ゲームを始めたいけど、「どんなゲーミングPCを選べばいいの？」と迷う人は多いはず。
高すぎても不安、安すぎても性能が心配……。そこで今回は、初心者にもおすすめなゲーミングPC10選を、価格と性能のバランスという視点からわかりやすく解説します。
ゲーミングPCって何が違うの？
「普通のパソコンでもゲームできるんじゃない？」と思う人もいるでしょう。
たしかに軽めのオンラインゲームなら一般的なPCでも動きます。でも、本格的な3DゲームやFPS、最新タイトルを快適に遊ぶには専用のグラフィックボード（GPU）や高性能CPUが必要なんです。
ゲーミングPCは「ゲームを快適に動かすための設計」がされていて、
・高画質でも滑らかに描写できる
・フレームレート（fps）が安定する
・ロードが速い
という利点があります。
さらに、冷却性能・拡張性・電源容量など、長時間のプレイを想定した作りになっているのもポイント。つまり、長く快適に使えるのがゲーミングPCの魅力です。
初心者が最初に考えるべきポイント
1. 予算を決める
まずは「いくらまで出せるか」を決めましょう。
初心者におすすめなのは10〜20万円前後の価格帯。
この範囲なら、人気のPCゲームをフルHD設定で快適にプレイできます。
20万円を超えると、WQHDや4K画質も視野に入ってきますが、最初は無理に高スペックを狙う必要はありません。
2. どんなゲームを遊びたいか
プレイするゲームによって必要スペックが変わります。
- FPS・TPS（Apex、VALORANTなど）→ フレームレート重視。GPU性能が重要。
- RPG・アクション（原神、FF14など）→ グラフィックの美しさとバランス。
- シミュレーション系（Cities Skylinesなど）→ CPU処理能力がカギ。
「やりたいゲーム」を基準に選ぶと、無駄な出費を防げます。
3. 拡張性と将来性
初心者が見落としがちなのが「後から強化できるか」。
PCはパーツを交換・増設することで寿命を延ばせます。
メモリスロットやストレージ増設スペースがあるモデルなら、数年後も安心です。
価格と性能のバランスを取るコツ
「性能が高いほどいい」は正解ですが、「高い＝最適」とは限りません。
たとえば、同じ15万円台でも構成によって満足度が大きく変わります。
バランスを見るポイントはこの3つ。
- GPUのクラス（RTX 4060／RX 7600など）
→ フルHD・高設定ならこのあたりが最適ライン。 - CPU（Core i5／Ryzen 7）
→ ゲームも配信もしたいなら8コア以上が理想。 - メモリ＆ストレージ
→ 16GBメモリ＋1TB SSDが今の標準構成です。
つまり、「GPU中心に構成を見て、他のパーツはバランスを取る」が鉄則。
初心者は“全パーツ最上位”を狙うより、“全体がちょうどいい”を意識するとコスパが上がります。
今人気のメーカー・ブランド
日本国内では、BTOメーカー（受注生産型）が人気です。代表的なのはこの3つ。
- GALLERIA RM5R-R46
定番のゲーミングブランド。初心者向けから上級者までラインナップ豊富。 - LEVEL∞ R-Class
コスパ重視のモデルが多く、セールも頻繁。 - NEXTGEAR JG-A5G60
スタイリッシュな筐体と静音性が魅力。初心者でも扱いやすい。
いずれも国内サポートが充実しており、初めての1台として安心です。
初心者にもおすすめなゲーミングPC10選
ここでは、性能と価格のバランスを重視した“今買って後悔しない”モデルを紹介します。
（価格はおおよその目安です）
- GALLERIA RM5R-R46（約16万円）
Ryzen 5 5600＋RTX 4060搭載。フルHDゲーミングに最適な定番構成。 - LEVEL∞ R-Class（約15万円）
Core i5＋RTX 4060Ti。冷却性能が高く、長時間プレイでも安定。 - NEXTGEAR JG-A5G60（約17万円）
スタイリッシュな筐体と静音性が魅力。初心者でも扱いやすい。 - FRONTIER GXシリーズ（約18万円）
期間限定セールが多く、コスパ最強クラス。 - OMEN 25L（約20万円）
海外ブランドながらサポートも手厚い。高い信頼性が特徴。 - GALLERIA XA7C-R47（約21万円）
Core i7＋RTX 4070でWQHDも余裕。将来性を重視するならこれ。 - LEVEL∞ C-Class（約13万円）
小型筐体で省スペース。入門用として人気。 - G-Tune E5（約19万円）
ノートPCながらRTX 4060搭載。持ち運びたい人におすすめ。 - HP Victus 15L（約14万円）
コンパクトでシンプル。家庭用デザインを重視するなら。 - Lenovo Legion Tower 5i（約20万円）
Core i7＋RTX 4070搭載。安定性と静音性が高い万能機。
どのモデルも、初心者が最初に買っても後悔しないスペック構成です。
とくに「RTX 4060／4060Ti搭載モデル」は、性能と価格のバランスが非常に良く、2025年現在のおすすめゾーンといえます。
10万円台でゲーミングPCは本当に足りる？
「10万円台でちゃんと動くの？」という疑問もあるかもしれません。
結論から言うと、フルHDで多くの人気タイトルを快適にプレイ可能です。
Apex、フォートナイト、VALORANT、モンハン、FF14などは十分遊べます。
ただし、4K解像度やウルトラ設定を狙うなら、もう少し上の価格帯が必要。
最初の1台は「快適に遊べる範囲」を意識するのがコツです。
ノートとデスクトップ、どちらを選ぶ？
- デスクトップPC
拡張性が高く、冷却性能も優秀。価格あたりの性能も高い。 - ノートPC
持ち運びたい人向け。性能はやや抑えめですが、省スペースで便利。
もし自宅メインで遊ぶなら、デスクトップが断然おすすめです。
一方、学生や社会人で移動が多い人はノートを検討してもOK。
最近はノートでもRTX 4060搭載モデルが登場し、十分実用的になっています。
失敗しないためのチェックリスト
- GPUが最新世代（RTX 40番台など）か
- メモリ16GB以上あるか
- SSD容量が500GB以上あるか
- 電源容量・冷却性が十分か
- サポートや保証が明確か
この5つを満たしていれば、まず大きな失敗はありません。
特に電源と冷却は軽視されがちですが、長時間プレイするならとても大事です。
買うタイミングとセールの狙い目
BTOメーカーは季節ごとにセールを行います。
狙い目は「新生活シーズン（3〜4月）」と「年末年始セール」。
旧モデルが値下げされるタイミングでは、同じ価格で上位構成が手に入ることもあります。
ただし、安さだけで飛びつくと古いGPUや低容量SSDをつかまされることもあるので、型番を確認して比較しましょう。
ゲーミングPCで広がる楽しみ方
ゲーム以外にも、ゲーミングPCは活躍します。
高性能CPUとGPUを活かして、
・動画編集
・3D制作
・配信（ストリーミング）
など、クリエイティブな用途にも十分対応。
「ただの遊び道具」ではなく、「長く使えるパートナー」として選べるのが魅力です。
初心者にもおすすめなゲーミングPCを選ぶまとめ
ゲーミングPCを選ぶときは、
- 予算（10〜20万円）
- GPU・CPUのバランス
- メモリ16GB／SSD500GB以上
- 信頼できるメーカー
この4点を意識すれば、失敗することはほとんどありません。
今回紹介した10モデルは、どれも初心者にもおすすめなゲーミングPCです。
高価なモデルを選ばなくても、十分に快適なゲームライフが送れます。
最後にもう一度。
ゲーミングPC選びで大事なのは「自分にちょうどいい性能を選ぶこと」。
価格と性能のバランスを見極めて、あなたにピッタリの1台を見つけましょう。
