最近、「スマートウォッチ」という言葉がすっかり日常に溶け込みましたよね。歩数や心拍数を測るのは当たり前、睡眠やストレスまでチェックできる時代。そんな中で、手頃な価格と高機能を両立するブランドとして人気を集めているのが、シャオミ(Xiaomi)です。
今回は、その最新モデル「シャオミ スマート ウォッチ 9 プロ」(正式名称:Xiaomi Smart Band 9 Pro)について、発売日や価格、そして注目の進化ポイントをわかりやすく紹介します。
発売日はいつ?価格はいくら?
まず発売日。シャオミ スマート ウォッチ 9 プロは、中国で2024年10月29日に発表され、日本では2024年11月14日から順次販売が開始されました。
価格は税込9,280円前後。家電量販店や公式オンラインストアで購入できます。
この価格帯でこれだけの機能を備えているのは驚きです。1万円を切るスマートデバイスの中では、コスパ最強クラスといってもいいでしょう。
外観とデザインの変化
「バンド」と名前にありますが、デザインはもはやスマートウォッチ寄り。
1.74インチの大型AMOLEDディスプレイを搭載し、前モデルよりさらにベゼルが細くなっています。画面の明るさは最大1,200ニット。屋外の日差しの下でもしっかり視認できます。
アルミニウム合金フレームと高強度ポリマ素材の組み合わせで、見た目は高級感がありながらも軽量。
重さは約24.5g(本体のみ)と非常に軽く、長時間つけていても気になりません。
ストラップはワンタッチで交換可能。TPU素材のスポーティーなものから、レザー調のものまで豊富にそろっており、シーンに合わせて気軽に付け替えられます。
スペック概要と主な機能
シャオミ スマート ウォッチ 9 プロの基本性能をざっと整理すると、以下のようになります。
- 1.74インチAMOLEDディスプレイ(解像度336×480)
- ピーク輝度:1,200ニット
- 5ATM防水対応(50m防水)
- GNSS(GPS / GLONASS / BeiDou / Galileo / QZSS)搭載
- Bluetooth 5.4対応
- 最大21日間のバッテリー持続
- 心拍数・血中酸素・ストレス・睡眠モニタリング
- 150種類以上のスポーツモード対応
- NFC搭載モデルあり
このスペックを9,000円前後で手に入れられるのは、かなり魅力的。
特に注目は「独立GNSS対応」。スマホを持たずにジョギングしても、ルートを正確に記録できます。アウトドア派にはうれしい進化です。
前モデル「Xiaomi Smart Band 8 Pro」からの進化点
ここからは、前作との比較で進化したポイントを見ていきましょう。
ディスプレイの明るさと見やすさが大幅アップ
前モデルの600ニットから倍増の1,200ニットへ。
日中の屋外ランニングでも、画面がくっきり見えるようになりました。解像度も高く、文字やアイコンの視認性も向上しています。
測位精度の向上
GNSS対応は前モデルにもありましたが、今作では測位精度がさらに向上。衛星システムを5種類サポートし、位置情報のズレを軽減しています。トレーニング記録の信頼性が高まっています。
心拍・SpO₂測定の精度アップ
センサーのアルゴリズムを刷新し、心拍数の測定精度が約15%向上。
血中酸素レベル(SpO₂)やストレス、睡眠のトラッキングもより安定したデータを得られるようになりました。
バッテリーの長寿命化
通常モードで最大21日間。AOD(常時表示)モードでも約10日使用可能です。
前作の約14日から大幅に改善されており、出張や旅行でも充電を気にせず使えます。
NFCとスマート機能の拡張
NFC対応モデルでは、決済や交通系カードの利用、車のデジタルキー機能などもサポート。
日本版でどのサービスが使えるかは今後の展開次第ですが、将来的なアップデートにも期待が持てます。
健康管理機能の進化
スマートバンドの本質は「健康の見える化」。
シャオミ スマート ウォッチ 9 プロでは、この部分の完成度がかなり高まっています。
心拍数や血中酸素はもちろん、ストレスや睡眠の質を24時間自動で測定。
夜の睡眠中は浅い眠り・深い眠り・レム睡眠を解析し、翌朝にはスコアとして可視化されます。
また、女性向けの月経周期管理機能も搭載。体調の変化を記録して、ライフスタイルの改善に役立てることができます。
数値をただ見るだけでなく、「傾向」を把握できるのがポイント。
疲れがたまっているときはストレススコアや睡眠スコアにも反映されるので、無理をしないペース配分にもつながります。
スポーツ&アウトドアでの活躍
150種類以上のスポーツモードを搭載しており、ランニング・サイクリング・ヨガ・水泳など幅広くカバー。
中でもランナー向けの10種類のプログラムが充実しており、ペース維持や距離管理も細かく設定可能です。
ウォーキングや登山では、GPS測位を活用してルートを記録。運動後に地図上でルートを振り返ることもできます。
防水性能は5ATMなので、プールや浅い海でのスイミングにも対応。
ただし、ダイビングやサウナでの使用は推奨されていません。
運動量の計測からリカバリーの確認まで、この1本で完結するのは大きな魅力です。
デザインと日常使いの快適さ
デザイン面も見逃せません。
Smart Band 9 Proは、角が少なく丸みを帯びたボディラインで、男女問わず自然にフィットします。
アルミニウム合金の光沢感がありつつも、どこか柔らかな印象。
オフィスでも浮かず、スポーティーすぎないバランスが絶妙です。
ストラップ交換が簡単になったのも便利。
休日は明るいカラー、仕事中は落ち着いたレザー調など、TPOに合わせたコーデが楽しめます。
「スマートウォッチ=運動用」というイメージを覆し、日常に溶け込むデザインです。
バッテリー性能と使い勝手
シャオミのスマートバンドシリーズはもともとバッテリー持ちが良いことで知られていますが、今作はさらに優秀。
通常使用で約3週間という長寿命バッテリーを実現しています。
Bluetooth通知や心拍測定を常時オンにしていても、充電頻度は週に1回以下で十分。
充電もマグネット式で簡単に接続でき、朝の支度中にサッと充電すればすぐフルになります。
購入前にチェックしておきたい注意点
- スマートウォッチというよりは高機能スマートバンド
アプリをインストールして拡張するタイプではないため、フル機能のスマートウォッチを求める人には少し物足りないかもしれません。 - 防水性能には限界がある
水泳はOKですが、サウナやダイビングには非対応。熱や高圧には弱い点を覚えておきましょう。 - NFC機能はモデルにより異なる
国内版での決済機能は限定的。購入時にはスペック表をしっかり確認するのがおすすめです。
こんな人におすすめ
- スマートウォッチ初心者で、まずは気軽に試したい人
- 毎日の運動や睡眠をしっかり管理したい人
- 充電の手間が少なく、長く使えるものを探している人
- コスパ重視で、1万円以下のモデルに魅力を感じる人
- 軽くておしゃれ、シーンを選ばず使えるデザインがいい人
これらに当てはまるなら、シャオミ スマート ウォッチ 9 プロはかなり満足度の高い選択になるはずです。
シャオミ スマート ウォッチ 9 プロの発売日と進化点を詳しく紹介(まとめ)
最後にもう一度、ポイントを整理しておきましょう。
- 発売日:2024年11月14日(日本)
- 価格:税込約9,000円前後
- 特徴:1.74インチAMOLED/1,200ニット高輝度/GNSS対応/最大21日バッテリー
- 健康管理:心拍・SpO₂・睡眠・ストレス測定
- スポーツ:150種以上モード+GPSトラッキング
- デザイン:軽量・交換ストラップ対応・アルミ合金ボディ
価格以上の価値が詰まった1本。
スマートウォッチ初心者にも、すでに別ブランドを使っている人にもおすすめできる完成度です。
生活の中に自然に寄り添い、健康や運動の「気づき」を与えてくれる。そんなデバイスが、シャオミ スマート ウォッチ 9 プロです。
