「ゲーミングPCって高いんでしょ?」
そう思っている人、実はけっこう多いです。でも今は、20万円を切る価格でも“快適に遊べる”コスパ最強のモデルが続々登場しています。
この記事では、最新の市場動向と人気BTOメーカーの情報をもとに、「価格と性能のバランス」で本当におすすめできるゲーミングPCを紹介します。
ゲーミングPCはなぜ高い?「コスパ最強」を決める3つの要素
ゲーミングPCの価格が高い理由は、グラフィック処理を担う「GPU(グラフィックボード)」が高価だから。
しかし、近年はエントリーからミドルクラスまで性能が底上げされ、以前よりも“安くて強い”構成が可能になりました。
コスパ最強を判断するには、次の3点を意識して選びましょう。
- GPUとCPUのバランス
GPUだけ強くてもCPUがボトルネックになると性能を活かせません。
Core i5やRyzen 5クラスで十分に高いパフォーマンスを出せます。 - メモリとストレージ
今のゲームは容量もメモリ使用量も多いです。最低でも16GBメモリ+1TB SSDが快適ライン。 - 拡張性・冷却・電源の余裕
電源が貧弱だとGPUを交換できません。将来アップグレードを視野に、余裕のある電源とケースを選びましょう。
価格帯別に見る「性能バランスの良い構成」
ゲーミングPCは価格帯で性能が大きく変わります。ざっくり3つのレンジで見ていきましょう。
10〜15万円台:エントリーでも十分遊べる
・GPU:RTX 4060 / 5060
・CPU:Core i5 / Ryzen 5
・メモリ:16GB
・ストレージ:1TB SSD
フルHD(1080p)でApexやVALORANT、FF14などを快適にプレイ可能。
たとえばマウスコンピューターの「NEXTGEAR JG-A5G60」は、RTX 5060とRyzen 5を搭載しつつ13〜14万円台とコスパ抜群です。
15〜20万円台:WQHDでも安定して高フレーム
・GPU:RTX 4060Ti / 5070
・CPU:Ryzen 7 / Core i7
・メモリ:16〜32GB
・ストレージ:1〜2TB SSD
人気が集中する“中間層”。画質を上げても安定した60〜120fpsを出せる構成。
「LEVEL-M1P5-R45-RK4X(パソコン工房)」は、Ryzen 5+RTX 5060で約12万円台から。
「NEXTGEAR JG-A7G7X」などRyzen 7+RX 9700 XT構成も約26万円台でハイパフォーマンス。
20〜30万円台:ハイエンドの入り口
・GPU:RTX 5070Ti / RX 9700 XT
・CPU:Ryzen 7 7800X3D / Core i7以上
・メモリ:32GB
・ストレージ:2TB SSD
4Kやレイトレーシングを使うタイトルでも安定。
ただし、性能上の伸び率は価格ほど大きくないため、20万円前後が「コスパ最強ゾーン」と言えます。
コスパ重視で選ぶおすすめゲーミングPC10選
ここからは、実際にコスパ評価が高いモデルを厳選して紹介します。
すべて「価格と性能のバランス」を重視したモデルです。
- NEXTGEAR JG-A5G60(マウスコンピューター)
Ryzen 5+RTX 5060。14万円台でフルHD最強クラスの安定感。 - LEVEL-M1P5-R45-RK4X(パソコン工房)
Ryzen 5+RTX 5060で12万円台。冷却・拡張性も◎。 - ASUS TUF Gaming T500
Core i5+RTX 4060構成で約13万円台。静音・耐久性が高く初心者向け。 - Skytech Gaming Nebula Desktop
海外ブランドだが、Core i5+RTX 3050構成で約16万円。デザイン重視派に人気。 - NEXTGEAR JG-A7G5A
RTX 3050+Ryzen 7構成。13万円台からの高バランス仕様。 - Lenovo Legion Tower 5
Core i7+RTX 4070。27万円前後で4Kもこなせる実力派。 - NEXTGEAR JG-A7G7X
Ryzen 7 7800X3D+RX 9700 XT構成。WQHD〜4Kで抜群のパフォーマンス。 - HP OMEN 25L
Core i5+RTX 4060Ti構成。冷却性が高くデザインも洗練。 - G-Tune HM-B-A5G60(マウスコンピューター)
RTX 5060+Ryzen 5構成で15万円前後。サポート体制も安心。 - FRONTIER FRGHB760/SG1
Core i7+RTX 4070構成。セール時に20万円を切ることもあり要注目。
「コスパ最強」を実現するチェックポイント
ゲーミングPCを選ぶときは、価格だけでなく“見えないコスト”も意識しておきましょう。
- CPUとGPUの相性:バランスが悪いと性能が頭打ちに。
- 電源の容量と品質:将来GPUを交換するなら650W以上がおすすめ。
- メモリとSSDの容量:最低16GB/1TB。容量不足は快適さを削る。
- 冷却性能:熱対策が不十分だと性能低下や寿命短縮につながる。
- 保証とサポート:BTOメーカーの3年保証や24時間サポートは安心感が大きい。
特に初心者は、「カスタマイズできるけど初期構成で十分動くか」を確認しておくと安心です。
失敗しないためのコツとよくある落とし穴
ありがちな失敗パターンを知っておくと、購入後の後悔を防げます。
- GPUだけハイスペックにしてCPUが足を引っ張る
- 電源や冷却に余裕がなく、後からパーツ交換できない
- モニタが60Hz止まりでPCの性能を活かせない
- ストレージ容量が少なく、すぐにゲームを移動・削除する羽目に
これらを避けるには、“今の使い方+2〜3年先”を見据えた構成にしておくこと。
「ちょっと上のグレード」を選ぶのが結果的にコスパ最強です。
セールや型落ちモデルも狙い目
最新世代のGPUやCPUは性能も高いですが、その分価格も高騰します。
一方で、1世代前の型落ちモデルはセールで大幅値引きされることも多く、性能差がわずかなら非常にお得。
たとえば、Ryzen 7 7800X3DやRyzen 5 7500X3Dなどは“価格対性能比”で現在トップクラス。
BTOメーカーのキャンペーンや週末セールも定期的にチェックしておくと、掘り出し物に出会えます。
長く使える=本当のコスパ最強
「安いから買う」ではなく、「長く快適に使える」ことこそが真のコスパ。
ゲームだけでなく、動画編集や配信、クリエイティブ作業にも余裕がある構成なら、数年後も現役で活躍します。
Ryzen 7クラス+RTX 5060Ti以上を選べば、今後3〜5年は十分通用する性能。
さらに、ケースや電源に余裕を持たせておけば、将来パーツを交換して再利用も可能です。
まとめ:コスパ最強のゲーミングPCを見つけよう
ここまで紹介したように、今のゲーミングPC市場は“性能と価格のバランス”が取りやすい時代になっています。
10万円台後半でもフルHDゲームを快適に、20万円前後ならWQHD・4K環境も十分視野に入ります。
最終的に重要なのは、自分の遊び方に合ったスペックを選ぶこと。
無理にハイエンドを追わず、GPU・CPU・メモリのバランスを見極めれば、「これで十分」と思える1台がきっと見つかります。
あなたにとってのコスパ最強のゲーミングPC、この記事がその選び方のヒントになれば幸いです。
