最近、ゲーミングPCを新調しようと思っている人の間で話題になっているのが「RTX4070 SUPER」搭載モデルです。
2024年に登場したこのGPUは、価格と性能のバランスが非常に良く、1440p(WQHD)ゲーミングでは理想的な選択肢と言われています。
この記事では、RTX4070 SUPERの特徴やメリット、そしておすすめのゲーミングPC6選まで、選び方のポイントをまるっと解説します。
RTX4070 SUPERとは?その実力をざっくり解説
RTX4070 SUPERは、NVIDIAが展開する「GeForce RTX 40シリーズ」の中でも中堅〜上位に位置するGPUです。
従来のRTX4070よりもCUDAコア数が増え、クロックも高めに設定されているため、全体的な処理性能が約15〜20%向上しています。
特に得意なのが「1440p(WQHD)」解像度でのゲーミング。
フルHDでは余裕がありすぎるほどで、多くのAAAタイトルで平均100fps前後を叩き出します。
さらに、DLSS3(AIによるフレーム生成)やレイトレーシングなど、最新の描画技術にも対応しており、グラフィック表現の滑らかさや没入感がワンランク上に感じられます。
一方で、VRAMは12GB。
4K解像度や重量級タイトルでは少し物足りなさを感じる場面もありますが、「長く安定して遊べるGPU」という点では非常に優秀です。
RTX4070 SUPER搭載ゲーミングPCの魅力
RTX4070 SUPERを選ぶ理由は「高い汎用性と長期的な安定性」にあります。
では、実際どんな魅力があるのかを具体的に見ていきましょう。
1. 1440pゲーミングのベストチョイス
多くのレビューで「WQHD環境で最もバランスが良いGPU」と評価されています。
設定を“高め”や“ウルトラ”にしても60〜120fps前後をキープできるため、FPS・RPG・オープンワールドなど幅広いジャンルで快適にプレイ可能です。
2. 将来のゲームにも対応しやすい
DLSS3やレイトレーシングの進化により、次世代タイトルも快適に動作します。
特にDLSS3のフレーム生成は、CPU依存を抑えつつ描画をスムーズにしてくれるので、数年先のタイトルにも強い味方になります。
3. 消費電力と冷却のバランスが良い
上位モデルのRTX4080や4090ほどの発熱・消費電力はなく、650W〜700Wクラスの電源でも十分運用可能。
静音・省電力を重視するユーザーにも向いています。
購入前に知っておきたい注意点
高性能とはいえ、RTX4070 SUPERにもいくつか注意すべきポイントがあります。
4Kゲーミングは少し苦しい
4K(3840×2160)で最新タイトルを最高設定にすると、平均60fpsを下回ることも。
軽めのタイトルやDLSS有効時なら問題ありませんが、本格的な4Kゲーミングを目指すなら、RTX4080以上のGPUを検討した方が良いでしょう。
VRAM容量は将来の課題
12GBという容量は現状では十分ですが、今後の重量級タイトルではメモリ使用量が増える傾向にあります。
「数年後も最高設定で遊びたい」人は、メモリを多く積んだGPUも候補に入れておくと安心です。
構成のバランスをチェック
GPU性能を最大限活かすには、CPU・メモリ・冷却なども重要。
RTX4070 SUPERと相性の良いCPUは「Intel Core i7」「Ryzen 7」クラス。
メモリは16GB以上、理想は32GB、ストレージは1TB以上のNVMe SSDを選びましょう。
RTX4070 SUPER搭載おすすめゲーミングPC6選
ここからは、国内BTOメーカーで購入できる「RTX4070 SUPER搭載ゲーミングPC」の中から、性能・価格・拡張性のバランスに優れた6モデルを紹介します。
価格は参考値です(2025年11月時点)。
① パソコン工房 LEVEL∞ R-Class
Ryzen 7 7800X3D と RTX4070 SUPERの組み合わせで、ゲーミング特化型の鉄板モデル。
WQHDゲーミングならほぼすべてのタイトルで快適。価格は約25万円前後。
② マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A7G70
静音性と安定性を両立した人気モデル。
32GBメモリ搭載でマルチタスクにも強く、配信や動画編集にも向いています。価格は約20万円台後半。
③ フロンティア FRGAG-B760
Intel Core i7-14700F × RTX4070 SUPERの構成。
最新CPUの処理力を生かしたハイパフォーマンス構成で、価格は約27万円前後。
④ ツクモ G-GEAR GA7J-H214/B
堅実な冷却設計が特徴。長時間プレイでも安定動作を維持し、メンテナンス性も高い。価格は26〜28万円ほど。
⑤ ドスパラ GALLERIA XA7C-R47S
人気シリーズの定番モデル。
144Hz以上のゲーミングモニターとの相性が良く、初心者から中級者まで満足できる構成。価格は約25万円台。
⑥ パソコンSHOPアーク ARK BTO PC
BTO自由度が高く、ケースや冷却パーツを細かく選べるのが魅力。
ゲーミングだけでなく、動画制作や3D作業にも対応可能。価格は構成により変動(25〜30万円前後)。
選び方ガイド:自分に合った一台を見つけるには?
RTX4070 SUPER搭載モデルは多種多様。
自分の用途に合わせて、以下のポイントを意識すると失敗しにくくなります。
1. プレイするゲームの解像度で選ぶ
・フルHD中心:RTX4070でも十分だが、将来を見据えるならSUPERがおすすめ。
・WQHD:RTX4070 SUPERが最適バランス。
・4K:上位モデルを検討。
2. CPUとの相性を確認
Ryzen 7 7800X3DやIntel Core i7-14700Fなど、現行8コア以上のCPUを選ぶとボトルネックが起きにくい。
3. 冷却・電源を軽視しない
高性能GPUは熱がこもりやすい。
エアフローの良いケースや700W以上の電源を選ぶと安心です。
4. 拡張性と静音性もチェック
今後のアップグレードや静音運用を考えるなら、ミドルタワーケース・静音ファン搭載モデルを選ぶと快適に使えます。
他GPUとの比較で見るRTX4070 SUPERの立ち位置
RTX4070と比較すると約15〜20%高速、RTX4070 Tiとは約10%以内の差。
つまり、価格を抑えつつ上位クラスに迫る性能を得られる“おいしい位置”のGPUと言えます。
AMDのRX7800XTと比べると、レイトレーシング性能やDLSS対応力で優位に立ちます。
一方、RTX4070の値下がりが進んでいる場合は「どちらがコスパが良いか」を冷静に判断しましょう。
価格差が大きければ、4070無印でも十分満足できるケースがあります。
RTX4070 SUPER搭載PCを選ぶべき人とは?
次のような人には、RTX4070 SUPER搭載ゲーミングPCが特におすすめです。
- 1440pモニターで高画質・高FPSを楽しみたい
- DLSS3やレイトレーシングなど最新技術を体験したい
- 数年先まで安定して遊べるPCが欲しい
- 性能と価格のバランスを重視する
逆に、4Kで重めのタイトルを最高設定で遊びたい人はRTX4080クラスを検討する方が良いでしょう。
まとめ|RTX4070 SUPER搭載ゲーミングPCおすすめ6選!性能比較と選び方ガイド
RTX4070 SUPERは、現行世代の中で最も「コスパが良く、長く使える」GPUの一つです。
1440pゲーミングに最適で、DLSS3やレイトレーシングなど最新技術もフル活用できる。
これからゲーミングPCを買うなら、まずこのGPUを軸に検討するのが間違いありません。
最後にひとこと。
どんなに性能の高いGPUでも、構成バランスが取れていなければ本領を発揮できません。
CPU・メモリ・冷却を含めてトータルで見て、自分にぴったりの一台を選んでください。
RTX4070 SUPER搭載ゲーミングPCは、その期待にしっかり応えてくれるはずです。
