「出先で急にExcel直さなきゃいけなくなった…」
こんな経験、一度はないでしょうか。
取引先から送られてきた見積書、ほんの一部だけ数字を直したい。
会議直前、資料の誤字に気づいたけど、もうPCを立ち上げる時間はない。
移動中の電車の中で、同僚から「ここだけ更新して送り返して!」って連絡が来る。
そんな時、iPhoneのExcel編集がスムーズにできたら、どれだけ助かるか。
「でも、スマホの小さい画面でExcelなんて、無理でしょ」
「無料アプリって機能制限だらけなんじゃ…」
「関数とか使えないんでしょ?」
そんなふうに思っていませんか?
実は2025年現在、iPhoneなら完全無料で、かなり本格的なExcel編集ができちゃいます。
しかも、アプリ選びを間違えなければ、レイアウト崩れのストレスからも解放される。
この記事では、実際に仕事でiPhoneを使ってExcelを編集している視点から、
「本当に使えるアプリ」と「シーン別の最適な使い分け」をガチ検証していきます。
iPhoneのExcel編集は「無料」でここまでできる
まず最初に、一番気になる「料金」の話から。
Microsoft Excel(iOS版)は、iPhoneなら完全無料で編集・作成が可能です。
「え、でも確かOfficeってサブスクじゃ…?」
そう思った方、正解です。でも、ちょっとだけ例外があります。
Microsoft 365のサブスクリプションが必要になるのは、
画面サイズが10.1インチ以上のデバイス。
つまり、iPad Pro(11インチ、12.9インチ)などは有料契約が必要。
でも、iPhoneは全機種10.1インチ未満なので、無料のまま全機能が使えるんです。
これは意外と知られていない、超重要ポイント。
もちろん、NumbersもApple純正で完全無料。
Googleスプレッドシートも無料。
つまり、お金を払わずに、3つの強力な選択肢があるというのが、今のiPhoneの環境なんです。
どれを選ぶ?アプリ別・特徴と向いている人
Microsoft Excel:互換性と信頼性の本命
iPhone版のMicrosoft Excel、これがもう、「ほぼPC版」と言っていいレベル。
実際に使える機能を見てみましょう。
【無料で使える主な機能】
- SUM、AVERAGE、IF、VLOOKUP、XLOOKUP…主要な関数、ほぼ全部使える
- グラフ作成(棒・折れ線・円・散布図)
- セルの色付け、罫線、フォント変更
- フィルター、並べ替え
- 条件付き書式(既存ルールの適用)
- コメントの挿入・返信
- OneDrive、Google Drive、Dropbox、Boxなど主要クラウド全部対応
「VLOOKUPがスマホで使える」って、地味にすごくないですか?
しかも、PCで作った複雑な表も、レイアウトがほぼ崩れない。
これは、取引先とのやり取りでExcelを使うビジネスパーソンにとって、めちゃくちゃ大事なポイント。
向いている人
- 会社でExcelをメインに使っている
- 互換性トラブルを絶対に避けたい
- 関数をバリバリ使う
Numbers:デザイン性と直感操作のエース
一方、Apple純正のNumbersは、まったく別のベクトルで優秀。
まず、動作が超軽い。
Excelアプリって、起動までに「Microsoftのロゴ→広告→ファイル一覧」とワンテンポあるんですが、Numbersはほぼ一瞬で立ち上がる。
そして何より、テンプレートの美しさ。
見積書、請求書、旅費精算…最初から「それっぽく」作られてるので、
ゼロからデザインを考えなくていい。
Apple Pencilで手書き入力できるのも、サインをもらいたい時なんかに強い味方。
【弱点】
- Excel形式(.xlsx)で書き出すと、レイアウトが崩れることがある
- 結合セルが解除されたり、フォントが変わったり…
- Excel専用の関数(INDIRECT、OFFSETなど)は非対応
向いている人
- 自分用の資料、社内共有メイン
- 見た目にこだわりたい
- さくっと起動して、さくっと作って、PDFで送りたい
Googleスプレッドシート:共同編集のスペシャリスト
Googleスプレッドシートの真骨頂は、リアルタイム共同編集。
同じファイルを、複数人で同時に開いて、誰がどこを直してるかまで見える。
「在庫リストをみんなで更新する」みたいなタスクには、もうこれ以外考えられない。
【強み】
- ブラウザでも開けるので、相手がどんな環境でも迷わない
- 変更履歴が完全に残る
- Googleフォームと連携したデータ収集がラク
【注意点】
- 大容量ファイル(数十MB超)は動作が重め
- Excelのマクロは動かない(代わりにGoogle Apps Scriptで自動化可)
向いている人
- チームでの共同作業が多い
- リアルタイムで情報共有したい
- 「とにかくみんなで触る」ファイル
これが知りたかった!iPhone Excel編集の「あるあるトラブル」と解決策
どんなに優れたアプリでも、実際に指で操作すると「うっ…」と詰まる瞬間があります。
ここでは、ユーザーの生の声から集めた具体的な困りごとと対策をまとめました。
「セル範囲を選ぶのに苦労する…」
→ ダブルタップ+ドラッグがコツ。
セルを長押しすると、青いハンドルが現れます。これをドラッグすれば、思い通りの範囲が選べる。
どうしても細かい操作が必要なら、横画面モードにすると数式バーが長くなって作業しやすい。
「プルダウンリストを設定したい!」
→ これは新規作成は不可。
でも、PCで作ったプルダウンリスト(データの入力規則)は、選択するだけならiPhoneでも可能。
「出先でリストから選んで入力したい」というニーズは、ちゃんとカバーできてます。
「パスワード付きファイルが開けない…」
→ 実は開けます。
読み取りパスワード、編集パスワード、どちらもExcelアプリで対応済み。
「開いたら真っ白」という場合は、アプリのアップデートをチェック。
「マクロを使いたい」
→ これは完全に非対応。
残念ながら、iPhone版ExcelにVBAは搭載されていません。
自動処理が必要なファイルは、PCで開くしかない。
割り切りも大事。スマホは「確認・修正・共有」に特化するのが正解です。
シーン別・最強の組み合わせを教えます
ここまでの情報を踏まえて、
「結局、どんな時にどのアプリを使えばいいの?」
という問いに、ズバリ答えましょう。
【ケース1】取引先からExcelが届いた。1セルだけ直して返信したい
→ Microsoft Excel一択
互換性問題で「開いたら表が崩れてた…」は、仕事では致命傷。
相手がExcelで送ってきたなら、Excelで返すのが無難で確実。
【ケース2】ゼロから見積書を作って、その場でPDFにして送りたい
→ Numbers
テンプレートを選んで、数字を入れて、ちょっとロゴを配置して。
Apple Pencilでサイン欄に直筆っぽく書いて、PDF出力。
これ、営業マンの最終兵器です。
【ケース3】チーム5人で同時進行の在庫リスト更新
→ Googleスプレッドシート
「Aさんが在庫数を入力、Bさんが発注済みフラグを立てる」が、同時にできる。
「さっき直したのに上書きされた…」という悲劇ともおさらば。
iPhoneでExcelを「快適」にする、ちょっとした工夫
アプリ選び以上に大事なのが、操作性のカスタマイズ。
「iPhoneは画面が小さくて…」という人にこそ、試してほしいテクニック集。
Bluetoothキーボード、実はすごく使える
「スマホにキーボードつなぐの、ちょっと大げさじゃない?」
そう思う気持ち、わかります。
でも、Excel作業に限って言うと、生産性が桁違い。
- 矢印キーでセル移動
- Ctrl+C、Ctrl+Vが使える
- Enterで下のセル、Tabで右のセル
この「指を動かさなくていい」体験、一度味わうと戻れません。
音声入力、侮るなかれ
日本語変換でいちいちフリックしてる時間、もったいなくないですか?
セルをダブルタップ → マイクマーク で音声入力。
「がっしゅうけいさんじゅうごまんえん」と話せば、「合計 350,000」と入力される。
数字の連続入力は、これが最速です。
クラウドの使い分けでストレスゼロ
- 会社のファイル → OneDrive(SharePoint直リンクがスムーズ)
- 個人のファイル → iCloud Drive(iPhoneとの親和性◎)
- 取引先との共有 → Google Drive(相手が何使ってるかわからない時はこれ)
「とりあえずiPhoneに保存」もいいけど、クラウドに置けば、PCで開いた時にも最新版がすぐ使える。
「無料」の落とし穴に注意!
ここまで「iPhoneならExcel無料」と強調してきましたが、
1つだけ注意点があります。
Microsoft Excelアプリを開いた時に、「サブスクリプションが必要です」と表示されることがある。
これ、バグです。
特に、Microsoftアカウントに複数のデバイスが紐づいている場合に発生しやすい。
こうなると、編集ボタンがグレーアウトして「購入」を促される。
解決策
- アプリを完全に終了させて再起動
- それでもダメなら再インストール
- それでも直らなければ、Microsoftアカウントから一旦サインアウト→サインイン
「無料のはずなのにお金を請求された…」というケースは、ほぼこのパターン。
慌てずに、まず再起動を試してみてください。
2025年、iPhoneとExcelの関係はここまで来ている
数年前まで、「スマホでExcel」は、あくまで「緊急時の応急処置」でした。
でも今は違う。
営業先で、カフェで、新幹線の中で。
iPhone1台で、見積書を作り、データを集計し、チームと共有する。
もちろん、まだPCにしかできないこともあります。
マクロ、ピボットテーブルの作成、大量データの処理。
でも、「確認」「修正」「共有」「軽い集計」に関しては、
もうPCがなくても十分戦える。
大事なのは、「無料でできる」を知っていること。
そして、「シーンに合ったアプリ」を選べること。
この記事を読んだあなたは、もう「出先でExcelが来る恐怖」から解放されてるはず。
さあ、次の急な修正依頼。
iPhoneで、涼しい顔してサクッと直して、相手を驚かせちゃいましょう。
あなたのiPhoneのExcel編集ライフが、もっと自由でラクになりますように。
