ゲームを本気で楽しむなら、やっぱりゲーミングPCが気になりますよね。
ただ、どのメーカーを選べばいいのか、スペックは何を見ればいいのか――迷ってしまう人も多いはず。
この記事では、BTO(Build To Order)方式で自分にぴったりのゲーミングPCを選ぶためのポイントと、人気メーカーの特徴・おすすめモデルをわかりやすく紹介します。
BTOってなに?普通のゲーミングPCと何が違うの?
「BTO」は“Build To Order”の略で、注文を受けてから組み立てる受注生産方式のこと。
既製品PCと違い、自分の用途や予算に合わせてCPU・GPU・メモリなどを自由に選べるのが特徴です。
ゲーミングPCの世界ではBTO方式が主流。なぜなら、遊ぶゲームやスタイルによって必要な性能が全然違うからです。
たとえばFPSやApex、VALORANTのようなeスポーツ系なら、描画速度を重視して高リフレッシュレートに対応するGPUが重要。
一方で、RPGやシミュレーションをじっくり楽しむ人なら、静音性やストレージの容量を優先するのもありです。
BTOなら、そうした“自分好みの一台”を注文時に選べる。
コスパを追求できるのもBTOの大きな魅力です。
ゲーミングPCを選ぶ前に考えるべき3つの軸
ゲーミングPCは性能が高い分、価格も幅広い。
失敗しないためには、まず次の3点を決めておきましょう。
1. 何のゲームを、どんな環境で遊ぶか
「フルHDで遊べれば十分」なのか、「4K画質で最新タイトルをサクサク動かしたい」のか。
この違いで必要なGPU性能が大きく変わります。
軽めのeスポーツ系ならRTX4060クラスでも十分ですが、4KやVR対応タイトルを快適に動かすならRTX4070Ti以上が理想です。
2. 予算の上限を決める
ゲーミングPCはおおよそ15〜30万円がボリュームゾーン。
10万円台でもプレイ可能な構成はありますが、将来的なアップグレードを考えると20万円前後からが安定ラインです。
3. 自分に必要な機能を整理する
ストレージ容量、静音性、RGBライティングなど、こだわりたいポイントをリストアップ。
「配信もしたい」「動画編集もする」ならCPU性能とメモリ容量も重視しましょう。
パーツの選び方:性能を決める要の部分を理解しよう
BTOで注文するときに最も悩むのがパーツ選び。
でも、基本を押さえておけば難しくありません。
- GPU(グラフィックボード)
ゲームの描画性能を司る最重要パーツ。NVIDIAのGeForce RTXシリーズやAMDのRadeonシリーズが定番です。 - CPU(プロセッサ)
ゲームの処理全体を支える頭脳部分。Intel Core i7/i9、AMD Ryzen 7/9あたりが主流です。 - メモリ(RAM)
ゲームを快適に動かすための作業スペース。16GBが標準、余裕をもたせるなら32GBがおすすめ。 - ストレージ(SSD)
ゲームのロード時間に直結。NVMe SSDを選べば体感速度が格段に上がります。 - 冷却と電源
高性能PCほど熱を持つため、冷却性能は重要。静音性や電源容量(750W以上推奨)も確認を。
この5つを中心に、自分の遊び方に合ったバランスを考えれば、無駄なく快適な構成を作れます。
信頼できる国内BTOメーカーの特徴
BTOメーカーは国内外に数多くありますが、日本で特に人気・信頼が高いのが以下の3社です。
ドスパラ(GALLERIAシリーズ)
BTOといえばドスパラ、というほど定番のメーカー。
納期の早さとラインナップの豊富さが魅力で、最短翌日出荷も可能。
初心者にもわかりやすい構成で、価格と性能のバランスも良好です。
GALLERIA RM5R-R46(約18万円前後)は、RTX4060搭載でエントリーユーザーにもおすすめ。
ハイエンドを狙うならGALLERIA XMR9A-R35-WL(約34万円前後)なども人気です。
マウスコンピューター(NEXTGEAR)
国産メーカーとしてサポート品質に定評あり。
24時間365日の電話サポートがあり、PC初心者でも安心して購入できます。
NEXTGEAR JG-A5G60(約14万円台)は、初めてのゲーミングPCにもぴったりなミドルクラス構成。
コスパ重視派におすすめです。
パソコン工房(LEVEL∞シリーズ)
全国に実店舗を持つBTOショップ。
店舗での相談・サポートが可能で、初心者にも安心感があります。
LEVEL-R776-144F-RKX(約18万円前後)は、配信や動画編集にも対応できる万能モデル。
ラインナップが多く、セールも頻繁に実施されているのが魅力です。
海外ブランドも選択肢に入れよう
BTOといえば国内メーカーが有名ですが、海外ブランドの完成品モデルも魅力的です。
特にMSIやASUSなどはデザイン性・冷却性能が高く、見た目にもこだわりたい人に人気。
たとえば、MSI Infinite Z3(約45万円前後)は、圧倒的な性能と独自冷却機構でハイエンド層に支持されています。
ASUS TUF Gaming T500(約24万円台)は、堅牢な作りとコスパの良さでミドルクラスにおすすめです。
海外ブランドはBTOの自由度こそ低いものの、完成度の高い構成とデザイン性が魅力。
国内メーカーとの比較で検討してみましょう。
買う前に確認しておきたいサポートと保証
性能だけでなく、購入後の安心感も大切です。
BTOメーカーを比較する際は、以下の点を必ずチェックしましょう。
- 保証期間と延長オプション
多くは1年保証。延長できるメーカーなら2〜3年にしておくと安心。 - サポート体制
チャット・電話対応時間、休日対応の有無などを確認。マウスコンピューターは24時間対応で評判が良いです。 - 納期と在庫状況
即納モデルかどうかも重要。ドスパラは最短翌日出荷が強みです。 - 修理・持ち込み対応
実店舗があるメーカー(パソコン工房など)は、修理の際もスムーズ。
PCは長く使うものだからこそ、サポート品質はコストパフォーマンスの一部と考えましょう。
よくある失敗とその回避法
BTOでの購入は自由度が高い反面、選び方を間違えると後悔することも。
よくある失敗を事前に防ぐコツを紹介します。
- 「安さ」だけで選ぶ
旧世代GPUや8GBメモリなど、安さ優先で性能不足になるケースが多いです。
最低でも最新世代のGPUと16GB以上のメモリを選びましょう。 - 冷却・電源を軽視する
長時間プレイでは熱が敵。電源容量も750W以上を目安に。 - 将来の拡張を考えていない
ケース内部の余裕やスロット数もチェック。あとからGPUやストレージを増設したくなることはよくあります。 - 納期やサポートを見落とす
セール品や旧モデルは納期が遅いことも。必要なタイミングに間に合うか確認を。
自分にぴったりの1台を見つけよう
BTOの醍醐味は「自分仕様のゲーミングPCを手に入れられる」こと。
最初は難しく感じても、用途と予算を整理すれば、自然と選ぶべき構成が見えてきます。
もし迷ったら、
この3つから選ぶのが間違いありません。
性能・デザイン・サポート、それぞれに個性があります。
あなたの“理想のゲーミングライフ”に合う1台を、BTOで自由に作ってみてください。
まとめ:ゲーミングPC BTOメーカーの選び方と人気おすすめモデル
BTOゲーミングPCは、カスタマイズ性・コスパ・性能のバランスを自分で調整できるのが魅力。
どのメーカーも特徴があるので、
- ドスパラ:納期の早さと安定のラインナップ
- マウスコンピューター:サポート体制の手厚さ
- パソコン工房:実店舗とコラボモデルの豊富さ
この3社を軸に比較すれば、失敗しません。
性能を追求するもよし、デザインを楽しむもよし。
BTOの自由度を活かして、あなただけの最強ゲーミングPCを手に入れましょう。
