もう何年も使っているiPhone6s。新しいiPhoneに買い替えることになったし、そろそろ手放そうかな。
それとも、最近やけに動作が重いから、いっそのことリセットしてスッキリさせたい?
そんな風に考えているあなたに、今回はiPhone6sの初期化について徹底的に解説していきます。
初期化と一言で言っても、ただ単にリセットボタンを押せばいいわけじゃないんです。特に売却や下取りに出す場合は、個人情報を完全に消去して、次の人が安心して使える状態にしなければなりません。
この記事では、初期化の手順はもちろん、その前に絶対にやっておくべき準備や、よくあるトラブルの対処法まで、余すところなくお伝えします。
最後まで読めば、あなたのiphone6sを自信を持って手放せるようになりますよ。
なぜiPhone6sの初期化が必要なのか?そのメリット
そもそも、なぜiPhone6sの初期化をする必要があるのでしょうか。主な理由はこの3つです。
1. 端末を売却・譲渡するため
これが一番多いパターンかもしれません。新しいiphoneを購入したので、下取りに出したり、フリマアプリで売ったりする場合、あなたの個人情報(写真、連絡先、クレジットカード情報など)が相手の手に渡らないように完全に消去しなければなりません。初期化は、工場出荷時の状態に戻すことで、データを安全に消去するための公式な方法です。
2. 動作が重い・不調を改善するため
長年使い続けていると、不要なキャッシュや設定の蓄積で、動作がもっさりしてくることがあります。アプリが頻繁に落ちる、ストレージの空き容量が極端に少ないなどの症状が出たら、iPhone6sの初期化は最終手段でありながら、非常に効果的な解決策です。ソフトウェア的な問題をリセットし、購入当時の軽快な動作を取り戻せることがあります。
3. 中古で購入した端末をクリーンな状態で使いたいため
中古でiPhone6sを手に入れた場合、前の所有者のデータが残っていないか不安ですよね。自分で初期化することで、安心して自分のiphoneとして使い始めることができます。
初期化の前に絶対やるべき3つの準備
ここからが本題です。初期化の手順に入る前に、絶対に外せない準備があります。これを怠ると、後で「データが全部消えた!」「新しいiphoneが使えない!」という悲劇を招きかねません。落ち着いて一つずつ確認していきましょう。
1. データのバックアップを取る
初期化をすると、写真、動画、連絡先、アプリのデータなど、端末内のすべての情報が消去されます。もし新しいiphoneに同じ環境を引き継ぎたいなら、必ずバックアップが必要です。方法は主に2つあります。
① iCloudバックアップ(無線)
- 手順: 「設定」→「[ユーザー名]」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」→「今すぐバックアップを作成」
- メリット: Wi-Fi環境があれば、パソコン不要で手軽にできる。
- デメリット: 無料のiCloud容量は5GBまで。写真が多いとすぐに容量不足になる。有料プラン(月額130円で50GBなど)の検討か、次のiTunesバックアップがおすすめ。
② iTunes(Finder)バックアップ(有線)
- 手順: iphoneとパソコンをUSBケーブルで接続。iTunes(macOS Catalina以降はFinder)を開き、デバイスアイコンをクリック → 「今すぐバックアップ」を選択。パスワードやヘルスケアデータも保存したいなら「暗号化」にチェックを入れる。
- メリット: パソコンの容量を使うので、大容量のバックアップも無料でできる。何より復元が高速。
- デメリット: ケーブルとパソコンが必要。
個人的には、確実性と速度の面から、iTunes(Finder)での暗号化バックアップを強くおすすめします。
2. 「iPhoneを探す」をオフにする
これ、超重要です。
「iPhoneを探す」がオンのまま初期化してしまうと、アクティベーションロックという機能が働きます。これは、そのiphoneがまだあなたのものだということをAppleのサーバーに記憶させる仕組みで、初期化後、次の人があなたのApple IDとパスワードを入力しない限り、一切使えなくなってしまいます。
売却する場合は、相手に迷惑がかかるので、必ずオフにしましょう。
- 手順: 「設定」→「[ユーザー名]」→「探す」→「iPhoneを探す」をオフ。Apple IDのパスワードを求められるので入力します。
3. Apple IDからサインアウトする(念のため)
「iPhoneを探す」をオフにすると、実質的にApple IDとの紐付けは解除されますが、より確実を期すためにサインアウトしておくと安心です。
- 手順: 「設定」→「[ユーザー名]」→ 画面一番下の「サインアウト」。データのコピーを保持するか聞かれますが、初期化するので「iPhoneに残す」で構いません。
【状況別】iPhone6sの初期化手順
準備が整ったら、いよいよ初期化です。状況に応じて最適な方法を選んでください。
通常通り操作できる場合(設定から消去)
これが一番スタンダードな方法です。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 一番下までスクロールし、「転送またはiPhoneをリセット」をタップ
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
- ロック番号(パスコード)を入力
- 確認のポップアップで「iPhoneを消去」をタップ
- Apple IDのパスワード入力が求められたら入力(アクティベーションロック解除の最終確認)
- 消去が開始され、Appleロゴとプログレスバーが表示されます。完了すると「Hello」のセットアップ画面が現れます。
パスコードを忘れてしまった場合
画面ロックの番号を忘れてしまった!そんな時は、パソコンを使った方法が有効です。
パソコンとiTunes(Finder)を使う(リカバリーモード)
- iPhone6sをパソコンに接続し、iTunes(またはFinder)を起動する
- iPhone6sのスリープボタンとホームボタンを同時に押し続ける
- Appleロゴが表示されてもそのまま押し続け、画面に「パソコンに接続するアイコン」が表示されたら指を離す(これがリカバリーモード)
- iTunes/Finderに「復元または更新」というダイアログが出るので、「復元」を選択
- ソフトウェアがダウンロードされ、初期化が実行される
この方法なら、パスコードが分からなくてもiPhone6sの初期化が可能です。
初期化後の設定とよくあるトラブル解決
初期化が終わったら
無事に初期化が終わると、「Hello」と書かれたセットアップ画面が表示されます。
- 新しいiPhoneとして使う場合: 画面の指示に従って、言語やWi-Fiの設定を進めていきましょう。
- バックアップから復元する場合: 「Appとデータ」の画面で「iCloudバックアップから復元」または「MacまたはPCから復元」を選び、先ほど取ったバックアップを選択します。
トラブルシューティング
Q: 「iPhoneを探す」をオフにしないで初期化してしまい、新しいユーザーがアクティベーションできません。
A: これがいわゆるアクティベーションロックがかかった状態です。元の所有者であるあなたが、別の端末やパソコンからiCloud.comにアクセスし、「iPhoneを探す」から当該端末をデバイスリストから削除する必要があります。
Q: 初期化したのに、まだ動作が重いままです。
A: ソフトウェア的な問題はリセットされましたが、ハードウェア、特にバッテリーの経年劣化が原因かもしれません。iPhone6sは「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」で最大容量を確認できます。80%を切っているようであれば、バッテリー交換を検討すると改善することがあります。
まとめ:正しい手順でiPhone6sを次のステージへ
いかがでしたか?iPhone6sの初期化は、正しい手順を踏めば決して難しいものではありません。
- 準備(バックアップと「iPhoneを探す」をオフ)が9割
- 手順は状況に応じて選ぶ
- 困ったらリカバリーモード
この記事を参考に、あなたのiPhone6sを、売却するにしても、再生するにしても、最高の形で次のステージに送り出してあげてください。
長年連れ添った大切なiphoneですから、最後まで誠実に扱ってあげたいですよね。このガイドがその一助となれば幸いです。
