スマートウォッチを買ったのに、LINEの通知が来ない…。そんな経験はありませんか？
せっかく便利なデバイスなのに、肝心の通知が届かないと意味がないですよね。
この記事では、なぜスマートウォッチでLINE通知がこないのか、その原因と今すぐできる解決方法をわかりやすく紹介します。
スマートウォッチにLINE通知がこない主な原因とは？
まず最初に押さえておきたいのは、「通知が来ない」原因がひとつではないということ。
スマホ側の設定、アプリの権限、スマートウォッチのモードなど、いくつもの要素が絡んでいます。
代表的な原因は以下のとおりです。
- スマホの通知設定でLINEがオフになっている
- スマートウォッチ用アプリでLINE通知が無効になっている
- Bluetooth接続が切れている、またはペアリングが不完全
- スマートウォッチがサイレントモードやおやすみモードになっている
- LINEアプリ側のプライバシー設定で内容が非表示になっている
- OSやアプリのバージョン違いによる不具合
このように、ひとつでも設定がずれていると、通知がうまく届かないことがあります。
まず確認したいスマホ側の設定
一番多いのが、スマホの通知設定が原因のケース。
意外と見落としがちですが、スマホ本体の通知がオフになっていると、スマートウォッチにも転送されません。
iPhoneの場合
- 設定アプリを開く
- 「通知」→「LINE」を選択
- 「通知を許可」をオンにする
- 「ロック画面」「通知センター」「バナー」もオンにしておく
Androidの場合
- 設定アプリを開く
- 「アプリと通知」→「LINE」を選択
- 「通知の許可」がオンになっているか確認
- 「通知のカテゴリ」もすべてオンにする
さらに、「おやすみモード」や「集中モード」がオンになっていると、通知が抑制されるので注意が必要です。
スマートウォッチ用アプリの通知設定を見直す
スマートウォッチをスマホと連携する際、多くの場合は「専用アプリ」を通してペアリングします。
このアプリ内でLINE通知をオンにしていないと、いくらスマホで通知を許可しても、ウォッチ側に転送されません。
代表的な設定手順は以下の通りです。
- スマートウォッチの専用アプリを開く
- 「通知」や「アプリ通知」の項目を探す
- LINEをオンに切り替える
- 必要に応じてアプリ全体の通知権限も許可する
もし設定済みでも通知が来ないときは、一度オフにして再度オンにしてみてください。
それでも改善しない場合は、ペアリングを解除→再ペアリングしてみるのが効果的です。
Bluetooth接続とデバイスの距離を確認
スマートウォッチの通知はBluetooth接続が前提です。
接続が切れていたり、距離が離れすぎていると、当然ながら通知は届きません。
確認ポイントは次の3つ。
- Bluetoothがオンになっているか
- スマートウォッチが「接続済み」と表示されているか
- スマホとウォッチの距離が10メートル以内にあるか
また、他のBluetooth機器（イヤホンなど）との干渉で接続が不安定になることもあります。
その場合は、一度Bluetoothをオフ→オンにして接続をリセットすると改善することがあります。
スマートウォッチ側のモード設定をチェック
スマートウォッチ本体に「サイレントモード」や「おやすみモード」が搭載されている場合、これが原因で通知が止まっていることもあります。
特に次のようなモードに注意しましょう。
- シアターモード（通知を一時的に無効化）
- サイレントモード（バイブや音をオフ）
- 就寝モード（夜間通知を抑制）
画面上に月やマナーモードのアイコンが表示されていたら、これらのモードが有効になっているサインです。
設定メニューからオフにして、もう一度通知を試してみましょう。
LINEアプリの通知設定とプライバシー設定を見直す
LINEアプリ自体にも通知設定があり、ここがオフになっていると当然スマートウォッチには通知されません。
LINEアプリ内で確認するポイント
- 「ホーム」→「設定」→「通知」
- 「通知」「メッセージ通知」「メッセージ内容を表示」をすべてオンにする
「内容を表示」をオフにしていると、スマートウォッチ側では通知が来ていないように見えることがあります。
実際には通知が届いていても、本文が表示されないだけというケースも多いです。
再起動・アップデート・再ペアリングで解決することも
ここまでの設定を確認してもダメな場合は、シンプルなリセットが意外と効きます。
スマホとスマートウォッチの両方を再起動してみましょう。
これでキャッシュや一時的な通信エラーが解消されることがあります。
それでも解決しない場合は、
- スマートウォッチ用アプリのアップデート
- スマートウォッチのファームウェア更新
- ペアリングの解除と再接続
を順に試してみてください。
アップデートによって通知の不具合が修正されるケースも多く、最新の状態に保つことは重要です。
複数デバイスを使っている場合の注意点
PC版LINEを使っている人は要注意。
設定によっては、PC使用中にスマホの通知をオフにしている場合があります。
その場合、スマートウォッチにも通知が飛ばない仕組みです。
また、複数のスマホやタブレットにLINEを入れていると、どの端末に通知を送るかが不安定になることも。
できるだけ1台のスマホに統一し、通知設定を明確にしておきましょう。
安価なスマートウォッチでは通知が不安定なことも
最近は5,000円以下でも多機能なスマートウォッチが増えていますが、通知の安定性はピンキリです。
特に海外製や無名ブランドのモデルでは、アプリとの連携精度が低く、LINE通知がうまく届かないケースもあります。
こうしたモデルは、専用アプリ経由で通知を送る仕組みのため、スマホ側との相性が悪いと安定しません。
「通知は対応」と書かれていても、スタンプや画像など一部の通知が表示されない場合があります。
信頼性を重視するなら、Wear OSやApple Watchなど、公式サポートのあるモデルを選ぶと安心です。
それでも通知が来ないときに試したい最終手段
ここまでの方法でも解決しない場合、次のステップを試してみましょう。
- スマートウォッチの設定を初期化
- 専用アプリをアンインストール→再インストール
- LINEアプリを再インストールして再ログイン
- すべての設定を初期状態からやり直す
面倒ではありますが、これで解決することもあります。
通知トラブルは、複数の要因が絡んでいることが多く、リセットで一気に改善するケースが少なくありません。
スマートウォッチでLINE通知がこない原因と今すぐできる解決方法【まとめ】
スマートウォッチでLINE通知がこないときは、焦らず一つずつ原因を潰していくのが大事です。
- スマホの通知設定
- 専用アプリでの通知許可
- Bluetooth接続の確認
- スマートウォッチのモード設定
- LINEアプリの通知内容設定
- 再起動・アップデート・再ペアリング
この順番で確認すれば、ほとんどのケースは解決します。
そして最後に覚えておいてほしいのは、スマートウォッチは「通知を見る補助ツール」であり、スマホの設定や環境に大きく依存するということ。
だからこそ、定期的に設定を見直すことが、快適な通知体験につながります。
通知が来ないストレスから解放されて、スマートウォッチをもっと便利に使いこなしましょう。
