お風呂で音楽を聴いたり、湯船につかりながらポッドキャストを楽しんだり。そんなリラックスタイムをさらに快適にしてくれるのが、防水ワイヤレスイヤホンです。
ただ「防水」と書かれていても、実際にお風呂で使えるかどうかはモデルによって大きく違います。今回は、防水性能や使い勝手に優れたおすすめの7モデルを中心に、選び方のポイントや注意点もわかりやすくまとめました。
お風呂で使えるイヤホンの防水規格を理解しよう
まず知っておきたいのが「防水レベル」を示すIP（国際保護等級）規格です。イヤホンのスペック欄に「IPX7」などと書かれているのを見たことがある人も多いはず。
数字が大きいほど防水性が高く、主な目安は以下の通りです。
- IPX4：汗や雨など、軽い水しぶきに耐えられる
- IPX5：あらゆる方向からの水流に耐えられる
- IPX6：強めのシャワーにも対応
- IPX7：水深1mで30分の浸水に耐える
- IPX8：メーカー指定の条件で長時間の水没にも対応
「お風呂で使いたい」なら最低でもIPX7以上を目安にすると安心です。シャワーを浴びながら音楽を聴く、湯船につかりながらリラックスするなどの用途でも、ある程度の耐水性が求められます。
ただし、IPX7だからといって“完全防水”というわけではありません。温度や湿気、石けん成分などは想定外のダメージになることもあります。お風呂での利用は「なるべく水に沈めない」「使用後は乾燥させる」ことが大切です。
湯船やシャワーでも安心して使うためのポイント
高温多湿に注意
浴室は湿度が高く、電子機器にとっては過酷な環境です。使用後は水分をしっかり拭き取り、充電ケースに戻す前に乾燥させましょう。湿ったままケースに入れると、内部に水がこもって故障の原因になります。
フィット感と装着安定性
湯船に浸かったり頭を動かしたりしていると、イヤホンが外れやすくなります。スポーツ用に設計されたモデルやイヤーフック付きのタイプは、浴室でも安定して装着できます。
充電ケースは浴室外で管理
イヤホン本体が防水でも、充電ケースは防水ではないことがほとんど。お風呂にケースを持ち込むのは避けましょう。使用後は本体を軽く拭き、しっかり乾かしてから収納するのがおすすめです。
防水ワイヤレスイヤホンおすすめ7選
ここからは、実際にお風呂でも安心して使える人気の防水ワイヤレスイヤホンを7モデル紹介します。それぞれ特徴が異なるので、自分の使い方に合ったタイプを選びましょう。
1. Anker Soundcore P40i
コスパと信頼性で人気のAnker。P40iはIPX5防水で、湯気やシャワーの水しぶきにも対応。軽量で装着感が良く、Ankerらしい安定したBluetooth接続とバランスの取れた音質が魅力です。お風呂時間のBGM用途にぴったり。
2. JLab Go Air Sport TWS
スポーツ向けに設計されたモデルで、イヤーフック付きの安定した装着感が特徴。IPX7防水で、汗やシャワーの水しぶきも気にせず使えます。明るめの音質で、動画視聴やポッドキャストにもおすすめ。
3. Bose QuietComfort Earbuds
ノイズキャンセリング性能で定評のあるBoseの上位モデル。IPX4防滴仕様で、シャワー直下での使用は避けたいものの、湯上がり時や脱衣所でのリラックス利用には最適。圧倒的な音質で“お風呂前後の癒し時間”を格上げしてくれます。
4. REDHiLL IPX7 ワイヤレスイヤホン
リーズナブルながらIPX7防水を備えた高コスパモデル。湯船での利用やシャワー中も安心して使え、落としても壊れにくい設計。手軽に試してみたい人にぴったりです。
5. HIDISC HDBT40BK IPX7防水イヤホン
国内メーカーによるIPX7対応モデル。しっかりとした作りで、音質もバランス重視。低価格ながら十分な防水性を備えており、「お風呂専用イヤホン」としてコスパが非常に高い一台。
6. Blackview 20 IPX7 ワイヤレスイヤホン
IPX7対応かつ約4,000円台と手に取りやすい価格。デザインもシンプルで、装着感が軽く疲れにくいのがポイント。長時間のリスニングにも向いています。湯船でゆっくり音楽を楽しむ派におすすめ。
7. JBL Wave Buds
オーディオブランドJBLのエントリーモデル。IP54の防水防塵仕様で、軽い水しぶきや湿気にも強いタイプ。豊かな低音とクリアな中高音が特徴で、お風呂だけでなく外出時の使用にも最適です。
お風呂で使う際の注意点とメンテナンス
どんなに防水性能が高くても、扱い方次第で寿命が大きく変わります。長く快適に使うためのコツを押さえておきましょう。
- 使用後は必ず水分を拭く
柔らかい布やタオルで軽く水気を取り除きましょう。特に充電端子付近はしっかり乾かすことが重要です。 - 充電前に完全に乾燥させる
濡れた状態でケースに戻すと内部に水分がこもり、腐食やショートの原因になります。 - 石けんやシャンプーには注意
化学成分が付着するとゴムパッキンを劣化させることがあります。使用中に泡がついた場合は、ぬるま湯で軽くすすいでから乾燥させましょう。 - 高温すぎる場所は避ける
長時間の高温環境はバッテリーに負担をかけます。湯船の中に落としたり、サウナ内での使用はNGです。
選び方のポイントまとめ
お風呂での使用を想定するなら、次の4点を重視して選ぶのがコツです。
- 防水等級（IPX7以上推奨）
シャワーや湯船でも安心。 - 耳から外れにくいフィット感
スポーツ用モデルやイヤーフック付きが安定。 - Bluetooth接続の安定性
湯気や壁で電波が遮られにくい構造を選ぶ。 - メンテナンスのしやすさ
水洗い可・簡単に拭ける形状が便利。
「お風呂で音楽を楽しむ」という体験を快適にするには、単に防水だけでなく“使い勝手”や“メンテナンス性”も重要です。
まとめ：お風呂で使える防水ワイヤレスイヤホンで癒し時間をもっと快適に
湯船で音楽を聴いたり、ポッドキャストを流しながらリラックスしたり。お風呂は一日の疲れをリセットする大切な時間です。
IPX7以上の防水ワイヤレスイヤホンなら、そんな時間をより快適で自由にしてくれます。
今回紹介した7モデルは、価格・防水性能・音質・使いやすさのバランスが取れたラインナップです。
お風呂での使用には多少の注意が必要ですが、正しく使えば長く快適に楽しめます。
自分にぴったりの一台を見つけて、バスタイムを“最高のリラックス空間”に変えてみてください。
