最近のスマートウォッチは、通知確認やヘルスケア機能だけでなく「音楽を聴く」ためのデバイスとしても進化しています。
通勤中やランニング中に、スマホを持たずに音楽を楽しめたら便利ですよね。
この記事では、スマートウォッチで音楽を再生するための方法と設定手順を、初心者でもわかるように丁寧に解説します。
機種や使い方の違い、注意点までしっかり押さえていきましょう。
スマートウォッチで音楽を聴く3つの方法
スマートウォッチで音楽を再生するには、大きく分けて3つのパターンがあります。
- ストリーミングアプリをウォッチに入れて直接再生する
- 音楽ファイルをウォッチ本体に保存して聴く
- スマホの音楽アプリをウォッチでリモート操作する
それぞれにメリット・デメリットがあります。自分の使い方に合った方法を選ぶのがポイントです。
ストリーミングアプリで再生する方法
まずは、SpotifyやYouTube Musicなどの音楽ストリーミングアプリを使う方法です。
対応するスマートウォッチであれば、スマホを持たずに音楽を再生できます。
対応するアプリとウォッチの組み合わせ
- Wear OS(Google系):Spotify、YouTube Music、Deezer、Amazon Musicなど
- Apple Watch(watchOS):Apple Music、Spotify
- Galaxy Watch(Samsung系):Spotify、YouTube Music
- Garmin・COROSなどのスポーツウォッチ:一部機種でSpotifyなどに対応
アプリの対応状況はウォッチのOSによって異なるので、購入前にチェックしておきましょう。
設定手順(例:Spotify on Wear OS)
- スマートウォッチのPlayストアを開き、「Spotify」をインストール
- アプリを起動し、Spotifyアカウントでログイン
- 楽曲やプレイリストを選び、再生ボタンをタップ
- Bluetoothイヤホンをウォッチに接続して音を出す
Spotify Premiumユーザーなら、プレイリストをウォッチにダウンロードしてオフライン再生も可能です。
外出時やランニング中にスマホが不要になるのが、この方法の最大の魅力です。
注意点
- ストリーミング再生には通信環境が必要(Wi-FiやLTEモデル)
- バッテリー消費が早くなるため、長時間再生には注意
- 一部サービスでは有料プラン限定機能となることも
音楽ファイルをスマートウォッチに保存して聴く方法
通信量を気にせず音楽を楽しみたい人には、ウォッチ本体に音楽ファイルを保存する方法がぴったりです。
どんなウォッチが対応している?
音楽保存機能があるスマートウォッチは限られています。
代表的なモデルとしては以下のようなものがあります。
- Apple Watch(Series以降)
- Galaxy Watchシリーズ
- Garmin Forerunner、COROS APEXなどのランニングウォッチ
これらの機種では、MP3やAACなどの形式でウォッチに曲を転送して再生できます。
音楽を転送する流れ
- パソコンやスマホで音楽ファイルを準備(MP3など)
- ウォッチをUSBまたはWi-Fiで接続
- メーカー提供のアプリやソフト(例:Galaxy Wearable、Garmin Expressなど)で転送
- ウォッチの「ミュージック」アプリを開き、曲を再生
Bluetoothイヤホンを接続すれば、スマホなしで音楽が楽しめます。
ランニング中でも身軽に音楽を聴けるのが大きなメリットです。
メリットとデメリット
メリット:
- 通信不要・オフラインで再生可能
- バッテリーの消費が比較的少ない
デメリット:
- ストレージ容量に制限あり
- 転送作業がやや手間
音楽を頻繁に入れ替えたい人より、好きなプレイリストを固定で楽しみたい人に向いています。
スマホの音楽をスマートウォッチで操作する方法
最後に紹介するのは、スマートウォッチを“音楽リモコン”として使う方法です。
これはスマホの音楽アプリを再生しつつ、ウォッチで操作だけ行うスタイルです。
接続と操作の手順
- スマホとウォッチをBluetoothでペアリング
- スマホ側で音楽アプリを起動(Spotify、Apple Musicなど)
- ウォッチの画面に再生中の曲情報が表示される
- 手首の操作で「再生/停止」「次の曲」「音量調整」などを行う
この方法なら、スマホの音源をそのまま使えるため、特別なアプリや契約は不要です。
向いている使い方
- 通勤・通学中にスマホをバッグに入れたまま操作したい
- 音楽をスマホで管理したい
- 通話や通知もウォッチで一括操作したい
特にバッテリーを節約したい人や、スマホの音質を優先したい人におすすめです。
Bluetoothイヤホンとの接続ポイント
どの再生方法を選ぶにしても、Bluetoothイヤホンとの接続はほぼ必須です。
スマートウォッチのスピーカーでも音は出ますが、音質や音量は限定的。
快適に音楽を楽しみたいなら、Bluetoothイヤホンやワイヤレスヘッドホンを使いましょう。
接続の基本手順
- ウォッチの設定画面から「Bluetooth」メニューを開く
- 「新しいデバイスを追加」または「イヤホンをペアリング」を選択
- イヤホンの電源を入れ、ペアリングモードにする
- ウォッチ側に表示されたイヤホン名をタップして接続完了
一度ペアリングしておけば、次回以降は自動接続されます。
バッテリー・データ通信・音質の注意点
スマートウォッチで音楽を再生する際、見落としがちなのが電力と通信の問題です。
- ストリーミング再生:通信とバッテリーの両方を多く消費
- オフライン再生:通信量ゼロで安定
- リモート操作:ウォッチ側の電力負担が軽い
また、Bluetooth接続時は音飛びや遅延が起こることもあります。
イヤホンの距離や周囲の電波環境によって音質が変わる点も覚えておきましょう。
どの方法を選ぶべきか?おすすめの使い分け
目的別に整理すると次のようになります。
- スマホなしで音楽を楽しみたい → ストリーミング or 保存再生
- 通信量を節約したい → 保存再生
- 手軽に音楽を操作したい → リモート操作
ウォッチによって対応機能が異なるため、購入前に「音楽再生対応」や「対応アプリ一覧」を確認するのが安心です。
スマートウォッチで音楽を再生する方法と設定手順のまとめ
スマートウォッチで音楽を再生するには、
- ストリーミング再生
- 本体保存再生
- スマホリモート操作
の3つの方法があり、それぞれに向いているシーンがあります。
どの方式でもBluetoothイヤホンを活用すれば、より快適に音楽を楽しめます。
自分のライフスタイルに合わせて最適な方法を選び、
スマートウォッチで音楽を再生する楽しみを存分に味わってください。
