最近、「カーナビの代わりにタブレットを使う」という人が増えています。専用ナビよりコスパがよく、アプリを組み合わせれば機能も充実。
この記事では、タブレットを車のナビとして使うための準備から、おすすめアプリ、取り付け方のコツまでをわかりやすく解説します。
タブレットをナビに使うメリットとは？
まずは「なぜタブレットをナビとして使うのか？」というところから見ていきましょう。
一番の理由は コストパフォーマンスの高さ。
最近のカーナビ専用機は高性能な分、価格も高め。地図更新も有料だったりします。
一方で、タブレットなら地図アプリをインストールするだけで最新のルート案内が使えます。地図データも自動更新され、常に最新の交通情報に対応。
さらに、画面が大きく視認性が良いのもポイント。スマホよりも見やすく、指での操作もしやすい。映画や音楽再生、動画視聴など、ナビ以外の使い方もできるのが魅力です。
ナビとして使うための基本準備
GPSが内蔵されているか確認
まず確認したいのが GPS機能の有無。
タブレットには「Wi-Fiモデル」と「セルラーモデル（SIM対応）」の2種類があります。
Wi-Fiモデルは基本的にGPSを内蔵していない場合が多く、位置情報が不安定になりがち。
そのため、車載ナビとして使うなら GPS内蔵のセルラーモデル がおすすめです。
もしWi-Fiモデルしかない場合は、外付けのBluetooth GPSレシーバーを使うことで対応できます。
通信環境を整える
リアルタイムで渋滞情報やルート変更を反映するには通信が必要です。
スマホのテザリングを使う方法や、SIMカードを挿して直接通信する方法があります。
ただし、オフライン地図をダウンロードしておけば、通信がなくても案内を続けられるアプリもあるので安心です。
タブレットナビにおすすめのアプリ3選
Google マップ
定番中の定番。
目的地検索の精度が高く、音声案内や交通情報も充実しています。
オフライン地図のダウンロードにも対応しているので、山間部など電波が弱い場所でも安心。
無料で使えるのも魅力です。
Yahoo!カーナビ
日本の道路事情に強いナビアプリ。
渋滞情報、制限速度、オービス通知などもサポート。
無料でここまで使えるのは驚きで、ユーザー評価も非常に高いです。
Google マップよりも“車向け”に最適化されており、画面レイアウトや音声案内もドライバー目線。
カーナビタイム（NAVITIME）
有料アプリですが、ナビ専用機に匹敵する性能を誇ります。
細かいルート設定、高速道路の詳細案内、トンネル内ナビなど、より本格的な走行支援が可能。
長距離ドライブや頻繁に運転する人には最適です。
車載ホルダーでしっかり固定しよう
タブレットを車に設置するには、車載ホルダーの選択が重要です。
設置場所や使い方によって、最適なタイプが変わります。
吸盤タイプ
フロントガラスやダッシュボードに吸着して固定するタイプ。
設置が簡単で、多くの車に対応します。
ただし夏場は吸盤が外れやすいので、定期的なチェックを忘れずに。
エアコン吹き出し口タイプ
エアコンのルーバーに挟んで固定します。
視線の高さに設置できるため見やすく、取り外しも簡単。
ただしエアコンの形状によっては合わない場合もあります。
ドリンクホルダータイプ
カップホルダーに差し込むタイプも人気。
工具不要で設置でき、視界を妨げにくい配置が可能です。
注意点
どのタイプを選ぶにしても、視界を遮らない位置 に設置することが大前提。
運転席側のフロントガラス中央などに設置すると、道路交通法や保安基準に抵触する恐れがあります。
安全かつ法的に問題ない位置を選びましょう。
電源確保と配線の工夫
タブレットをナビに使うと、バッテリー消費が激しくなります。
そのため、シガーソケットやUSBポートから給電できるようにしておくことが必須です。
車載用USBチャージャーを使えば、走行中も充電しながら使用できます。
コードはダッシュボード内に這わせるか、結束バンドなどで整理して見た目もすっきりさせましょう。
また、タブレットの熱対策も重要です。
直射日光の当たる位置に長時間設置すると、内部温度が上がり動作が不安定になることも。
サンシェードを活用したり、エアコン吹き出し口タイプのホルダーを使うと安心です。
タブレットを選ぶときのポイント
ナビとして快適に使うには、スペック選びも重要です。
- 画面サイズ： 7〜11インチが目安。大きすぎると視界を遮るおそれがあります。
- GPS内蔵： 外付けGPSが不要なモデルを選ぶと設定が簡単。
- 通信機能： セルラーモデルなら単体で使えて便利。
- ストレージ容量： オフライン地図を保存するなら最低64GB以上あると安心。
おすすめはiPad（セルラーモデル）やAndroidタブレット（LTE対応）。
特にiPad miniシリーズは軽量で設置しやすく、車載ナビとの相性が抜群です。
タブレットナビの使い方と注意点
走行中の操作はNG
走行中の画面注視や操作は非常に危険です。
ルート設定やアプリの起動は、必ず停車中に行いましょう。
助手席の人に操作を任せるのもおすすめです。
データ通信の節約
ナビアプリは通信量が多くなりがち。
オフライン地図を事前にダウンロードしておくことで、データ消費を抑えられます。
また、SIMを使う場合は定額プランを選ぶと安心です。
定期的なアプリ更新
ナビアプリは定期的に更新されます。
アップデートすることで最新の地図情報や新機能が使えるようになるため、こまめなチェックを忘れずに。
実際に使ってみた感想
筆者自身も、長距離ドライブではタブレットナビを愛用しています。
画面が大きくて見やすく、スマホよりもバッテリーの持ちが良い。
地図の拡大・縮小もスムーズで、案内の精度も非常に高いです。
また、ナビだけでなく音楽や動画再生も同時に楽しめるので、車内エンタメの中心としても優秀。
「ナビ専用機が壊れた」「買い替えは高い」と悩んでいる人には、タブレットナビはかなりおすすめできます。
車のナビとしてタブレットを使う方法！おすすめアプリと取付け方を紹介
タブレットを車のナビとして使うには、
- GPS内蔵モデルを選ぶ
- 通信環境を整える
- 専用アプリを入れる
- 安全な位置にしっかり固定する
この4つを意識すればOKです。
安価で柔軟、しかもアップデート不要のタブレットナビは、これからの新しいドライブスタイル。
あなたの車にもぴったりのタブレットを見つけて、快適なナビライフを楽しんでください。
