「できるだけ安くて、でもちゃんと使えるタブレットがほしい」──そんな願いを持つ人に向けて、今回は1万円以下で買えるおすすめタブレットをピックアップしました。動画を見たり、子どもの学習用に使ったり、ネットサーフィンや電子書籍を読んだりするには十分な性能を備えたコスパ重視モデルばかりです。
高級機種のような高解像度や爆速処理は望めませんが、ちょっとした用途なら驚くほど快適に使えるモデルも増えています。この記事では、2025年現在のラインナップから実際に人気が高いモデルを紹介しながら、選び方のポイントや注意点もあわせて解説していきます。
1万円以下のタブレットでできること・できないこと
まず知っておきたいのは、この価格帯のタブレットにどんな使い方が向いているのか、です。
1万円以下のモデルは**「軽い用途に向いたエントリークラス」**が中心。CPUやメモリの性能は控えめで、ゲームや動画編集のような重い処理には不向きですが、次のような使い方なら十分対応できます。
- YouTubeやNetflixなどの動画視聴
- 電子書籍や漫画アプリ
- 学習アプリ（英単語、通信教育系など）
- ネット検索・SNS・ニュースチェック
逆に、避けた方がいいのは以下のような使い方です。
- 高グラフィックの3Dゲーム
- 長時間のビデオ会議（発熱しやすい）
- 大量のアプリを同時に起動
この点を踏まえて、自分の用途に合うものを選ぶことが失敗しないコツです。
タブレット選びでチェックしたい5つのポイント
1万円以下でも選ぶ基準をしっかり押さえれば、満足度はぐっと上がります。
1. 画面サイズと解像度
動画や電子書籍を快適に楽しみたいなら、10インチ前後のHD解像度（1280×800）はほしいところ。持ち運び重視なら8インチもおすすめです。
2. CPUとメモリ（RAM）
アプリの動作速度を左右する重要ポイント。RAMは4GB以上あると動作が軽く感じられます。2GBだとブラウジング中にカクつくことも。
3. ストレージ容量
アプリや動画を保存したいなら、32GB以上が安心。microSDカード対応なら後から拡張も可能です。
4. バッテリー性能
5000mAh以上を目安に。学習や動画再生を数時間続けてもバッテリー切れの心配が減ります。
5. OSの新しさ
Android 12以上のモデルを選ぶと、アプリの互換性やセキュリティ面でも安心です。
コスパ重視！タブレット1万円以下おすすめ8選
ここからは、実際に人気のある1万円以下のモデルを紹介します。どれも口コミ評価が高く、動画視聴や学習向けにぴったりなモデルです。
1. Fire 7（Amazon）
Amazonが販売する定番の格安タブレット。7インチとコンパクトで、価格は約7,700円前後。
Amazon Prime VideoやKindle、YouTubeを視聴するには十分な性能で、子どもの入門タブレットとしても人気です。
Amazonアプリストアから学習アプリも入れられるため、家庭学習用としても使えます。
2. Fire HD 8
同じくAmazonの8インチモデル。1万円ギリギリの価格帯ながら、HD解像度で動画が鮮明。
画面サイズと軽さのバランスが良く、電子書籍・動画・学習アプリのどれにも使いやすい万能タイプです。
Alexa搭載で音声操作も可能。リビングのサブ端末にもぴったり。
3. Android 14 タブレット 10インチ（ノーブランド系）
最近増えている中華系メーカーの10インチモデル。7,000円台ながら、Android 14搭載という最新仕様が魅力です。
動画再生やWeb学習アプリもスムーズ。Google Play対応なのでYouTube KidsやGoogle Classroomも利用できます。
バッテリー容量も大きく、コスパ重視派に最適。
4. VASOUN Android 15 タブレット
新しめのブランドですが、8GBメモリ＋32GBストレージとスペックは優秀。
Android 15搭載でアプリの互換性が高く、IPS液晶で発色も良好。
7,999円前後でこの性能なら、家庭用の動画視聴タブレットとして非常にコスパが高いです。
5. TECLAST P80T
中国メーカー・TECLASTの8インチモデル。
HD画質・UNISOC T606 CPU・Android 12搭載とバランスの良い構成で、価格は9,000円台。
軽量でバッテリーも持ちが良く、外出先の動画再生や電子書籍閲覧にも最適です。
6. HUAWEI MediaPad M5 Lite 8（中古・整備品）
新品では1万円を超えますが、整備済み品なら1万円以下で手に入ることも。
HUAWEIならではの滑らかな動作と音質の良さが魅力。
コンパクトで質感も高く、長く使えるモデルです。
7. Lenovo Tab M7
7インチ・Android 11搭載の軽量モデル。シンプルな設計で、子ども用やサブ端末に最適。
NetflixやYouTubeの再生もスムーズで、持ち歩きにも便利。
価格は8,000円前後と非常に手頃です。
8. ALLDOCUBE iPlay 50 mini
やや上限ギリギリですが、性能バランスが優秀。
UNISOC T606 CPU・4GBメモリ・Android 13搭載で、普段使いに十分。
質感も高く、安っぽさを感じにくい仕上がりです。
動画視聴向けタブレットの選び方
動画目的なら、画面サイズと音質を重視するのがコツです。
10インチクラスなら映像が見やすく、スピーカーも左右に配置されるモデルが多いため臨場感が出ます。
また、NetflixやPrime Videoなどを利用する場合、Widevine L1対応の有無にも注目。非対応だとHD画質で再生できない場合があります。
FireシリーズやTECLASTなどはHD再生対応で、一般的な視聴には十分です。
学習・読書向けの選び方
学習アプリや電子書籍を使う場合は、長時間の使用を前提に軽量ボディと目に優しいディスプレイを重視しましょう。
ブルーライト軽減機能や明るさ自動調整機能があると便利です。
また、Google Playに対応しているモデルを選ぶと、学習アプリの選択肢が広がります。
Fireタブレットを学習用に使う場合は、Fire OS用のアプリしか使えないため、アプリの対応状況を確認しておくと安心です。
1万円以下タブレットのメリットと限界
最大の魅力はもちろん「コスパ」です。サブ機や子ども用、出先での軽い作業用としてはこれ以上ないコストパフォーマンス。
ただし限界もあります。処理性能やスピーカー音質、カメラ性能は高級モデルに劣りますし、OSアップデートも長期的には期待できません。
それでも、「動画・学習・読書」中心なら十分使えるのが1万円以下タブレットの強みです。
むしろ、用途を明確にすればコスパは驚くほど高いと言えるでしょう。
タブレット1万円以下おすすめ8選のまとめ
ここまで紹介した通り、1万円以下でも選択肢は想像以上に豊富です。
Fireシリーズや中華系ブランドの最新モデルを中心に、動画や学習用途には十分な性能を備えています。
最後にもう一度ポイントを整理します。
- 動画視聴中心なら10インチ・HD対応モデル
- 学習用途ならAndroid 12以上でGoogle Play対応
- 持ち運び重視なら8インチクラス
- RAM 4GB・ストレージ32GB以上が快適
「とりあえず1台タブレットを試したい」「子どもの勉強や動画視聴用に安いものを探している」という人には、今回紹介したモデルの中から選べば間違いありません。
1万円以下でも“使えるタブレット”は確実に増えています。上手に選んで、自分にぴったりの1台を見つけてください。
