Garmin（ガーミン）のウォッチを手に入れて、最初に感じるのは「情報が多い！」ということではないでしょうか。
走行距離、ペース、心拍、タイム、消費カロリー…。すべて表示できるのは便利だけれど、実際のところ「自分が見たい情報」だけをすぐ確認できるようにしておきたいもの。
そんなとき役立つのが、「画面表示のカスタマイズ」です。
今回は、Garminのウォッチ画面を自分好みに設定し、見たいデータを自由に表示する方法をわかりやすく紹介します。
Garminの画面表示をカスタマイズするメリット
Garminの魅力は、使う人に合わせて画面を調整できる柔軟さにあります。
ランニング中に確認したいデータは人それぞれ。スピードを重視する人もいれば、心拍や時間を気にする人もいるでしょう。
画面をカスタマイズすると、たとえば次のようなメリットがあります。
- トレーニング中に必要な情報を一目で確認できる
- 見やすい配置で誤操作が減る
- デザインも好みに合わせられる
- 日常使いとスポーツ時のモードを切り替えやすい
要するに、「見たいときに、見たい情報が出てくる」ようにできるのがGarminの強みなのです。
Garminで設定できる画面の種類
カスタマイズの対象となる画面は大きく分けて2種類あります。
1. ウォッチフェイス（ホーム画面）
普段使いの時計画面です。
時間だけでなく、歩数、バッテリー、心拍、天気、日の出・日の入りなども表示できます。
Connect IQストアで好みのウォッチフェイスをダウンロードすれば、デザインも雰囲気も自由自在。
2. データ画面（アクティビティ中の表示）
ランニングやサイクリングなどのアクティビティを開始した際に出る画面です。
ここに「ペース」「距離」「経過時間」「心拍数」など、トレーニングに必要なデータを自由に並べ替えることができます。
どちらの画面も自分で調整できるので、まずはどんな情報をどこで見たいかをイメージしておきましょう。
Garminウォッチ本体での設定方法
Garmin本体からも画面の編集が可能です。
モデルによって多少メニュー名が異なりますが、流れは共通しています。
- ウォッチのメニューを開く
- 「アクティビティとアプリ」から目的のアクティビティ（ラン、バイクなど）を選択
- 「アクティビティ設定」→「データ画面」を開く
- 編集したい画面を選ぶ（または「新しい画面を追加」）
- レイアウトを選択（1〜6項目など）
- 表示したいデータ項目をそれぞれ設定
- 保存して終了
これで、次にアクティビティを開始したときから新しい表示が反映されます。
画面数は複数作成でき、トレーニング中に左右ボタンで切り替え可能です。
「ペース画面」「心拍重視画面」「詳細データ画面」など目的別に分けると実用的です。
スマホアプリでカスタマイズする方法
Garmin Connectアプリを使うと、スマホから設定が行えます。
ウォッチの小さな画面での操作が苦手な人は、こちらの方法がおすすめ。
手順は以下の通りです。
- Garmin Connectアプリを開く
- 画面下のデバイスタブから自分のウォッチを選択
- 「アクティビティとアプリ」→対象アクティビティを選択
- 「データ画面」をタップ
- 編集または追加を選び、レイアウトとデータ項目を設定
- 完了したらデバイスと同期
スマホ操作なら項目の一覧が見やすく、画面構成をイメージしながらカスタマイズできます。
アクティビティごとに設定を変えることもできるので、ラン用とバイク用で別々に作っておくのも便利です。
データ項目の選び方とおすすめ構成
Garminのデータ画面には、非常に多くの項目が用意されています。
よく使われる代表的な項目は次の通りです。
- 距離、ラップ距離、残り距離
- ペース、平均ペース、ラップペース
- 経過時間、タイム、残り時間
- 心拍数、心拍ゾーン
- ケイデンス（ピッチ）、高度、気温
- バッテリー、天気、通知
ただ、全部を入れると見づらくなるので、使う目的ごとに項目を絞るのがコツです。
例えば、ランニングなら
→ ペース／距離／心拍／時間
サイクリングなら
→ スピード／ケイデンス／距離／経過時間
といった組み合わせが定番です。
必要な情報を厳選し、走行中に視線を最小限で確認できる配置を意識すると快適に使えます。
ウォッチフェイスのカスタマイズも楽しもう
日常の表示であるウォッチフェイスも、自分の生活に合わせてアレンジできます。
Garmin本体の「外観設定」からも変更できますが、より多彩なデザインを楽しみたいなら、Connect IQストアをチェックしてみましょう。
無料・有料を問わず数千種類のウォッチフェイスが公開されており、表示項目や色の変更も可能です。
シンプルで見やすいものから、天気や気圧・心拍など情報を詰め込んだものまで揃っています。
特に人気なのは「情報量多めタイプ」と「ミニマルデザインタイプ」。
どちらも使い勝手が良く、生活スタイルに合わせて選べます。
カスタマイズを活かすコツ
せっかく設定しても、使いこなせなければもったいないですよね。
ここでは、より快適に活かすためのポイントを紹介します。
- 目的別に複数画面を用意する
→ 走る目的によって見る情報を変える。練習ペース用と本番用を分けると便利。 - 情報を詰め込みすぎない
→ 一度にたくさん表示すると見づらくなる。重要な3〜4項目に絞るのが理想。 - オートスクロールを活用する
→ 自動で画面が切り替わる設定にしておけば、走行中の操作を減らせる。 - 変更後は必ず同期を確認する
→ アプリで設定した内容は、同期しないと反映されません。
このあたりを意識するだけで、Garminの操作性がぐっと上がります。
注意しておきたいポイント
Garminの機能は多彩ですが、いくつか注意点もあります。
- 機種やアクティビティによって選べるデータ項目が異なる
- プリセットのワークアウト画面は編集できない場合がある
- サードパーティ製のデータフィールドは動作が安定しないこともある
- 文字が多すぎると視認性が下がる
つまり、「万能ではない」ことを理解した上で、自分に合った範囲で調整していくのがポイントです。
自分だけのGarminに仕上げよう
Garminのカスタマイズは、設定を変えるだけで驚くほど使いやすくなります。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、一度自分好みの画面を作れば、トレーニングの質も快適さも段違いです。
ウォッチフェイスで日常を見やすく、データ画面で運動を効率的に。
そして、必要ならConnect IQで自分だけのレイアウトを作る。
Garminは「買って終わり」ではなく、「育てていく」デバイスです。
画面表示をカスタマイズして、世界にひとつのGarminを楽しんでください。
Garminの画面表示を設定する方法！データ項目を自由にカスタマイズ
最後にもう一度まとめると、Garminの画面表示を設定することで、
- トレーニング効率が上がる
- 必要な情報を瞬時に確認できる
- デザインも自分好みにできる
という大きなメリットがあります。
日常にもトレーニングにも欠かせない相棒として、あなたのGarminをもっと「あなた仕様」にカスタマイズしてみましょう。
