最近、「ミニPC」が静かに人気を集めています。デスクの上でも邪魔にならず、性能もノートパソコン並みに進化。特に「Ryzen 5 5600H」を搭載したモデルは、価格と性能のバランスが絶妙で、動画編集やゲームまでこなせる万能マシンとして注目されています。
この記事では、Ryzen 5 5600H搭載ミニPCの魅力と、実際におすすめできる7つのモデルを徹底比較して紹介します。
Ryzen 5 5600Hとは？小型PCでも高性能な理由
Ryzen 5 5600HはAMDのモバイル向けCPUですが、そのパフォーマンスはデスクトップ顔負け。6コア12スレッド構成で、最大4.2GHzのクロックまでブーストします。
7nmプロセスのZen 3アーキテクチャを採用し、効率の良い処理が特徴。TDPは45Wと比較的抑えられているため、発熱が少なくミニPCでも安定して高い性能を発揮します。
実際にこのCPUを搭載したミニPCは、動画編集や3Dモデリング、軽めのゲームまで快適にこなせる実力があります。ノートパソコンより冷却に余裕があり、長時間の作業でも安定動作する点が魅力です。
ミニPCの魅力と選び方のポイント
コンパクトでも実用性抜群
手のひらサイズの筐体ながら、メモリやSSDの交換・増設が可能なモデルが多く、長く使えるのが特徴。デスクの上やモニタ裏に設置でき、オフィスやリビングにもなじみます。
選ぶ際の注目ポイント
- 冷却性能
小型筐体ほど熱がこもりやすいので、冷却構造や静音性は重要。長時間負荷をかける作業が多い人はファンやヒートパイプの構成をチェックしましょう。 - メモリとストレージ
最低でも16GBのメモリとNVMe SSD搭載モデルを選ぶのがおすすめ。特にデュアルチャネル対応かどうかはパフォーマンスに直結します。 - 拡張性とポート数
HDMI×2やUSB-C、LANポートなど、接続端子の数は意外と大事。マルチモニタ環境や周辺機器の多い人はここをチェック。 - 価格とサポート
海外メーカーが多いため、保証やサポート体制も確認しておくと安心です。
Ryzen 5 5600H搭載ミニPCおすすめ7選
ここからは、実際に市場で人気のあるRyzen 5 5600H搭載モデルを紹介します。それぞれの強みを理解して、自分の用途に合った一台を選びましょう。
1. Beelink SER5
コンパクトな筐体にRyzen 5 5600Hを搭載した人気モデル。VESAマウントにも対応し、デスク裏に取り付けて省スペース運用が可能です。
16GBメモリと500GB NVMe SSDを標準搭載し、Windows 11 Proプリインストール。
ゲームや動画編集も快適で、冷却ファンの静音性も高評価。家庭用からビジネス用まで幅広く使えます。
2. MINISFORUM UM560XT
拡張性と冷却性能の高さで人気の一台。デュアルHDMIに加えてUSB-C映像出力にも対応し、最大3画面出力が可能。
DDR4-3200メモリを最大64GBまで増設でき、NVMe＋SATAのデュアルストレージ構成もOK。
小型ながら本格的な作業にも耐える安定感が魅力です。
3. MINISFORUM UM560XT（16GB/512GBモデル）
上位構成のUM560XT。初期状態で16GBメモリ＋512GB SSD搭載なので、購入後すぐに高負荷作業ができます。
動画編集や写真現像、軽いゲーム用途にもぴったり。消費電力が抑えられており、静音性の高さも好評です。
4. AskHand ミニPC Ryzen 5 5600H
価格重視派におすすめ。3万円前後でRyzen 5 5600Hを搭載しており、コスパ抜群。
コンパクトボディながらNVMe SSDとDDR4メモリを搭載し、普段使いには十分な性能です。
安価な分、冷却性能やサポート体制は控えめなので、ライトユーザー向けといえるでしょう。
5. AskHand ミニPC Ryzen 5 5600H（廉価仕様モデル）
上記の下位モデルで、さらに価格を抑えた仕様。サブPCや簡易サーバー用途、配信用マシンとしておすすめ。
負荷が高くない作業を中心に使うならコスパは抜群です。
6. Beelink SER5 Pro
SER5シリーズの上位モデル。メモリ・ストレージ構成が強化され、冷却性能も改良されています。
ゲームプレイ時の安定性が高く、発熱管理も優秀。トリプルディスプレイ対応で、作業用メインマシンとしても十分活躍できます。
7. HP Elite Mini 805 G8（Ryzen 5 5600GE）
厳密には5600Hではなく「5600GE」ですが、同世代の6コアCPUを搭載したHPの法人向けモデル。
国内メーカーならではの信頼性とサポートが強み。長期間安定して使いたい人に向いています。
セキュリティ機能も充実しており、ビジネス用途にも最適です。
ゲーム用途でも快適に使えるか？
Ryzen 5 5600Hの内蔵GPU（Radeon Graphics）は、eスポーツ系タイトルやインディーゲームなら1080pでも快適。
「VALORANT」「Minecraft」「原神」など軽中量級タイトルなら問題なくプレイできます。
ただし、最新のAAAタイトルを高画質設定でプレイする場合は、外部GPU（eGPU）接続や設定調整が必要です。
また、メモリをデュアルチャネルにすることでグラフィックス性能が向上します。購入時にメモリスロットが2本あるか確認しておくと良いでしょう。
Ryzen 5 5600HミニPCが向いている人
・デスク周りをすっきりさせたい
・動画編集や配信など、ある程度のパワーが欲しい
・静音性や省エネも重視したい
・ノートPCでは物足りないが、大型デスクトップまでは不要
こうしたニーズを持つ人に、Ryzen 5 5600HミニPCは最適です。
コンパクトながら、性能・価格・汎用性のバランスが非常に優れており、「ちょっといいパソコンが欲しい」層にちょうどハマります。
Ryzen 5 5600H搭載ミニPCおすすめ7選！高性能でゲームも快適に動くモデル比較のまとめ
Ryzen 5 5600H搭載ミニPCは、コンパクトさと高性能を両立した現代的な選択肢。
BeelinkやMINISFORUMのようなメーカーが牽引し、ゲーム・編集・ビジネスのすべてに対応できる万能機として存在感を高めています。
迷ったら、まずは**Beelink SER5やMINISFORUM UM560XT**をチェックしてみてください。
どちらも価格・冷却・拡張性のバランスが取れており、「これ1台で全部できる」安心感があります。
あなたのデスクに、小さくて頼れる一台を。
Ryzen 5 5600H搭載ミニPCで、快適なパソコンライフを始めましょう。
