最近は「パソコンでゲームをしたいけど、できるだけ安く済ませたい」と考える人が増えています。高性能なゲーミングPCは確かに魅力的ですが、価格を見ると二の足を踏んでしまうこともありますよね。でも、実は少し工夫すれば、性能とコスパを両立したゲーミングPCを“安く”手に入れることは十分可能です。この記事では、予算を抑えつつ満足できるゲーミングPCを購入するためのコツと、おすすめの購入サイトを紹介していきます。
まずは「どんなゲームをしたいか」を決めよう
安く買う前に大事なのが、「自分がどんなゲームをプレイしたいのか」を明確にすること。たとえば、軽めのインディーゲームや2D系タイトルを遊ぶだけなら、10万円以下でも十分なモデルがあります。一方で、FPSや最新の3Dゲームを高画質・高フレームレートで遊びたいなら、ある程度の性能が必要です。
- フルHD(1080p)で60fpsを狙うなら:RTX 4060やRTX 3060クラスが目安
- 1440pや4K、144Hz以上のモニターを活かしたいなら:RTX 4070以上が理想
- 軽めのタイトルやeスポーツ系中心なら:GTX 1650でもOK
このように、「解像度」「フレームレート」「プレイしたいタイトル」を決めてから探すと、無駄に高いパーツを選んでしまうことがなくなります。
ゲーミングPCを安く買うためのコツ
安く買うには、ただセールを狙うだけでなく、仕組みを理解することも重要です。ポイントは次の4つです。
1. BTO(受注生産)を活用する
BTOとは「Build To Order」、つまり注文に応じてパーツを組み立てる方式です。BTOショップなら、グラボやストレージなどを自分で選べるため、不要なオプションを省いて価格を抑えることができます。
2. 型落ちモデルを狙う
最新のGPUやCPUが登場したタイミングでは、1世代前のモデルが値下がりします。性能差が大きくない場合も多く、型落ちを狙うのはコスパを高める王道テクニックです。
3. セール・キャンペーン時期を狙う
年末年始や新生活シーズン、ブラックフライデー、夏のボーナス時期などは、多くのショップが特価キャンペーンを行います。特に在庫処分セールでは掘り出し物に出会えることも。
4. 比較サイトで価格をチェック
同じモデルでも販売店によって数万円の差が出ることがあります。価格.comなどの比較サイトを使えば、最安値を簡単に探せます。送料込み価格や保証内容も忘れず確認しましょう。
価格帯別の目安とおすすめスペック
安くても満足できるラインを把握しておくと、買い物の失敗を防げます。
- 10万円以下:エントリークラス。GTX 1650搭載モデルなど。軽めのゲーム中心。
- 10〜15万円台:ミドルクラス。RTX 3050〜4060搭載モデルが主流。ほとんどのタイトルを快適に遊べる。
- 15〜20万円台:ハイミドル。RTX 4060Ti〜RTX 4070。配信や動画編集にも対応。
- 20万円以上:ハイエンドクラス。4Kや高リフレッシュレートに対応した本格派向け。
安さ重視なら、フルHD環境を想定した10〜15万円前後が最もバランスが良い価格帯です。
安くて信頼できるおすすめ購入サイト
ここからは、国内で「安く・安心して」ゲーミングPCを購入できるサイトを紹介します。それぞれ特徴が異なるので、目的に合わせて選びましょう。
ドスパラ(Dospara)
ゲーミングPC専門の老舗ショップ。自社ブランド「GALLERIA(ガレリア)」シリーズが人気です。BTO対応でカスタマイズ自由度が高く、コスパ重視のモデルも豊富。
定期的にセールや限定モデルが登場するので、キャンペーン情報は必見です。国内生産のため出荷が早く、サポート体制も安心できます。
STORM(ストーム)
価格を抑えたい人におすすめのBTOショップ。必要最低限の構成を選びやすく、余分な装飾やブランド料がかからないのが魅力です。静音や冷却性能など、地味に重要な部分もしっかりしています。
パソコン工房
全国に店舗を持つBTOパソコンメーカー。ネット注文だけでなく店頭サポートが受けられるのが強みです。モデル数が非常に多く、10万円台のコスパ構成も豊富。保証も充実しています。
PC BUILD JAPAN
低価格帯を狙うなら要チェック。6〜7万円台の小型ゲーミングPCなど、格安モデルをラインナップしています。軽めのゲーム用途や初心者の入門機としておすすめです。
ソフマップ・ビックカメラ系列
家電量販店ながら、ゲーミングPCのセールを頻繁に開催しています。ポイント還元もあり、実質的な値引きになることも。店頭で実機を見たい人にも向いています。
これらのサイトをこまめにチェックし、比較サイトや口コミと組み合わせて検討すると、最適な1台が見つかります。
安いゲーミングPCを選ぶときの注意点
安さに惹かれて飛びつく前に、次のポイントも忘れず確認しておきましょう。
- 旧世代パーツの可能性:安価なモデルは旧GPUやCPUを使っていることがあります。性能面をしっかり比較しましょう。
- 保証内容の違い:保証期間や修理対応が販売店によって異なります。安さだけでなく、安心感もチェック。
- 拡張性や冷却性能:コンパクトな筐体はアップグレードが難しいことも。長期利用を考えるなら拡張性も重視。
- 送料や初期設定費:本体価格が安くても、オプション費用で総額が高くなるケースもあります。
つまり「本当にお得かどうか」は、スペックと総コストをトータルで判断することが大切です。
コスパ最強の“狙い目スペック”とは?
2025年現在、コスパ重視でおすすめの構成は以下のようなイメージです。
- CPU:Core i5(第13世代以降)またはRyzen 5
- GPU:RTX 4060 / RTX 3060 / RX 6600 XTあたり
- メモリ:16GB以上
- ストレージ:SSD 1TB(もしくは500GB+外付け増設)
このクラスなら、ほとんどのタイトルをフルHDで快適にプレイでき、価格はおおよそ13〜16万円前後。性能・価格のバランスが取れた“現実的なベストライン”です。
実際の購入前にチェックしておきたいこと
買う直前には、以下の3点を確認しておくと安心です。
- レビュー・評価:公式サイトやSNSの口コミを確認。特に「静音性」「発熱」「初期不良対応」などの実体験が参考になります。
- 支払い方法・保証内容:クレジット・分割・延長保証など、条件を比較してお得な方法を選びましょう。
- 在庫・納期:セール時期は出荷が遅れることがあります。急ぎの場合は即納モデルを選ぶのも手です。
細かい部分を見落とすと、「安く買えたけど後悔した…」となりかねません。落ち着いてチェックを。
まとめ:安くても満足できるゲーミングPCは手に入る
「ゲーミングPCを安く買いたい!」という願いは、少しの知識と比較で実現できます。
ポイントは、「用途を明確にする」「BTOで不要な部分を削る」「セールや型落ちを狙う」「信頼できるサイトで買う」。この4つを意識するだけで、同じ予算でもワンランク上の満足度が得られるはずです。
ゲーミングPCは高額な買い物ですが、上手に選べばコストを抑えつつ、快適なプレイ環境を整えることができます。この記事を参考に、自分にぴったりの“安くて強い”1台を見つけてください。
