最近は「タブレット=サブ機」というイメージが変わりつつあります。中でも注目を集めているのが、Windowsを搭載したタブレット。
PCの機能をそのまま持ちながら、軽くて持ち運びやすい。ビジネスでもプライベートでも「これ1台で完結できる」頼もしさがあります。
この記事では、ノートPCの代わりにもなるおすすめのWindows搭載タブレット12機種を紹介します。選び方のポイントや、使う前に知っておきたい注意点もあわせて解説します。
Windows搭載タブレットの魅力とは?
まず押さえておきたいのは、Windowsタブレットの立ち位置。
AndroidやiPadが「スマホの延長」なのに対し、WindowsタブレットはPCそのものです。
Office(Word、Excel、PowerPoint)をそのまま使えるのはもちろん、PhotoshopやIllustratorといったクリエイティブ系ソフトも動作します。
つまり「仕事も趣味も1台で済ませたい」人にとっては理想的な選択肢です。
さらに、キーボードやマウスを接続すれば完全にノートPCスタイル。逆に取り外せば、軽量タブレットに早変わり。
この自由度の高さが、人気の理由です。
購入前にチェックすべきポイント
1. CPU(処理性能)
快適に使うには、CPUの性能が重要です。
日常用途ならIntel Core i3やRyzen 3、重めの作業やマルチタスクならCore i5以上を目安に。
動画編集やクリエイティブワークにはCore i7やRyzen 7クラスをおすすめします。
2. メモリとストレージ
複数アプリを同時に使うなら、8GB以上のメモリが理想。
ストレージは128GB以上あると安心です。クラウド保存を使うなら256GBまでは不要な場合もあります。
3. バッテリー持ち
外出先で使うなら、バッテリー駆動時間は重要。
最近のモデルは10時間前後持つものが多く、1日中持ち歩いても安心です。
4. 画面サイズと重量
ノートPC代わりに使うなら、12〜13インチ前後が使いやすいサイズ。
10インチ以下は持ち運びやすい反面、文字入力や資料作業にはやや不向きです。
5. キーボードとペン対応
純正キーボードが用意されているか、スタイラスペンに対応しているかも要チェック。
文字入力・イラスト・手書きメモなど、用途が広がります。
高性能モデル:本格派のWindowsタブレット
Surface Pro(第11世代)
Microsoftが誇る定番シリーズの最新モデル。
軽さとパワーの両立が素晴らしく、どんなシーンでもストレスのない動作を実現します。
タブレット本体は約900gと軽量ながら、Core Ultraシリーズを搭載し、動画編集やプログラミングにも対応。
専用タイプカバーを装着すれば、まさにハイエンドノートPCの使い心地です。
Surface Pro 12インチ
新世代のSnapdragonチップを採用したモデル。
ファンレス設計で静音性に優れ、発熱も少ないのが特徴です。
Office操作やWeb会議、文書作成などのビジネス利用に最適。
省電力性も高く、最大15時間の長時間駆動を実現しています。
コスパ重視モデル:普段使いに最適なWindowsタブレット
Surface Go シリーズ
軽くてシンプル、でもWindowsのすべてが使える万能機。
学生や在宅ワーカーに人気のエントリーモデルです。
メールチェック、レポート作成、動画視聴などの用途なら十分。
純正キーボードを付けても1kg以下で、カバンにすっぽり入ります。
arrows Tab Q509/VE
コスパ重視派に根強い人気の1台。
防水・防塵仕様で、現場仕事や外出先でも安心です。
中古・整備済み品として1万円前後から手に入るのも魅力。
基本的なOffice作業やネット閲覧には十分な性能です。
IdeaPad Duet 3i
2in1タイプの中堅モデルで、キーボードとスタイラスが付属。
CeleronやN100搭載モデルが主流で、手頃な価格ながら動作も軽快。
持ち運びに便利なサイズ感で、ノート代わりの軽作業にぴったりです。
ビジネス用途に強いWindowsタブレット
HP Spectre x2
上質なアルミボディに高解像度ディスプレイを搭載した2in1モデル。
打鍵感の良いキーボードと美しい発色のディスプレイで、プレゼンやデザイン作業にも向いています。
Thunderbolt対応のUSB-C端子を備え、外部モニターとの連携もスムーズ。
Dell Latitude 7320 Detachable
法人向けの堅牢設計タブレット。
高性能CPUを搭載し、セキュリティ機能も充実。
社内利用やリモートワークに最適で、長時間駆動バッテリーが魅力です。
ROG Flow Z13
ゲーミング用途でも話題のWindowsタブレット。
Core i9 + RTX搭載モデルもあり、映像編集や3D制作にも対応。
スタンドを立てて使うスタイルで、ノートPC以上の処理性能を発揮します。
クリエイター向けモデル
Surface Pro 9
12.3インチのPixelSenseディスプレイが美しく、ペン描写の追従性も抜群。
写真編集やイラスト制作など、細かな操作が必要な作業に向いています。
Surface Penを使えば、紙に書くような感覚でメモやスケッチが可能です。
Yoga 9i
360度回転ヒンジでタブレットにもノートPCにも変形可能。
高精細OLEDディスプレイとサウンド性能が秀逸で、映像や音楽制作にもおすすめ。
ペン操作にも対応し、デザイン作業の効率を大きく高めてくれます。
Windowsタブレットを選ぶメリット
- PCアプリがそのまま使える
Office、Adobe、Zoom、Slackなど、普段PCで使っているソフトがそのまま動作します。
iPadやAndroidでは代替アプリが必要な場合も多いため、作業の一貫性を重視する人にぴったり。 - マルチタスクが快適
Windowsはウィンドウの分割表示やマルチデスクトップ機能が充実。
資料を開きながらメールを書くなど、作業効率を落とさずにこなせます。 - 拡張性が高い
USBポートやmicroSDスロットを備えたモデルが多く、外付けSSDやモニターも接続可能。
周辺機器を多用する人にもうれしい設計です。
注意しておきたいデメリット
- 価格がやや高め
高性能モデルはノートPC並みの価格になることも。
予算を抑えたい場合は整備済み品やミドルレンジモデルを検討するのもありです。 - 性能差が大きい
同じWindowsタブレットでも、CPUやメモリ構成によって性能が大きく異なります。
用途を明確にして選ばないと、「思ったより遅い…」ということにもなりかねません。 - アクセサリーが別売りのケースが多い
純正キーボードやペンが別売りのことが多く、トータル価格は上がる傾向にあります。
付属品の有無は必ずチェックしておきましょう。
ノートPC代わりに使えるおすすめの使い方
- 在宅ワークや出張用のサブPCとして
- ペンを使った手書きメモやイラスト制作
- 外出先でのプレゼンや資料閲覧
- 動画視聴や読書用のエンタメ端末
軽量で扱いやすいタブレットだからこそ、シーンに合わせて柔軟に使えます。
クラウドストレージ(OneDriveなど)と組み合わせれば、データの管理もスムーズです。
Windows搭載タブレットおすすめ12選!ノートPC代わりに使える高性能モデルのまとめ
Windowsタブレットは、タブレットの軽さとPCの性能を両立した万能デバイスです。
高性能モデルならノートPCの代替として、コスパモデルなら日常使いのサブ機として活躍します。
これから購入を検討するなら、
- 使いたいアプリの種類
- 持ち運び頻度
- バッテリー持ち
- 予算
この4点を基準に選ぶと失敗がありません。
「タブレットでも仕事ができる」時代。
あなたのライフスタイルに合った1台を見つけて、快適なデジタル生活を始めてみてください。
