最近はゲーミングPCの価格も幅広く、「高いから手が出せない」というイメージが少しずつ変わってきています。10万円前後でも、フルHDで快適にプレイできる“格安ゲーミングPC”が次々登場しているんです。この記事では、そんなコスパ最強のモデルを紹介しながら、選び方のポイントや注意点もわかりやすく解説していきます。
格安ゲーミングPCとは？どこまで快適に遊べる？
まず押さえておきたいのは、「格安」とはどのくらいの価格を指すのかという点。一般的に、10万円〜15万円ほどで購入できるモデルが“格安ゲーミングPC”と呼ばれています。中には8万円台のエントリーモデルもありますが、最新タイトルを快適に遊ぶには、最低でも10万円前後が目安です。
格安モデルだからといって“遊べない”わけではありません。たとえば、人気の『Apex Legends』や『フォートナイト』、『Valorant』といったeスポーツ系タイトルなら、フルHD・中設定で十分に快適です。重めのAAAタイトルでも設定を落とせばスムーズに動作します。
要は「4K・ウルトラ設定で最高の描画を！」といった欲張りさえ抑えれば、10〜15万円のPCでもしっかりゲーミングを楽しめるのです。
失敗しない格安ゲーミングPCの選び方
「安くていいゲーミングPCが欲しい！」と思っても、パーツ構成を見慣れていないと違いがわかりにくいですよね。ここでは、コスパを重視するうえで注目すべきパーツを簡潔に解説します。
GPU（グラフィックボード）が最優先
ゲーム性能を決めるのは、何といってもGPU。格安モデルでは、NVIDIAの「RTX 3050」や「RTX 4060」、新世代では「RTX 5060」が狙い目です。
これらのGPUなら、フルHD環境でほとんどのゲームが快適。RTX 3050は入門向け、RTX 4060以上は長く使える安定構成です。
逆に「GTX 1650」など旧世代GPUは価格は安いものの、最新ゲームでは性能が足りないことがあるので注意。
CPUはRyzen 5かCore i5がちょうどいい
GPUの次に大事なのがCPU。コスパ重視なら、AMDのRyzen 5 5600や、IntelのCore i5-13400Fなどが人気です。
高すぎるCPUを選んでも、GPUがボトルネックになれば意味がないので、バランスを重視しましょう。
メモリ・ストレージは16GB／SSD 500GB以上が目安
ゲームを快適に動かすには、メモリ16GBは必須ライン。8GBだと起動や読み込みが遅く、複数アプリを立ち上げると動作が重くなります。
ストレージはSSD（NVMe推奨）500GB〜1TBが理想。ゲーム1本で数十GBを消費するので、容量不足はストレスの元です。
コスパ最強！おすすめの格安ゲーミングPC
ここからは、国内BTOメーカーや主要ブランドが販売している、人気の“格安ゲーミングPC”を紹介します。価格・性能のバランスが良く、初めての一台にもおすすめです。
① ドスパラ GALLERIA RM5R-R56（約13万円）
- CPU：Ryzen 5 4500
- GPU：RTX 4060
- メモリ：16GB
- ストレージ：SSD 500GB
ドスパラの定番モデル。10万円台前半でRTX 4060を搭載しており、フルHDならほぼ全ゲームを快適にプレイ可能。冷却性能も高く、長時間プレイにも強い構成です。
② mouse NEXTGEAR JG-A5G60（約12.9万円）
- CPU：Ryzen 5 4500
- GPU：RTX 4060
- メモリ：16GB
- ストレージ：SSD 1TB
マウスコンピューターの人気モデル。SSDが1TBと大容量で、複数のゲームをインストールしても安心。シンプルなケースデザインで拡張性も高く、初心者にも扱いやすいです。
③ パソコン工房 LEVEL-M0P5-R56-RBX（約11万円）
- CPU：Ryzen 5 5600
- GPU：RTX 3050
- メモリ：16GB
- ストレージ：SSD 500GB
RTX 3050搭載ながらも価格をギリ10万円台に抑えた好バランス機。最新タイトルを高設定でプレイするのは難しいですが、eスポーツ系や軽量ゲームなら余裕です。
④ Lightning-G AT5W（約9万円）
- CPU：Ryzen 5 4500
- GPU：RTX 3050
- メモリ：16GB
- ストレージ：SSD 500GB
「10万円を切る」価格ながら、ゲーミング性能をきっちり押さえたモデル。初めてのゲーミングPCデビューにもおすすめ。ただし、冷却ファンや電源容量は控えめなので、拡張や長時間プレイには工夫が必要です。
⑤ ASUS TUF Gaming T500MV（約14万円）
- CPU：Core i5-13400F
- GPU：RTX 4060
- メモリ：16GB
- ストレージ：SSD 1TB
ブランド志向の方に人気のASUS製モデル。冷却性能・耐久性ともに優れ、安心感のある作りです。ゲーミングPCらしいデザインで、見た目にもこだわりたい人にぴったり。
価格帯別のおすすめ傾向と注意点
10万円以下：入門用として最適
10万円以下の格安モデルは、「まずはPCゲームを始めたい」という人に最適です。
ただし、将来的に重いゲームを遊びたくなった場合には、GPU交換などが必要になる可能性があります。長く使いたいなら、11〜13万円台に上げると安心。
10〜15万円：コスパと性能のバランスが◎
この価格帯は、もっともコスパが良いゾーン。RTX 4060や最新Ryzen搭載モデルが多く、数年は快適に遊べます。
冷却・電源にも余裕があり、配信や動画編集にも対応可能。まさに“長く使える格安PC”といえるラインです。
安いだけじゃない！BTOメーカーの魅力
ドスパラやマウスコンピューター、パソコン工房などのBTOメーカーは、ユーザーが予算や用途に合わせてカスタマイズできるのが強みです。
また、サポート体制がしっかりしているので、初めての人でも安心。万一の故障やトラブル時にも、国内拠点で迅速に対応してもらえる点は大きな魅力です。
セールやキャンペーンを狙えば、同じ構成でも1〜2万円安く買えることも。購入時期も重要なポイントですね。
格安ゲーミングPCを選ぶときの注意点
- 冷却性能をチェック：安価モデルほどファン数が少ない傾向。ケースのエアフローを確認しておくと安心。
- 電源ユニットの容量：余裕がないと、パーツ交換時に不安が残る。500W以上が目安。
- 拡張性：SSD追加やメモリ増設が簡単にできるか確認。
- 保証内容：安くても保証期間が短いモデルは避けたい。1年保証付きが安心。
これらをチェックすれば、失敗のリスクを大幅に減らせます。
まとめ：格安ゲーミングPCで“快適デビュー”しよう
「格安ゲーミングPCのおすすめ！コスパ最強モデルを厳選紹介」というテーマの通り、10〜15万円でも十分に快適な環境を手に入れることができます。
RTX 3050〜4060クラスのGPUを中心に、Ryzen 5やCore i5を組み合わせたモデルなら、フルHDでほとんどのゲームを快適に楽しめるでしょう。
ゲームだけでなく、配信や動画編集にも対応できるスペックがこの価格帯に揃っています。
あとは、自分のプレイスタイルと予算のバランスを見ながら、最適な1台を見つけるだけ。
格安でも妥協せず、“コスパ最強のゲーミングPC”で新しいゲームライフを始めましょう。
