最近、SNSでもよく見かけるようになった「CMFスマートウォッチ」。
Nothingというブランドのサブブランドとして登場し、デザイン性とコスパの良さで話題を集めています。
この記事では、CMFスマートウォッチの魅力を、実際のレビュー情報をもとに「機能・デザイン・価格」の3つの視点から徹底的に見ていきます。
CMFとは?Nothingの新しい挑戦
CMFは「Color・Material・Finish」の頭文字を取ったブランド名で、直訳すると“色・素材・仕上げ”。
つまり、デザインと質感に徹底的にこだわることをブランドコンセプトにしています。
親会社であるNothingは、透明デザインのスマートフォンなどで注目されているイギリスのテック企業。
そのNothingが「もっと手に取りやすく、でも安っぽくないスマートデバイスを」という想いで立ち上げたのがCMFです。
第一弾の「Watch Pro」から始まり、「Watch Pro 2」、そして最新の「Watch 3 Pro」と進化を続けています。
それぞれに共通しているのは、「低価格でも、見た目も性能も妥協しない」という姿勢です。
デザインの完成度が高すぎる
CMFスマートウォッチが人気の理由のひとつは、やはりデザインの完成度。
手に取った瞬間、「これで1万円台?」と驚く人が多いほど、見た目と質感が上質です。
アルミ合金ボディは軽くて丈夫。
シリコンストラップは柔らかく肌になじみやすく、長時間つけていても違和感がありません。
「Watch Pro 2」では交換式ベゼルを採用しており、好みに合わせて外観をカスタマイズすることもできます。
カラー展開も豊富で、ダークグレー・アッシュグレー・ブルー・オレンジなど、ファッションとの相性も抜群。
円形ディスプレイはAMOLEDを採用しており、発色が鮮やかで文字盤のデザインも多彩です。
しかも、画面は1.32インチの高解像度(466×466ピクセル)。
細かい文字やアイコンもくっきり見えるので、通知や運動データの確認も快適。
価格を考えると、デザイン面の完成度は正直「破格レベル」と言っていいでしょう。
基本機能はしっかり充実
デザインだけでなく、日常使いに十分な機能が揃っているのもCMFの魅力です。
「Watch Pro 2」を中心に紹介すると、主な機能は以下の通り。
- 心拍数・血中酸素(SpO₂)測定
- ストレス・睡眠トラッキング
- 120種類以上のスポーツモード
- 5つの衛星測位システム(GPS・GLONASS・Galileo・QZSS・BeiDou)対応
- Bluetooth通話機能(マイク・スピーカー内蔵)
- 通知表示、音楽操作、カメラリモート
運動や健康管理に必要な機能が一通り揃っていて、精度もまずまず。
ランニングやサイクリングなどのアクティビティを自動で検知してくれるのも便利です。
ただし、医療用途としての精度を保証するものではないため、「目安」として使うのが安心。
健康管理のきっかけや、日々のモチベーション維持に活用するのがおすすめです。
通知・通話・音楽操作も便利
スマートウォッチとして気になるのが「スマホとの連携」ですが、これもよくできています。
CMFスマートウォッチは専用アプリ「CMF Watch」と連携して、着信通知やSNSのメッセージ通知を受け取れます。
さらに、Bluetooth通話機能を搭載したモデルなら、スマホを取り出さずにそのまま通話も可能。
音楽の再生・停止やカメラのリモートシャッターにも対応しているので、外出先や運動中に便利です。
ただし、NFC(タッチ決済)機能は非搭載。
電子マネー決済を腕時計で済ませたい人にとっては少し物足りないかもしれません。
それでも「通知・通話・音楽操作ができる」という基本的な使い勝手はしっかり押さえています。
バッテリー持ちは10日以上
CMFスマートウォッチの大きな強みが「バッテリーのもちの良さ」。
多くのレビューで「フル充電で10日以上使える」と評価されています。
実際、メーカー公式でも通常使用で最大11日、省電力モードでは45日持続と発表。
毎日充電する必要がなく、出張や旅行でも安心して持ち歩けます。
AMOLEDディスプレイを搭載しているにもかかわらず、ここまで長持ちするのは効率的な電源設計のおかげ。
Apple Watchのようなハイエンド機に比べると機能は絞られていますが、その分バッテリー性能で勝負しています。
防水・耐久性もしっかり
Watch Pro 2はIP68相当の防水防塵に対応。
日常の手洗いや小雨程度なら問題なく使用できます。
ただし、水泳やシャワー、サウナなど「長時間の水中使用」は非推奨。
これは多くのレビューでも指摘されています。
つまり、“日常生活防水”と考えるのが現実的です。
普段使いではまったく困らないレベルなので、アウトドアや通勤などでも安心して使えるでしょう。
ソフトウェアと使い心地
CMF Watchアプリはシンプルな構成で、誰でも直感的に操作できます。
ウォッチフェイス(文字盤)の変更、通知設定、運動データの確認などがスムーズ。
ただし、一部のレビューでは「GPS捕捉が遅い」「画面点灯の反応が鈍い」といった声もあります。
ファームウェア更新で改善される可能性はありますが、細かい部分で完成度に差がある点は留意しておきましょう。
それでも、初めてスマートウォッチを使う人にとっては十分に扱いやすく、日常生活で困ることはほとんどありません。
価格とコスパのバランス
何といってもCMFの最大の武器は「価格」。
日本国内では7,000円台から購入可能で、上位モデルでも1万円前後。
1万円でAMOLEDディスプレイ、GPS、Bluetooth通話、心拍・睡眠測定が付いてくるのは驚異的です。
レビューサイトでも「この価格でこの完成度は信じられない」「コスパ最強クラス」と評価されています。
ただし、価格が安い分、アプリ連携の自由度やサードパーティ製アプリ対応などは限定的。
決済機能やアプリ拡張を求める人には物足りないかもしれません。
それでも「高機能・高デザイン・低価格」の三拍子がそろっている点で、CMFスマートウォッチは非常にバランスの取れた製品です。
どんな人におすすめ?
CMFスマートウォッチが特に向いているのは、次のような人です。
- デザインにこだわりたいけれど、価格は抑えたい人
- スマートウォッチを初めて試してみたい人
- 健康管理を手軽に始めたい人
- バッテリー持ちを重視する人
- ファッション感覚で毎日着けたい人
逆に、NFC決済や高度なワークアウト分析、アプリ拡張を求める人には、もう少し上位モデル(例:Nothing Phoneと連携するWear OS搭載モデルなど)が合うでしょう。
話題のCMFスマートウォッチを徹底レビュー!機能・デザイン・価格を比較してわかったこと
CMFスマートウォッチは、シンプルに言って「デザイン重視でコスパ最強」。
質感は高く、機能も必要十分。
価格を考えれば、多少の欠点があっても余りある魅力があります。
スマートウォッチに興味はあるけど「Apple Watchは高い」「見た目が地味」と感じていた人にとって、CMFはちょうどいい選択肢。
1万円前後でここまで完成度の高いモデルはなかなかありません。
ファッションとテクノロジーの中間に位置するようなデザインは、まさに「日常をちょっと格上げしてくれるガジェット」。
使い勝手と見た目の両方を大事にしたいなら、CMFスマートウォッチはぜひ一度手に取ってみる価値があります。
