最近、SNSやフリマアプリで「ゲーミングPC譲ります」という投稿をよく見かけます。
性能の高いパーツを搭載したゲーミングPCは人気ですが、同時に値段も高め。だからこそ「中古でもいいから安く欲しい」という買い手も多いんです。
この記事では、そんなゲーミングPCを「譲りたい」「手放したい」と考えている人に向けて、買い手を見つけるためのコツをわかりやすくまとめました。
なぜゲーミングPCを譲りたくなるのか?
まずは、自分がなぜ手放したいのかを整理しておきましょう。
よくある理由は次のようなものです。
- 新しいモデルに買い替えたい
- 最近あまりゲームをしなくなった
- 部屋のスペースを空けたい
- 引っ越しなどで荷物を減らしたい
どんな理由であれ「まだ使えるけど、自分には不要」という状態なら、誰かに使ってもらう価値はあります。
ただし、ゲーミングPCは高価な機材。譲るときには「状態」「性能」「安全性」の3点をしっかり整えておく必要があります。
譲る前にやっておくべき準備
データの消去と初期化は絶対条件
PCを譲る前に、まずやるべきはデータの完全削除です。
個人情報やログイン情報、ゲームアカウントの残骸などが残ったままだと、思わぬトラブルのもとになります。
Windowsなら「設定」→「システム」→「回復」→「このPCをリセット」で初期化が可能です。
また、SSDやHDDをフォーマットしてからOSを再インストールしておくと安心。
Steamなどのアカウント系もログアウトしておきましょう。
外観・内部をきれいにしておく
見た目の印象は意外と大事です。
外装のホコリを拭き取り、内部ファンの汚れもエアダスターで軽く掃除しておくと好印象。
特にゲーミングPCは冷却ファンが多く、ホコリが詰まっていると「長く使われた印象」を与えてしまいます。
スペック・付属品を整理しておく
買い手が気にするのは「どんな性能なのか」。
CPU・GPU・メモリ・ストレージの容量・電源ユニットなど、主要パーツを明記できるようにしておきましょう。
また、元箱・電源ケーブル・保証書などの付属品が揃っていれば、査定額も印象もアップします。
ゲーミングPCを譲る・売る主な方法
① 買取業者に依頼する
手間をかけずに済ませたいなら、専門の買取業者に依頼するのが安心です。
店舗や宅配で査定してもらい、すぐに現金化できるのがメリット。
一方で、買取価格は個人間取引より低めに設定される傾向があります。
ただし、状態が良く、付属品がそろっていれば思った以上の価格がつくことも。
「査定無料」「送料負担なし」などの条件を比較し、複数の業者で見積もるのがおすすめです。
② フリマアプリやオークションサイトで出品する
高く売りたいなら、個人間取引も有力な手段です。
メルカリやヤフオクなどではゲーミングPCの需要が高く、状態が良ければすぐに買い手がつくこともあります。
ただし、手間はそれなりにかかります。
写真撮影、説明文の作成、コメント対応、発送準備などをすべて自分で行う必要があります。
さらにトラブル防止のために、以下の点を必ず明記しておきましょう。
- 「動作確認済み」「初期化済み」などの状態説明
- 「ノークレーム・ノーリターン」である旨
- 配送時の梱包・送料負担について
誠実で具体的な説明文を書くと、買い手からの信頼が得やすくなります。
買い手が見つかるためのコツ
写真と説明文にこだわる
まず第一印象を決めるのは「写真」。
外観を正面・側面・背面から撮影し、内部の様子(ファンや配線)が見える写真も用意しましょう。
清潔感が伝わるだけでなく、「丁寧に使われていたんだな」と安心感を与えられます。
説明文では以下を意識しましょう。
- 構成パーツ(CPU・GPUなど)を明記
- いつ購入し、どのくらい使用したか
- 故障や修理歴の有無
- 付属品や保証の有無
- 使用環境(禁煙・ペットなしなど)
そして、過剰なアピールより「正直でわかりやすい表現」が信頼を生みます。
価格設定は「相場−α」を意識する
相場より少し安めに設定するのがポイント。
ゲーミングPCの中古市場は動きが早く、数千円〜数万円の差で反応が変わります。
「早く譲りたい」場合は思い切って値下げする方が結果的に早く売れることも。
価格を決めるときは、同スペックの中古価格をチェックしておきましょう。
出品サイトや買取業者の査定ページを参考にすれば、大まかな相場がつかめます。
信頼を積み重ねる
個人取引では「安心感」が最も大切です。
質問に丁寧に答える、返信を早くする、取引メッセージを丁寧に書く。
それだけで買い手の印象は大きく変わります。
発送も、できるだけ早く・丁寧に。
輸送時の破損を防ぐため、緩衝材を多めに使い、PC本体をしっかり固定しましょう。
「届いた時に動かない」といったトラブルを防ぐことができます。
注意しておきたいリスク
ゲーミングPCの譲渡・販売には、いくつかの注意点があります。
- 保証・サポートが切れている場合が多い
中古品として譲るときは、基本的にメーカー保証は使えません。
その旨を説明文で明記しておきましょう。 - 経年劣化やパーツの不具合
長期間使ったPCは、見えない部分で性能が落ちていることも。
譲渡前に一度起動・動作確認を行い、「正常に動く」ことを確認しておくのが安心です。 - データの消去漏れ
消し忘れたデータやアカウント情報が残っていると、個人情報の流出につながる危険があります。
完全初期化を忘れずに行いましょう。 - 取引トラブル
代金未払い、返品要求、破損クレームなど、個人間の取引ではトラブルも起こりがちです。
取引メッセージを残す、受領書を作る、やり取りは記録として残すようにしましょう。
スムーズに譲るための実践ポイント
最後に、実際に「買い手が見つかった人たち」がやっている共通ポイントをまとめます。
- 出品前に内部クリーニング+動作確認
- 写真は明るい場所で撮影(外観・内部・スペック画面)
- スペックはCPU・GPU・メモリ・SSDを必ず記載
- タイトルに「ゲーミングPC」「〇〇搭載」など検索ワードを入れる
- 状態・使用感を正直に伝える
- 値下げ交渉には柔軟に対応
- 「すぐ発送できます」「付属品完備」など信頼ワードを添える
これらを意識するだけで、閲覧数や購入希望のメッセージが増えやすくなります。
ゲーミングPCを譲りたい人へ:最後のチェックリスト
もう一度、譲る前に確認しておきましょう。
- データは完全に消去したか
- 動作確認・掃除は済んでいるか
- スペック・付属品を整理したか
- 価格相場を調べたか
- 写真と説明文を丁寧に用意したか
- 取引条件を明記したか
この6つを満たせば、買い手が見つかる確率は格段に上がります。
譲渡や販売は少し手間がかかりますが、その分、PCを大切に使ってくれる新しいオーナーと出会える可能性があります。
ゲーミングPCを譲りたい!買い手が見つかる方法とは?(まとめ)
ゲーミングPCを譲るときは、
「きれいに」「正直に」「丁寧に」が3つのキーワードです。
買い手に安心を与え、状態をきちんと伝えることで、相場以上の価値を感じてもらえることもあります。
譲るという行為は、ただ“売る”ことではなく、“次の人につなぐ”こと。
あなたの大切なゲーミングPCが、新しい持ち主のもとで再び活躍する日を願っています。
