「iPhoneを水没させちゃった…!」
「スピーカーから水が出てこなくて音がこもる…」
そんな時、つい「iPhone 水 抜き 設定」って検索しちゃいますよね。気持ち、すごくわかります。私も昔、うっかりトイレにポチャッと落とした時、真っ先に「設定アプリの中に水を出すボタンがあるんじゃないか」って探しましたから。
でも、残念ながらiPhoneに「水抜き設定」という機能は存在しません。
えー!って思いましたよね。でもちょっと待ってください。「設定」で検索したくなる理由は他にもあって、実はiOSのアップデートで新しく追加された機能なんじゃないかと期待しちゃったり、SNSで「こんな裏技がある!」みたいな情報をどこかで見かけたりすることもあるんです。
でも今日はっきりさせておきましょう。この記事では、iPhoneを水没させてしまった時の本当に正しい対処法と、スピーカーに溜まった水を安全に追い出す方法を、徹底的に解説していきます。
どうして「水抜き設定」って検索しちゃうの?
まず最初に、なんでみんな「設定」って言葉を入れて検索しちゃうのか、その謎を解き明かしておきましょう。
実はこれ、完全に気持ちはわかるんです。だってiPhoneって、困ったことがあったら大体「設定」アプリで何とかできるようにできてますよね。
画面が暗くなったら「画面表示と明るさ」、バッテリーの減りが早かったら「バッテリー」、何かトラブルがあったら「一般」→「リセット」。
だから水没という大ピンチの時も、つい「どこかに水を出すボタンがあるはず…」って設定アプリを何度も開いちゃう。この気持ち、本当によくわかります。
あとは単純に、「iPhone 水 抜き」だけじゃなくて「設定」って付け加えた方が、何か裏技的な情報が出てきそうな気がしません?その直感、あながち間違いじゃないんです。実際、ネット上には「ショートカットアプリで水を飛ばす」みたいな情報があって、その手順の中で設定をいじることもあるから、結果的に「設定」という言葉が紐付いているんですね。
でも、ここで一つ覚えておいてほしいのは、Appleが公式に「設定で水を抜けます」なんて発表したことは一度もないってこと。これ、すごく大事なポイントです。
水没させたらまずやること!緊急時の正しい3ステップ
さあ、本題です。もし今まさにiPhoneを水没させてしまったなら、まずは落ち着いてこの3つをやってください。
ステップ1:すぐに電源を切る
これが最も重要です。水って電気を通すから、通電したままの状態だと基板がショートして、二度と起動しなくなる可能性がグッと高まります。
画面がついたままでも、迷わず電源ボタンを長押しして「スライドで電源オフ」してください。もし電源ボタンが効かないくらい調子が悪いなら、無理せず次のステップへ。
ステップ2:ケースやフィルムを外す
純正のケースじゃなくても、一旦全部剥がしちゃいましょう。ケースの内側に水が溜まったままだと、乾くのにすごく時間がかかってしまうんです。
画面保護フィルムも、端っこから水が入り込んで画面が曇って見えたりすることがあるので、思い切って剥がすのが正解です。
ステップ3:SIMトレイを抜く
ここ、意外と知られてないんですが、SIMトレイを抜くって結構効果的なんです。
理由は、この穴がiPhone内部への「空気の通り道」になるから。水が入っちゃった後って、内部をいかに早く乾かすかが勝負なんですが、この穴を開けておくだけで通気性が格段に良くなります。
もちろん、この時にSIMカードまで水に濡れちゃわないように、トレイごと優しく抜いて、カードは別の場所で乾燥させておきましょう。
絶対にやってはいけない4つのタブー
逆に、これだけは絶対にやらないで!っていう行動もあります。
- 充電ケーブルを挿す
一番やってしまいがちだけど、一番危険。ショートして発火の可能性もあるから、絶対にやめてください。 - ドライヤーで温風を当てる
早く乾かしたくてやっちゃいますよね。でも、熱風はiPhone内部のパーツを溶かしたり、バッテリーを膨張させたりする原因になります。 - 電子レンジやオーブンに入れる
これはもう論外。爆発します。冗談抜きで本当に危ないから、絶対にやめてください。 - お米の中に入れる
これ、昔から言われてるけど、実はAppleも公式に非推奨って言ってる方法なんです。お米の細かい粉が充電ポートやスピーカーの隙間に入り込んで、逆に故障の原因になることがあるんですよ。
スピーカーの水を抜く方法は?ショートカットアプリの真実
さて、ここからがみんなが一番知りたい「水抜き」の具体的な方法です。
「YouTubeで見たんだけど、ショートカットアプリで音を鳴らして水を飛ばすやつ、あれってどうなの?」
結論から言うと、あれは完全なウソではないけど、諸刃の剣でもあるってのが正直なところです。
ショートカット「Water Eject」の仕組み
ネットで話題になってる「ショートカットアプリを使った水抜き」は、ざっくり言うとこんな感じです。
- ショートカットアプリを開く
- 「ギャラリー」から「Water Eject」みたいな名前のショートカットを追加する
- 実行すると、スピーカーから特定の低い周波数の音が鳴り始める
- その振動でスピーカーのメッシュ部分に溜まった水を押し出す
理屈としては間違ってないんです。実際、スマートウォッチのApple Watchなんかは、公式で水を排出する機能がついてますよね。あれと同じ原理です。
ただ、iPhoneの場合は公式機能じゃないから、いくつか注意点があります。
メリットとデメリット
メリット
- 確かにスピーカーの水は飛びやすい
- 無料で試せる(ショートカット自体は無料)
- やってる感があって心理的に落ち着く
デメリット・リスク
- Apple公式が保証している方法じゃない
- 音量の設定を間違えると、逆にスピーカーを壊す可能性がある
- ダウンロードするショートカットによっては、怪しい動作をするものもある
- 完全に内部の水分が抜けるわけではない(スピーカー周辺だけ)
つまり、「緊急避難的な応急処置としてはアリだけど、過信は禁物」ってことです。
どうしても試したいなら、音量は半分くらいに抑えて、ショートカットの内容をよく確認してから実行してくださいね。
液体検出アラートが出たらどうする?
充電ケーブルを挿した時に、「液体が検出されました」っていうアラートが出ることがあります。
これ、実はiPhoneのすごく親切な機能で、「充電ポートに水が入ってるから、このまま充電すると危ないよ!」って教えてくれてるんですね。
このアラートが出たら、すぐにケーブルを抜いてください。
で、どうすればいいかっていうと…
- ワイヤレス充電が使えるか確認する
実は液体検出アラートが出てる時でも、マグセーフとかQi対応のワイヤレス充電器なら使える場合があります。ただし、充電器の上に水滴がついてると危ないから、iPhoneの背面と充電器の両方が完全に乾いてるのを確認してから試してくださいね。 - アラートが消えるまで待つ
完全に乾くまでには、最大で24時間くらいかかることもあります。焦らずに、風通しの良い場所でじっくり乾燥させるのが一番です。
自分で直せる?修理に出す?判断の基準
さて、ここまでやってきて、「これって自分で何とかできるレベルなの?それとも修理に出した方がいいの?」って迷いますよね。
自分で対処してもいいライン
- スピーカーの音がちょっとこもってるけど、時間が経つと戻りそう
- 充電アラートが出たけど、一晩置いたら消えた
- 外側を拭いたら、特に異常がない
こういう場合は、慌てずに乾燥を続けてみてください。机の上など、風通しの良い場所に置いておくだけでOKです。
すぐに修理に出すべきライン
一方で、こういう症状が出たら、すぐにプロの手を借りるべきです。
- 画面がチラつく、真っ暗なまま
液晶かバッテリー、あるいは基板まで水が回ってる可能性が高いです。 - 電源が入らない
完全にショートしてしまっているかもしれません。 - 異臭がする
焦げ臭い匂いがしたら、内部でショートして発熱しているサインです。すぐに電源を切りましょう(入ってたら)。 - Face IDが使えなくなった
精密な部品なので、水に弱いんです。一度壊れると、自分では直せません。
修理費用っていくらくらい?
これは気になりますよね。
- Apple正規サービスプロバイダ
モデルによりますが、バッテリー交換で1万円前後、画面交換で3万円〜、本体ごと交換(修理に出せない場合)だと5万円以上かかることも。水没は基本的に保証対象外なので、全額自己負担になることがほとんどです。 - 街の修理店
非正規の修理店だと、正規よりは安く済むことが多いです。ただ、使う部品の品質や、修理後にAppleのサポートが受けられなくなる可能性があることは覚えておいてください。 - AppleCare+に入ってる場合
入ってれば、画面修理は3,700円、その他の修理は12,900円で済むことが多いです。でも、これも水没は「過失による損害」扱いで、回数制限があったりするから、事前に確認が必要です。
水没させた後に気をつける長期的なリスク
最後に、ちょっと怖い話をします。
水没させたiPhoneをその場では直しても、後日突然故障することがあるんです。
これ、原因はほとんどが「基板の腐食」。
水に含まれるミネラル分が、時間をかけてゆっくりと基板を錆びさせていきます。今日は大丈夫でも、1週間後、1ヶ月後に突然動かなくなったり、バッテリーが膨らんできたりすることもあるんです。
だから、もし水没させてしまったら、しばらくは調子が良くても、必ずバックアップを取る習慣をつけてください。
iCloudかパソコンに、最新のデータをこまめに保存しておく。これだけで、もしもの時のダメージが全然違います。
まとめ:正しい知識でiPhoneを守ろう
改めて、今日の結論です。
- iPhoneに「水抜き設定」は存在しない
- 水没したら電源を切るのが最優先
- スピーカーの水抜きはショートカットで応急処置はできるけど、リスクもある
- 液体検出アラートが出たら24時間は焦らず乾燥
- 異常を感じたらすぐに修理に出す勇気も必要
水没って本当に焦りますよね。でも、焦って間違った対処をすると、取り返しのつかないことになることもあります。
この記事の情報が、もしもの時のあなたの役に立てたら嬉しいです。iPhoneは高い買い物だからこそ、正しい知識で長く大切に使っていきましょう。
