タブレットでテザリングする方法!スマホとの接続設定と注意点を解説

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外出先やカフェ、旅行先などで「タブレットでネットにつなぎたいけど、Wi-Fiがない…」という経験はありませんか?
そんなときに活躍するのが、スマホの通信回線を共有する「テザリング」です。スマホを“ポケットWi-Fi”のように使える機能で、設定さえ覚えてしまえばとても簡単。この記事では、タブレットをスマホとテザリングで接続する方法や注意点をわかりやすく解説します。


テザリングとは?スマホを“親機”にしてタブレットをつなぐ仕組み

テザリングとは、スマホのモバイル通信を利用して他の機器(タブレットやPCなど)をインターネットにつなぐ方法のこと。
スマホが“親機(アクセスポイント)”、タブレットが“子機”となり、スマホの通信を共有します。

この仕組みを使えば、Wi-Fiルーターを持っていなくても、スマホさえあればタブレットでYouTubeを見たり、メールを送ったり、ブラウジングしたりできます。


テザリングの3つの接続方法

テザリングには主に3種類の接続方式があります。どれも使い方は似ていますが、特徴が異なるので目的に合わせて選びましょう。

1. Wi-Fiテザリング

最も一般的な方法です。
スマホをWi-Fiルーターのように使い、タブレットは通常のWi-Fiネットワークを選んで接続します。

  • メリット:速度が速く、複数台接続できる
  • デメリット:バッテリー消耗が早い

設定も簡単で、ほとんどの人がこの方法を使っています。

2. Bluetoothテザリング

スマホとタブレットをBluetoothでペアリングして通信する方式です。

  • メリット:消費電力が少なく、長時間使える
  • デメリット:通信速度が遅めで動画視聴には不向き

軽いネット検索やメール程度の用途なら問題ありません。

3. USBテザリング

USBケーブルでスマホとタブレットをつなぐ有線タイプです。

  • メリット:通信が安定しやすく、速度も速い
  • デメリット:ケーブルが必要で、機種によっては非対応

PC向けに使われることが多いですが、タブレットでもUSBポートがあれば利用できます。


Androidスマホでの設定方法

Androidでは以下の手順でテザリングを有効にできます。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「ネットワークとインターネット」または「接続」をタップ
  3. 「アクセスポイントとテザリング」または「モバイルホットスポット」を選択
  4. 「Wi-Fiアクセスポイント」をオンにする
  5. 表示されたSSID(ネットワーク名)とパスワードを確認

タブレット側では、Wi-Fi設定画面からこのSSIDを選び、パスワードを入力するだけです。

Bluetoothテザリングを使う場合は、同じ画面で「Bluetoothテザリング」をオンにし、タブレットとペアリングして接続します。
USB接続を使うときは、ケーブルで接続した後に「USBテザリング」をオンにすればOKです。


iPhoneでの設定方法

iPhoneの場合は「インターネット共有」を利用します。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「モバイル通信」→「インターネット共有」をタップ
  3. 「ほかの人の接続を許可」をオンにする
  4. 表示されたWi-Fiパスワードを確認

あとは、タブレットのWi-Fi設定で同じネットワークを選び、パスワードを入力するだけ。
iPhoneiPadなどApple製品同士の場合、iCloudを使った「Instant Hotspot」で自動的に接続が提案されることもあります。


タブレット側の接続手順

タブレットは基本的に「Wi-Fi」または「Bluetooth」を有効にし、スマホで設定したアクセスポイントを選ぶだけで接続できます。

  • Wi-Fi接続の場合:SSIDを選び、パスワードを入力
  • Bluetooth接続の場合:スマホとペアリング後、「インターネットアクセスを許可」
  • USB接続の場合:ケーブルをつなぎ、スマホ側でUSBテザリングをオン

特別なアプリは不要で、標準設定から操作できます。


テザリングを使うときの注意点

便利なテザリングですが、いくつか気をつけたいポイントがあります。

データ容量の消費に注意

テザリングはスマホのモバイル通信を共有しているため、使えば使うほどスマホの通信量を消費します。
動画視聴やファイルのダウンロードを頻繁に行うと、あっという間に上限に達することも。
スマホのデータプランを確認し、必要に応じて大容量プランに変更しておきましょう。

バッテリーの減りが早い

テザリング中はスマホの通信機能がフル稼働するため、バッテリー消耗が早くなります。
長時間使う場合は充電ケーブルをつなぎながら利用するのがおすすめです。

通信制限・オプションの確認

キャリアによってはテザリングがオプション扱いになっている場合や、制限が設けられているプランもあります。
契約前に「テザリング可」かどうかを必ず確認しておきましょう。

セキュリティ対策を忘れずに

テザリングのパスワードを初期設定のままにしておくと、不正アクセスのリスクがあります。
英数字を組み合わせた強固なパスワードに変更し、他人と共有しないようにしましょう。


トラブルが起きたときの対処法

接続できない、通信が不安定といったトラブルは、次の手順で改善することが多いです。

  • スマホとタブレットを再起動する
  • テザリング機能を一度オフにして再度オンにする
  • Wi-Fi設定を削除して再接続する
  • Bluetoothのペアリングをやり直す
  • OSやアプリを最新バージョンにアップデートする

それでも解決しない場合は、キャリアや端末メーカーのサポートページを確認してみましょう。


テザリングを上手に使うコツ

テザリングを快適に使うためには、以下のような工夫も役立ちます。

  • 使わないときはテザリングをオフにして電池を節約
  • 公共Wi-Fiがある場合は併用してデータ消費を抑える
  • 長時間の利用時はモバイルバッテリーを携帯する
  • 通信速度が遅いときは、接続台数を減らす

これらを意識するだけで、安定した接続とバッテリー持ちの両立がしやすくなります。


タブレットでテザリングを活用して、どこでも快適にネットを楽しもう

テザリングは、外出先でもタブレットをネットにつなぐための心強い味方です。
Wi-Fiがない場所でも、スマホ1台で簡単にインターネット環境をつくれます。

ただし、データ容量やバッテリー消費、セキュリティ設定には注意が必要。
正しく設定しておけば、安全で快適に利用できます。

あなたのタブレットライフをもっと自由にするために、ぜひ今日からテザリングを活用してみてください。

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