11はコンパクトながら描画精度が高く、プロクリエイターにも好評です。
独自の筆圧検知技術により、線の表現が非常に滑らか。液晶タブレットの中でも扱いやすいサイズ感で、PCと接続して本格的に描きたい人におすすめです。
3. HUION Kamvas 13
コスパの高さで人気のHUION。
Kamvas 13はフルラミネーションディスプレイを採用しており、視差が少なく自然な描き心地です。
傾き検知にも対応しており、筆のニュアンスがリアルに反映されます。
初めて液タブを使う人でも扱いやすく、価格以上の満足感があります。
4. Artisul 液晶ペンタブレット
スタイリッシュなデザインと描きやすさを両立したモデル。
フルラミネーション加工でペン先と線のずれが少なく、滑らかな描写が可能です。
充電不要のペン付きで、長時間作業でもストレスが少ないのが魅力。
初心者から中級者まで幅広くおすすめできます。
5. XP-Pen Magic Drawing Pad
高い筆圧精度とレスポンス速度で、プロも満足できる描画性能を実現。
ショートカットキーやカスタマイズ機能も充実しており、効率よく作業を進めたい人に最適です。
中価格帯ながら、性能面は上位モデルに迫る実力派です。
6. BT-101A ドローイングタブレット
コスパ重視ならこれ。10.1インチのIPSディスプレイに加え、16,384レベルの筆圧検知を搭載。
細い線から大胆な筆致まで対応でき、趣味で始めたい人にぴったり。
軽くて扱いやすく、イラスト初心者の入門機として人気です。
7. XP-Pen Deco 01 V2
板タブ派の定番モデル。8192レベルの筆圧感知により、滑らかな線が描けます。
価格が手頃で、初めてデジタルイラストを始める人に最適。
薄型で持ち運びやすく、PCとの接続も簡単です。コスパ重視ならこの一台で十分。
8. Samsung Galaxy Tab シリーズ
最近はAndroidタブレットでもペン対応モデルが増えています。
Samsung Galaxy Tabシリーズなどは、描画アプリの性能も高く、iPadの代替として注目されています。
普段使いのタブレットとしても兼用できるのが魅力です。
9. Wacom Cintiq Pro 27
プロイラストレーターやアニメーターが使う大型液晶ペンタブ。
4K解像度の広色域ディスプレイで、色再現性が非常に高い。
ペンの追従性もほぼ完璧で、紙に描くような自然な感覚を実現しています。
価格は高めですが、商業制作を視野に入れる人には最高の環境です。
人気アプリと組み合わせて使うとさらに快適
お絵描きタブレットを使いこなすなら、ソフトやアプリの選択も大切です。
- Procreate：iPadユーザーの定番。直感的な操作性で初心者でも使いやすい。
- Clip Studio Paint：マンガ・イラスト制作に強く、多機能でプロ御用達。
- Photoshop / Illustrator：デザインや加工にも強い。
- Krita：無料で使える高機能ソフト。PC勢に人気。
アプリによってブラシの種類やショートカットの自由度が違うので、自分のスタイルに合ったものを選びましょう。
初心者におすすめの選び方
これからお絵描きを始めるなら、まずは「価格・サイズ・描き心地」の3つを軸に選ぶのがコツ。
初めから高価な機材を揃える必要はありません。
使い方を覚えて、自分に合う描き方が見えてきたら、液タブや上位モデルにステップアップすればOKです。
iPad AirやHUION Kamvasなどは、入門機として特にバランスが良い選択です。
まとめ｜お絵描きタブレットのおすすめ9選で理想の一台を見つけよう
お絵描きタブレットには、タブレットPC、液晶ペンタブレット、板型ペンタブレットなどさまざまな種類があります。
「どこでも描きたい」「細かく描写したい」「コスパ重視で始めたい」——目的によって最適なモデルは変わります。
今回紹介した9つのタブレットは、性能・描き心地・価格のバランスが取れた人気機種ばかり。
Proも愛用する本格モデルから、気軽に始められる入門機まで、自分のスタイルに合った一台を選んでみてください。
デジタルの世界で自由に絵を描く楽しさを、ぜひあなたの手で体験してみましょう。
