「小さくてもフル機能で使えるWindowsタブレットが欲しい」
そう思ったことはありませんか?
今回は、6インチ前後という超コンパクトサイズでWindowsを搭載したタブレットや、それに近い小型モデルを厳選して紹介します。モバイルワークや出張、外出先での作業にもぴったりな“持ち運びの自由”を追求する人に向けて、リアルに使える情報をまとめました。
小型でもフルWindows!6インチタブレットの魅力
まず押さえておきたいのが、「Windowsタブレット」は普通のタブレットとは違うということ。
一般的なAndroidタブレットはアプリ中心ですが、WindowsタブレットはPCと同じOS(Windows 10や11)を搭載しているため、WordやExcel、PowerPoint、Photoshopなど、普段パソコンで使っているソフトをそのまま動かせます。
それでいてサイズはポケットに入るほど小さい。
6インチというのは、ちょうどスマホと同じくらいのディスプレイサイズです。
軽く、手に馴染み、片手でも扱える。しかも、フルOSでPCとしての自由度がある。
そんな“ミニマムPC”こそが、6インチクラスのWindowsタブレットの最大の魅力です。
6インチのWindowsタブレットが希少な理由
とはいえ、実際の市場を探すと6インチのWindowsタブレットは非常に少ないのが現状です。
一般的なタブレット市場では8~13インチが主流で、6インチはスマートフォンの領域に近いサイズ帯。そのため、メーカーは「Windowsを載せるには小さすぎる」と判断し、ほとんどの製品が存在しません。
しかし、需要がゼロではない。
業務現場やフィールドワーク向けには、6インチ台でWindowsを動かす専用ハンディタブレットや、ゲーム用途のポータブルPCなどが開発されています。これらが「実質的な6インチWindowsタブレット」として注目されています。
実際に使える!6インチ前後のWindowsタブレットおすすめ5選
ここからは、現在入手可能または現実的に使える6インチ前後のWindows端末を紹介します。
コンパクトさと性能、そして用途の広さを考慮してピックアップしました。
① 富士通 ARROWS Tab V567/R(6.0型・業務用ハンディタブレット)
富士通が法人向けに提供している6インチのWindows 10 Pro搭載タブレット。
業務現場での携帯性を重視して設計されており、防滴・防塵仕様で耐久性も高いのが特徴です。
・OS:Windows 10 Pro
・ディスプレイ:6.0インチ(1280×720)
・CPU:Intel Atomプロセッサ
・重量:約280g
小型ながらPCアプリをフルで動かせるため、倉庫管理・営業支援・現場作業など幅広い分野で活用されています。一般販売は少ないものの、中古市場で出回ることもあります。
② GPD Win Mini(約7インチ・モバイルゲーミングPC)
「タブレットではないけれど、ほぼ同じ感覚で使える」
そんなポータブルWindows機がGPD Win Miniです。画面は7インチとやや大きめですが、ボディは片手で持てるほどコンパクト。
ゲーム用として設計されながら、Wordやブラウザ作業など日常利用にも十分対応します。
・OS:Windows 11 Home
・CPU:AMD Ryzen 7シリーズ
・メモリ:16GB~32GB
・重量:約500g
USBポートやHDMI出力など拡張性も高く、外部ディスプレイに接続すればミニデスクトップPCとしても利用可能。外出先で軽作業からゲームまでこなせる万能タイプです。
③ GPD MicroPC(6インチ・モバイルワーク特化)
GPDのもう一つの人気モデルが「MicroPC」。
こちらは6インチ液晶を搭載し、まさにタイトル通りのサイズ感。小型ながらキーボード内蔵で、LANポートやRS-232C端子など豊富なインターフェースを持ち、モバイルエンジニアや現場作業者に好まれています。
・OS:Windows 10 Pro
・CPU:Intel Celeron N4120
・メモリ:8GB
・重量:約440g
6インチながら、本格的な開発環境やリモート作業にも対応できる性能。USB機器や外部モニターを繋げば、小型デスクトップとしても十分に使えます。
④ One-Netbook OneGx1(7インチ・2in1モバイルPC)
One-Netbook社が手がける「OneGx1」は、7インチ液晶搭載ながらタブレットライクに使える2in1モデル。
取り外し式のコントローラーやキーボードを備え、ゲームにもビジネスにも対応する柔軟さが特徴です。
・OS:Windows 11
・CPU:Intel Core i5 / i7
・メモリ:16GB
・重量:約620g
“ミニノートとタブレットの中間”という立ち位置で、出張時やカフェ作業にもピッタリ。サイズ的には6インチに近い使用感が得られます。
⑤ 中古・再生モデル(ARROWS Tabや8インチ機の流用)
6インチクラスは新品が少ないため、中古や再生品のWindowsタブレットも狙い目です。
富士通や東芝、ASUSなどがかつてリリースしていた小型Windows機(8インチ未満)は、ヤフオクやフリマサイトで見つかることもあります。
・コストを抑えたい
・サブ機として持ち歩きたい
・試しに小型Windows端末を使ってみたい
そんな人には、中古市場で探すのも現実的な選択肢です。
小型Windowsタブレットを選ぶときのチェックポイント
6インチというサイズは「使いやすいけど小さすぎるかも?」と感じる人も多いでしょう。
そこで、購入前に確認すべきポイントを整理します。
- OSの種類
Windows 10/11が正式に搭載されているかを必ず確認。特殊な「Windows Embedded」ではアプリの互換性が制限されます。 - CPU性能
Atom・Celeronクラスは省電力で軽作業向き。RyzenやCoreシリーズなら動画編集や複数アプリも快適です。 - ストレージ容量
最低でも128GB以上を推奨。32GBや64GBではWindowsアップデート時に容量不足になりがちです。 - 拡張性
USB-CやHDMI、microSDスロットがあると便利。外部ストレージやディスプレイ接続がしやすくなります。 - バッテリー持ち
モバイル用途なら6時間以上が理想。小型機は容量が限られるので、モバイルバッテリー併用もおすすめ。
持ち運びの自由を最大化する使い方アイデア
6インチのWindowsタブレットは「手のひらサイズのPC」。
アイデア次第で使い方の幅が大きく広がります。
- 外出先での資料チェックや見積もり作成
- 出張時のメール・チャット対応
- カフェでの軽いプログラミングや執筆作業
- ゲームや動画視聴のエンタメ端末
- カーナビやモニターとしての利用
Bluetoothキーボードやワイヤレスマウスを組み合わせると、作業効率は一気に上がります。
“本気で使えるポケットPC”として、日常のちょっとした時間を生産的に変える存在です。
小型でも侮れない!6インチWindowsタブレットの未来
今後、Windows 11の最適化や低消費電力CPUの進化により、小型Windowsデバイスの可能性はさらに広がるでしょう。
現時点では選択肢が少ないものの、GPDやOne-Netbookなどのモバイル系メーカーがこの領域をけん引しており、将来的には“本格6インチWindowsタブレット”が再び登場する期待もあります。
モバイルPCのトレンドは「軽量・高性能・自由度」。
そのすべてを最小サイズで体現する6インチクラスのWindowsタブレットは、これからの時代の“究極の相棒”になり得ます。
まとめ:6インチのWindowsタブレットおすすめ5選!持ち運びに最適な高性能モデル
6インチのWindowsタブレットは数こそ少ないものの、**GPD MicroPCや富士通 ARROWS Tab V567/Rなど、実用性の高い選択肢は存在します。
小型で軽く、それでいてフルWindowsを動かせる機動力は、出張・外出・仕事・趣味のあらゆるシーンにマッチします。
「ノートPCを持ち歩くほどでもないけど、スマホでは物足りない」
そんなあなたにこそ、6インチWindowsタブレットは最適解です。
手のひらの中に、自分だけの“ミニPCライフ”を広げてみませんか。
