「ゲーミングPCって高いんでしょ?」
そう思っている人、実はけっこう多いですよね。でも最近は、性能と価格のバランスがとれた“安いゲーミングPC”が増えてきています。10万円前後でも、快適にゲームをプレイできるモデルはたくさんあるんです。この記事では、そんなコスパ最強なゲーミングPCを選ぶためのポイントと、おすすめモデルを紹介していきます。
安いゲーミングPCってどんなもの?
まず、どこからが「安いゲーミングPC」と言えるのか。
ざっくり言えば、10万円前後から15万円くらいの価格帯を指すことが多いです。20万円を超えるとハイエンドに近くなり、逆に7万円台になると性能面で妥協が必要になります。
「安い=性能が悪い」と思うかもしれませんが、実際は違います。最新ゲームを“最高設定で4Kプレイ”しない限り、10万円前後のモデルでも十分に快適に遊べるんです。とくにフルHD(1080p)解像度で遊ぶなら、エントリー〜ミドルクラスのGPUでまったく問題ありません。
コスパを決める5つのチェックポイント
安いゲーミングPCを選ぶときは、価格だけでなく「どこにお金をかけるか」を見極めることが大事です。ポイントは以下の5つ。
1. CPUは“中堅クラス”を狙う
ゲーム性能の基盤を支えるCPU。
IntelならCore i5〜i3(F付きモデルでもOK)、AMDならRyzen 5あたりがベストバランス。最近のCPUは省電力化が進み、4〜6コアでも十分なパフォーマンスを発揮します。
2. GPU(グラボ)は性能の要
グラフィックカードがゲーム体験を左右します。
最新のNVIDIA RTX 4060やAMD Radeon RX 6600など、ミドルレンジGPUなら高画質設定でも快適。4K解像度でなければ、旧世代モデルでも十分です。
3. メモリは16GBが安心
8GBでも動くゲームは多いですが、最近はバックグラウンドアプリも重くなっています。快適に遊ぶなら16GBがベスト。差額もわずかなので、ここはケチらないのがおすすめ。
4. SSDでロード時間を短縮
ゲームデータの読み込みにはSSDが必須。
NVMe対応SSDならさらに速く、ロード時間の短縮に直結します。500GB以上あると余裕をもって複数タイトルをインストールできます。
5. 電源と冷却は“見えないけど重要”
安いモデルでよく削られる部分。
電源ユニットが粗悪だと安定性が落ちるし、冷却が弱いと熱で性能が下がります。できれば80PLUS認証の電源、冷却ファンがしっかりしているケースを選びましょう。
失敗しない“安いゲーミングPC”の選び方
「安い」と言っても、価格だけを見て買うのは危険です。
見た目やスペック表だけでは分かりにくい部分に注意が必要です。
- GPU非搭載モデルに注意
「グラフィック機能付きCPUだから大丈夫」と思っても、重い3Dゲームは厳しいです。独立GPU搭載モデルを選びましょう。 - 拡張性をチェック
メモリやストレージをあとから増設できるかは大事なポイント。BTO(受注生産)ならカスタマイズできる場合もあります。 - サポートと保証を確認
激安モデルでも、保証がしっかりしているメーカーを選ぶと安心。修理や交換対応が明記されているかを見ておきましょう。
今おすすめの安いゲーミングPC10選
ここでは、2025年時点でコスパの高いおすすめモデルを紹介します。どれも10万円前後から15万円台で購入可能です。
1. NEWLEAGUE Ryzen 5 5600Gモデル
メモリ16GB、NVMe SSD 512GB搭載。内蔵GPUでも軽いゲームは快適。後からグラボ追加もOK。約8万円台で買える人気機。
2. パソコン工房 STYLE-M4P5-R55T-EZX
Ryzen 5搭載のBTOモデル。冷却と電源がしっかりしていて、長時間プレイでも安心。価格も抑えめ。
3. マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A5G60
CPUとGPUをバランス良く配置したミドルクラス機。RTX 4060搭載モデルも選べ、性能面で長く使える。
4. NEWLEAGUE デスクトップPC 5600G
同ブランドの別ライン。見た目シンプルでコンパクト。初めてのゲーミングPCにもおすすめ。
5. 北村商店 GT1030搭載フルセット
モニター・キーボード・マウスまでセットで約8万円。軽いタイトル中心ならこれで十分。
6. Core i3-12100F + GT1030構成機
CPUの性能が高く、一般作業もサクサク。拡張性もあり、後からグラボを載せ替えられる。
7. NEXTGEAR JG-A5G5A
RTX 3050クラスを搭載し、1080pならどんなタイトルも快適。静音性にも定評がある。
8. Minisforum UM790 Pro
小型ミニPCながらRyzen 9搭載。軽いゲームや配信にも対応。省スペース派に人気。
9. Dell G15 Gaming Desktop
海外ブランドながら日本でも購入可。高冷却設計で安定したプレイが可能。
10. HP Pavilion Gaming Desktop
大手ブランドで安心感あり。初期設定が簡単で、初めてのゲーミングPCにも最適。
コスパを最大化する使い方
せっかく買うなら、長く使いたいですよね。
安いゲーミングPCでも、少しの工夫で寿命を延ばせます。
- ゲーム設定を最適化する
解像度や影・テクスチャ設定を調整するだけで、快適さが段違い。FPS値を見ながら調整してみましょう。 - 定期的にメンテナンス
内部のホコリ除去、ドライバ更新は意外と効果大。動作が重くなったときはまずここを確認。 - 必要ならパーツ交換も
メモリやストレージの増設、グラボの交換で性能をアップできます。長期的に見れば買い替えより安上がり。
安いゲーミングPCが増えている理由
ここ数年で、部品価格の下落と技術進化が進みました。
最新世代が出るたびに旧モデルが値下がりし、“ちょうどいい性能”の構成が手の届く価格に落ちています。
また、BTOメーカーや自作系ブランドの競争も激化。
「安くて高性能」を目指すモデルが次々登場しています。以前のように「20万円しないと無理」という時代ではありません。
どんな人に“安いゲーミングPC”がおすすめ?
- 初めてゲーミングPCを買う人
- 軽めのオンラインゲーム(APEX、Valorantなど)が中心の人
- コスパを重視して長く使いたい人
- 配信や動画編集も少しやってみたい人
特に「PCゲームを始めたいけど予算が限られている」という人には、10万円前後のモデルが最も現実的な選択です。フルHDで快適に遊びたいなら、いまがまさに“買い時”です。
安いゲーミングPCを選ぶなら今がチャンス
性能と価格のバランスが良いモデルがどんどん増えています。
昔のように「PCゲームは高嶺の花」という時代ではありません。
10万円台でもしっかり遊べる環境を手に入れられる今こそ、自分に合った“コスパ最強”の1台を選びましょう。
これからゲーミングPCを買うなら、今回紹介した選び方とモデルを参考にしてみてください。
きっと、あなたにぴったりの“安いゲーミングPC”が見つかるはずです。
