ゲーミングPCを買うとき、「どのBTO専門店を選べばいいの?」と迷う人は多いですよね。パーツ構成の自由度、価格、サポート体制など、選ぶ基準が多くて悩むのも当然です。
この記事では、BTO(Build To Order)方式のゲーミングPCについてわかりやすく解説しつつ、2025年時点でおすすめできるBTO専門店を3つ紹介します。
購入前にチェックしておくべきポイントもまとめたので、初めての方でも安心して選べるはずです。
BTOゲーミングPCとは?自分仕様で注文できる「セミオーダーPC」
BTOとは「Build To Order(受注生産)」の略で、注文後にユーザーの希望に合わせてパーツを組み立てる販売方式のこと。
つまり、メーカーがあらかじめ決めたスペックの完成品ではなく、CPU・GPU・メモリなどを自分で選べる「セミオーダーPC」です。
既製品より高性能な構成を選べるだけでなく、不要な機能を省いてコストを抑えることも可能。
また、自作PCのようにパーツを一つずつ揃える必要がないため、知識がなくても安心です。メーカーが組み立てと動作確認まで行ってくれるのも大きな利点です。
ただし、納期が長くなることが多い点や、構成を選ぶ際に多少の知識が必要になる点には注意しましょう。
購入後の満足度は「どのショップを選ぶか」で大きく変わります。
購入前に必ずチェックすべき6つのポイント
BTOゲーミングPCを選ぶときは、以下の6つを押さえると失敗しにくくなります。
1. 予算と用途を明確にする
まず最初に「どんなゲームを、どんな環境でプレイしたいか」を決めましょう。
軽いタイトルをフルHDで遊ぶのか、最新のAAAタイトルを4Kで楽しみたいのかによって、必要なスペックはまったく違います。
- フルHD/ライトゲーマー向け:20万円前後
- WQHD・配信や動画編集も行う:25〜35万円前後
- 4K・高フレームレート重視:35万円以上
高ければいいというものではありません。自分のプレイスタイルに合った構成を選ぶことが、最もコスパの良い選び方です。
2. パーツ構成とカスタマイズ性
BTOの魅力は「パーツを選べる自由度」にあります。
特に注目したいのは以下の項目です。
- CPU(演算処理):Intel Core i7以上、またはRyzen 7以上がおすすめ
- GPU(グラフィック性能):RTX 4060〜RTX 4080シリーズが主流
- メモリ:16GB以上が標準、重いゲームや配信なら32GB
- ストレージ:起動用SSD(NVMe推奨)+保存用HDDの構成が安定
- 電源と冷却:80PLUS認証電源、水冷または高性能空冷を選びたい
ショップによってはケースやマザーボードまで細かく指定できます。
「あとでパーツを交換したい」「見た目にもこだわりたい」場合は、拡張性やデザイン面のカスタマイズ性が高いショップを選ぶと満足度が上がります。
3. サポート・保証体制
初期不良や故障対応のスピードは、ショップによって驚くほど差があります。
購入前にチェックすべきなのは以下のポイント。
- 保証期間(1年〜3年など)
- 延長保証やセンドバック対応の有無
- 問い合わせ窓口の営業時間や評判
- 修理対応までの期間
特に初心者は「サポートが充実しているショップ」を優先するのが安全です。
4. 納期と在庫状況
BTOは受注生産のため、組み立て〜出荷まで1〜2週間かかることもあります。
「すぐにプレイしたい!」という場合は、即納モデルがあるショップを選ぶと良いでしょう。
在庫切れや納期遅延の口コミが多いショップもあるので、購入前に確認しておくと安心です。
5. コストパフォーマンスとセール
同じ構成でも、ショップによって価格差が数万円出ることも珍しくありません。
定期的にセールを行うショップをチェックすると、ハイエンド構成をお得に入手できるチャンスがあります。
ただし「安い=良い」とは限らず、電源や冷却などの品質面も考慮することが大切です。
6. 冷却・静音性・拡張性
高負荷で動作するゲーミングPCでは、冷却性能が命。
エアフローの良いケースや大型ファン、水冷クーラーの有無などを確認しておきましょう。
静音性を重視するなら、静音ケースや高品質ファンを選ぶのもポイントです。
さらに、将来的にグラボを交換したいなら、内部スペースや電源容量の余裕も見ておくと安心です。
ゲーミングPC BTO専門店おすすめ3選
ここからは、国内で人気・実績ともに評価の高いBTO専門店を3つ紹介します。
それぞれに得意分野や特徴があるので、自分の目的に合わせて選びましょう。
1. LEVEL∞(パソコン工房)
全国に実店舗を展開する安心の大手ブランド。
LEVEL∞(レベルインフィニティ)は「品質」「冷却」「デザイン」を兼ね備えたバランスの良いBTOブランドです。
- 高性能CPU/GPUの最新構成が豊富
- ケースデザインやRGBライティングが魅力
- 店舗での相談や即納モデルも選べる
やや価格は高めですが、長く使いたい人・安定性を重視する人に最適。
サポート体制も整っており、初心者にもおすすめです。
2. FRONTIER(フロンティア)
「コスパ最強」と評判のBTOメーカー。
セール時には他社より数万円安い構成が出ることもあり、価格重視派からの人気が非常に高いです。
- 期間限定セールが頻繁に開催される
- パーツ品質は安定しており信頼性も高い
- 初心者でも選びやすいプリセット構成が多い
一方で、納期がやや長めになる傾向があります。
急ぎで欲しい人は在庫モデルをチェックするのがコツです。
3. Sycom(サイコム)
カスタマイズ性と品質の高さで知られるBTO老舗メーカー。
「とことんこだわりたい」ユーザーや上級者から支持されています。
- パーツ型番まで明記されており安心感がある
- 冷却・静音設計に強く、長時間稼働にも強い
- 水冷や高品質ケースなど細部まで選択可能
価格はやや高めですが、「長く安定して使いたい」「自作に近い感覚で注文したい」人には最もおすすめのメーカーです。
失敗しないショップ選びのコツ
ショップを選ぶときに気をつけたいのは、「一部のスペックだけを見て決めないこと」。
GPUの型番だけで判断すると、電源が非力だったり冷却が弱かったりと、結果的にパフォーマンスが出ないことがあります。
ショップサイトでは「CPU」「GPU」「メモリ」だけでなく、
電源の品質(80PLUS認証)、マザーボードのチップセット、冷却方式(空冷/水冷)なども確認しておきましょう。
また、ユーザーレビューやSNSの口コミも参考になりますが、あくまで個人の感想に過ぎない点も念頭に。
自分のプレイ環境に合わせた構成を冷静に選ぶことが重要です。
まとめ:ゲーミングPC BTO専門店を賢く選んで理想の1台を手に入れよう
BTOゲーミングPCの魅力は、自分のプレイスタイルや予算に合わせて“ちょうどいい性能”を選べること。
LEVEL∞は品質とサポートのバランス、FRONTIERは価格の安さ、Sycomはカスタマイズ性と静音性の高さが特徴です。
購入前には、
- 予算と用途の整理
- パーツ構成のバランス
- サポートと保証内容
- 納期とセール情報
をしっかり確認しておくことが失敗を防ぐコツです。
理想の1台を見つけたときのワクワク感は、BTOならではの楽しみ。
自分仕様のゲーミングPCで、最高のゲーム体験を手に入れましょう。
