スマートウォッチを使っていると、「しばらく使わないから電源を切りたい」「バッテリーを節約したい」と思う瞬間、ありますよね。
でも実際に電源を切ろうとしてみると、機種ごとに方法が違っていて戸惑うことも。
この記事では、主要なスマートウォッチの電源を切る方法をまとめつつ、電源を切らなくてもバッテリーを長持ちさせるコツを紹介します。
日常使いにも旅行や出張にも役立つ内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
Apple Watchの電源を切る方法
Apple Watchを完全にオフにするには、いくつかの手順を踏む必要があります。
まず注意したいのは、「充電中は電源を切れない」という点。オフにする前に充電ケーブルを外しておきましょう。
その上で、サイドボタンを長押しすると画面に「電源オフ」のスライダーが表示されます。これを右にスライドすれば電源が切れます。
再び使いたいときは、同じサイドボタンを長押しすれば起動します。
また、Apple Watchの一部モデルでは、電源を切っても「時刻だけ確認できるモード」が残るものもあります。完全にバッテリーを温存したい場合は、このモードもオフにしておくと安心です。
Wear OS搭載のスマートウォッチで電源を切る方法
GoogleのWear OSを搭載したスマートウォッチ（Pixel Watchや一部のFossil、TicWatchなど）は、比較的シンプルに電源を切れます。
基本は、電源ボタンを数秒間長押し。すると「再起動」「電源を切る」などのメニューが出てくるので、「電源を切る」を選びましょう。
もし物理ボタンが反応しない場合は、画面上から下にスワイプし、「設定」→「システム」→「電源を切る」からでも操作できます。
この方法は、多くのWear OS機で共通です。中には独自のUIを採用しているモデルもあるので、うまくいかないときは取扱説明書を確認すると確実です。
Galaxy WatchやFossilなどメーカー別の操作方法
Galaxy Watchシリーズ（Samsung製）は、電源ボタンを長押ししても切れない場合、2つのボタンを同時に押す操作が有効です。
メニューが表示されたら「電源を切る」をタップすればOK。
また、設定メニューからでも同様に「システム」→「電源を切る」で操作可能です。
Fossil製のスマートウォッチは、画面上からスワイプダウンして「設定」を開き、「システム」→「電源を切る」を選びます。
ボタン長押しでもシャットダウンできるモデルが多いですが、動作が異なる場合もあるので、ソフトウェア側から行うのが確実です。
格安スマートウォッチの場合の電源オフ方法
最近は、1万円以下でも多機能なスマートウォッチがたくさん出ています。
こうしたモデルは専用アプリ（VeryFitPro、GloryFit、FitCloudProなど）で設定を補助するタイプが多いですが、電源オフは本体側から行うのが基本です。
操作例としては、「設定」メニューにある「シャットダウン」や「電源を切る」をタップする方法、もしくは物理ボタンを3秒以上長押しするパターンが一般的。
画面のアイコンや日本語訳が少し違うこともあるため、最初は少し探してみましょう。
電源を切れない・切りたくないときのバッテリー節約術
「電源を切るほどではないけど、バッテリーを節約したい」ときに試したいのが、省電力設定や通知の見直しです。
ここからは、すぐに実践できる節電テクニックを紹介します。
1. 省電力モード（バッテリーセーバー）を使う
ほとんどのスマートウォッチには、省電力モードが搭載されています。
Wear OSの場合は、画面を上から下にスワイプしてバッテリーアイコンをタップ。「バッテリーセーバー」または「省電力モード」を選ぶだけ。
これで通信やバックグラウンド動作を自動的に抑え、電池を長持ちさせられます。
Apple Watchでも、「設定」→「バッテリー」→「低電力モード」をオンにすればOK。通知やセンサー機能の一部が制限されるものの、時計としての機能はそのまま使えます。
2. 画面の明るさ・常時表示を見直す
スマートウォッチの電池を消費する最大の要因はディスプレイです。
画面の明るさを下げる、常時表示（Always On Display）をオフにするだけでも効果があります。
また、画面が自動でオンになる「手首を上げて点灯」もオフにしておくと、無駄な点灯を防げます。
暗い場所では自動的に明るさを調整する機能がある場合は、それを有効にしておくのもおすすめです。
3. 通知を必要なものだけに絞る
スマートウォッチは通知が便利な反面、頻繁に振動したり画面が点灯するたびに電池を使います。
SNSやメールなど、特に頻度が高いアプリは必要なものだけ残し、不要な通知はオフにしておくとバッテリー持ちが劇的に改善します。
ペアリングしているスマホ側から通知設定を管理できるモデルも多いので、一度見直しておきましょう。
4. 通信機能（Wi-Fi・Bluetooth・GPS）の使い方を工夫する
Wi-FiやBluetooth、GPSを常にオンにしておくと、バッテリーの減りが早くなります。
ウォーキングやランニングのとき以外はGPSをオフにする、スマホとの距離が近いときだけBluetooth接続するなど、状況に合わせて使い分けましょう。
また、一部の機種では「機内モード」を使うことで、通信を一時的にすべて停止できます。
外出中に通知を受け取らなくてもいいときなどに活用すると便利です。
5. アプリやセンサーを整理する
心拍センサーやストレス測定などの機能は便利ですが、常時オンにしていると電池消費が増えます。
日常的に使わない場合は、測定頻度を「手動」に変更するのも効果的。
また、使わないアプリは削除・無効化しておくと、バックグラウンドでの更新が減り、結果的にバッテリーが長持ちします。
電源を切るべきタイミングと注意点
「結局、どんなときに電源を切るのがいいの？」と迷う方も多いでしょう。
以下のようなケースでは、電源オフが効果的です。
- 長期間使わない（旅行や出張中など）
- 充電できない環境でバッテリーを温存したい
- 夜間など、通知が不要な時間が長い
ただし、電源を切るとヘルスデータ（歩数や睡眠など）が記録されない点には注意が必要です。
健康管理や運動記録を重視する人は、省電力モードで運用する方が向いています。
スマートウォッチを長く使うためのバッテリー管理のコツ
スマートウォッチのバッテリー寿命を延ばすには、使い方の積み重ねが大切です。
特に意識したいのは、次の3つ。
- こまめに充電しすぎない（残量20～80％を保つ）
- 高温・低温の環境を避ける
- 定期的に再起動してシステムをリフレッシュする
バッテリーを0％まで使い切ると劣化が早まるため、残量が少なくなったら早めに充電しましょう。
また、寝る前など定期的に電源をオフにすることで、システムの動作が軽くなり、電池の持ちも安定します。
まとめ｜スマートウォッチの電源を切る方法まとめ！バッテリー節約のコツも紹介
スマートウォッチの電源を切る方法は、Apple Watch・Wear OS・Galaxy Watch・Fossilなどメーカーによって操作が異なります。
基本は「ボタン長押し」か「設定メニューからのシャットダウン」ですが、機種によっては充電中に切れない場合もあるので注意が必要です。
また、電源を切らなくても、省電力モードや通知・画面設定を見直すだけでバッテリーを大幅に節約できます。
ライフスタイルに合わせて、電源オフと節電モードをうまく使い分けることが、スマートウォッチを快適に使い続けるポイントです。
毎日のちょっとした工夫で、バッテリーの持ちが変わります。
ぜひ今日から、自分のスマートウォッチに合った方法で電源管理を試してみてください。
