ガーミン（Garmin）は、ランニングウォッチやアウトドアGPS、サイクルコンピューターなどで世界的に人気のブランドです。
特に「Forerunner」「fēnix」「Venu」シリーズなどは、多くのスポーツ愛好家が愛用しています。
この記事では、これまでの代表モデルの発売日一覧と、最新モデルの登場時期・特徴をわかりやすくまとめました。
「次の買い替えタイミングを知りたい」「新作がいつ出るのか気になる」という人は、ぜひ最後まで読んでください。
ガーミンの発売サイクルと傾向
ガーミンのスマートウォッチは、シリーズごとにおおよそ1年半〜3年の周期で新モデルが登場する傾向があります。
とくに春から夏にかけての発表・発売が多く、ランニングやアウトドアシーズンの到来に合わせたスケジュールが組まれているようです。
たとえば、ランナー向けのForerunnerシリーズはほぼ毎年何らかの新機種が登場しており、fēnixシリーズは2〜3年ごとに大型アップデートが行われています。
Venuなどのライフスタイル系は少し周期が長めで、約3年スパンで刷新される傾向があります。
このリズムを知っておくと、「今買うべきか、もう少し待つべきか」の判断がしやすくなります。
ランニング・トライアスロン向け「Forerunner」シリーズの歴史
Forerunnerは、ガーミンを代表するランニングウォッチシリーズ。
2003年に初代モデルが登場して以来、20年以上にわたって進化を続けています。
過去の主な発売日を振り返ると次のようになります。
- Forerunner 101（2003年3月）
- Forerunner 205／Forerunner 305（2006年1月）
- Forerunner 610（2011年4月）
- Forerunner 920XT（2014年10月）
- Forerunner 235／Forerunner 630（2015年10月）
- Forerunner 935（2017年3月）
- Forerunner 645／Forerunner 645 Music（2018年1月）
- Forerunner 45（2019年4月）
- Forerunner 965／Forerunner 265（2023年3月）
- Forerunner 970／Forerunner 570（2025年6月）
近年では、音楽保存、Garmin Pay、そして音声機能など、スマートウォッチとしての完成度が格段に高まっています。
Forerunner 970ではマイクとスピーカーが搭載され、トレーニング中の通話や音声アシスタント操作も可能になりました。
ランナー向けモデルとしての完成度は年々向上しており、「トレーニング管理」と「日常使い」の両立が進んでいます。
アウトドア・マルチスポーツ向け「fēnix」シリーズの進化
fēnix（フェニックス）シリーズは、登山、トレイルラン、スキーなどマルチスポーツ対応のハイエンドラインです。
初代は2012年に登場し、その後、2〜3年ごとに大きなアップデートを重ねています。
これまでの代表的な登場時期を整理すると以下の通りです。
- fēnix（初代）：2012年7月
- fēnix 5シリーズ：2017年
- fēnix 6シリーズ：2019年
- fēnix 7シリーズ：2022年1月
- fēnix 8 AMOLED：2024年8月
- fēnix 8 Pro／fēnix 8 Pro MicroLED：2025年秋予定
最新のfēnix 8シリーズでは、表示が格段に美しくなり、MicroLEDディスプレイを採用したモデルも登場予定。
また、バッテリー性能や衛星測位の精度も向上し、過酷な環境での使用を前提に設計されています。
fēnixシリーズは「冒険者のためのスマートウォッチ」と呼ばれるほど機能が充実しており、Garminの技術の粋を集めたラインです。
ライフスタイル・健康管理向け「Venu」シリーズの特徴
「Venu」は、スポーツ志向よりもデザイン性と日常の快適さを重視したシリーズ。
美しいAMOLEDディスプレイを搭載し、ヘルスケア機能が充実しているのが特徴です。
これまでの流れは以下のとおり。
最新のVenu 4では、心拍変動やストレス、睡眠の質をより高精度に計測できるようになり、AIによる健康アドバイス機能も追加されています。
よりスマートフォンに近い操作感で、Apple WatchやGalaxy Watchとも競合できるモデルに進化しています。
サイクル・アウトドアデバイスも進化中
ガーミンは腕時計型デバイスだけでなく、他の分野でも新製品を続々とリリースしています。
- Edge 850／Edge 550（サイクルコンピューター）…2025年9月発売
- eTrex Touch（ハンディGPS）…2025年10月予定
- inReach Mini 3 Plus（衛星通信デバイス）…2025年12月発売予定
これらの製品は、サイクリング、登山、探検など、より専門的な用途をサポートするために開発されています。
とくにinReach Mini 3 Plusシリーズは、通信圏外でも衛星経由でメッセージを送受信できるため、登山家や長距離トレッカーから高く評価されています。
モデルチェンジと買い替えタイミングの目安
ガーミンを長く使っているユーザーの間では、「2〜3年周期での買い替え」がひとつの目安になっています。
理由は、ハードウェア性能やセンサー技術の進化がちょうどそのくらいの期間で実感できるからです。
例えば：
- Forerunnerシリーズ：毎年または隔年で更新。最新機能を重視するなら1〜2年ごと。
- fēnixシリーズ：2〜3年サイクル。次の大型モデルを待つのも賢い。
- Venuシリーズ：約3年周期。デザイン刷新と健康機能の進化がポイント。
新モデル登場の直後は旧モデルが値下がりしやすいため、コスパ重視ならそのタイミングも狙い目です。
逆に、発売直後のモデルは最新機能をいち早く試せるのが魅力。自分の使い方に合わせて選ぶのが正解です。
最新モデルの比較ポイント
ここで、2025年現在の主要モデルの特徴を簡単に整理します。
- Forerunner 970／Forerunner 570：音声通話対応、軽量ボディ、ランナー向け最先端モデル。
- fēnix 8 Pro／MicroLED：高輝度ディスプレイ、耐久性強化、マルチスポーツ完全対応。
- Venu 4：日常使いに最適な美しい画面とヘルスケア機能。
- Edge 850／Edge 550：ナビ・地図機能の刷新でサイクリングを強力サポート。
- inReach Mini 3 Plus：衛星通信でどこでも安全確保。
Garminはそれぞれのシリーズに明確な用途を持たせており、「どのフィールドで使うか」で選ぶのが基本です。
ランナーならForerunner、登山やトレイルならfēnix、日常＋健康管理ならVenuがバランスの取れた選択になります。
ガーミンの今とこれから
2024〜2025年のGarminは、新モデルの発表が相次ぐ非常に活発な時期です。
AIや音声アシスタントとの連携、マイクロLEDディスプレイの採用、衛星通信デバイスの拡充など、技術面で大きな進化が見られます。
また、従来の「スポーツギア」から「スマートライフデバイス」へとブランドの方向性も広がっており、
健康志向の高まりやアウトドア人気の継続を背景に、今後も需要は拡大しそうです。
ガーミンの発売日一覧！最新モデルの登場時期と特徴を比較（まとめ）
ガーミンは、Forerunner、fēnix、Venuをはじめとする各シリーズが定期的に刷新され、
それぞれが「走る」「登る」「暮らす」という異なる目的に最適化されています。
過去の発売日をたどると、2〜3年おきのモデルチェンジが基本。
2025年はForerunner 970、fēnix 8 Pro、Venu 4など注目の新作が揃い、
まさに“買い時”ともいえるタイミングです。
ガーミンの新作を追うことで、今の自分にぴったりの相棒を見つけることができます。
ぜひ、発売日や特徴をチェックしながら、自分のライフスタイルに合うモデルを選んでください。
