「あと10分で家を出なきゃいけないのに、iPhoneのバッテリーが14%…!」
こんな経験、誰しもあるんじゃないでしょうか。私もよくやらかします。朝の準備って何かとバタバタしますからね。
でも大丈夫。ちょっとした知識と準備で、iphoneの充電速度は劇的に変わります。今回は、iPhoneをできるだけ早く充電する方法を、設定からアクセサリー選びまで徹底的に解説します。
充電遅いな〜と感じている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
iPhoneの急速充電、そもそも何が必要なの?
まず基本から。iPhoneを急速充電するには、「十分な出力がある充電器」と「対応したケーブル」の2つが欠かせません。
「え、充電器とケーブルって純正のでしょ?」と思ったあなた、ちょっと待ってください。
実はiPhoneを買ったときに箱に入っているのは、今どき5Wの充電アダプタ(いわゆる「豆腐」と呼ばれるやつ)とUSB-A to Lightningケーブルです。この組み合わせだと、最新のiphoneでも昔ながらのスロー充電しかできません。
急速充電を体験するなら、「20W以上のUSB-C充電器」と「USB-C to Lightningケーブル」(iPhone 15以降ならUSB-C to USB-Cケーブル)が必要になります。
Appleの公式情報でも、18W以上のアダプタを使えば30分で最大50%まで充電できると明記されています。つまり、出かける直前に気づいても、準備している間に半分まで回復する計算。これはでかい。
【ハード編】充電速度を左右するアクセサリーの選び方
充電器は「20W以上」がマスト。でも高出力すぎても意味はない?
急速充電したいなら、まずは充電器を見直しましょう。
おすすめは20WのUSB-C充電器です。コンパクトで値段も手頃(Apple純正でも2,000円弱、サードパーティならもっと安い)で、なおかつ最新のiphoneシリーズの最大受電電力に対応しています。
ちなみに、iPhoneが受け取れる電力にはモデルごとに上限があります。
- iPhone 8〜XR、SE(第2世代以降):約12W程度
- iPhone 11 Pro以降:約20W〜27W(Pro Maxモデルはやや高め)
つまり、30Wや60Wの高出力充電器を使っても、20Wの充電器と比べてそこまで速度は変わらないんですね。「最速を求めるなら20Wで十分」というのが正直なところです。
ただ、将来的にiPadやMacBookも充電したいなら、高出力のものを1つ持っておくのもアリ。使い分けが面倒でなければ、20Wを玄関用、30Wをデスク用みたいに揃えるのがスマートでしょう。
ケーブルは「MFi認証」を絶対に外さない
充電器と一緒に重要なのがケーブルです。
急速充電にはUSB-C to Lightningケーブル(またはUSB-C to USB-C)が必須。そして地味に大事なのが「MFi認証」の有無。
MFiってのは「Made for iPhone」の略で、Appleが正式に品質を認めた証です。非正規品のケーブルは安いけど、充電が遅い、認識しない、最悪の場合本体を壊す…なんてリスクも。
Amazonとかで見かける「激安3本セット」みたいなやつは、ちょっと怖いのでやめておきましょう。AnkerとかBelkinとか、信頼できるメーカーのMFi認証品を選べば間違いありません。
MagSafe(マグセーフ)はワイヤレスなのに意外と速い
「ワイヤレス充電って遅いんでしょ?」と思っている人、多いですよね。
確かに昔ながらのQi(チー)規格のワイヤレス充電は最大7.5W。有線の20Wと比べると見劣りします。
でも、iPhone 12以降のモデルならMagSafe(マグセーフ)が使えます。これは最大15Wで充電できるApple独自のワイヤレス充電規格。マグネットでパチッとくっつくタイプです。
実際に使ってみると、有線には及ばないものの「思ったより速いな」という印象。オフィスのデスクとか、寝る前の枕元とか、「とりあえず置くだけで充電したい」というシーンでは十分実用的です。
急いでいるときは有線、普段はMagSafeみたいに使い分けるのがベストかもしれませんね。
【ソフト編】今すぐできる!充電を早める7つの設定と裏ワザ
ハードが揃ったら、次はソフト面の最適化です。ここからは、お金をかけずに今すぐ実践できる方法を紹介します。
1. 機内モードをオンにする
これ、めちゃくちゃ効果あります。
電波を探し続ける動作って、実は結構な電力を消費しているんですね。特に電波状態が悪い場所だと、iPhoneは必死にアンテナを張ってバッテリーを消耗します。
充電中に電話や通知が不要なら、コントロールセンターから機内モードをオンにしましょう。充電スピードが明らかに変わります。
2. 低電力モードを有効にする
「設定」→「バッテリー」にある低電力モード。バッテリー残量が20%以下になると自動で提案されますが、実は充電中でも手動でオンにできます。
バックグラウンドの更新や通信を制限するので、消費電力を抑えつつ充電に集中できるんですね。急速充電したいときの定番ワザです。
3. 画面はオフ。どうしても見るなら輝度を下げる
iPhoneのディスプレイは、バッテリー消費の最大の原因です。
充電中にいじりたい気持ちはわかりますが、それだと充電のスピードが落ちるだけでなく、場合によっては「充電しながらバッテリーが減っていく」という最悪の事態に。
どうしても画面を見る必要があるときは、輝度を最小限に。これだけでもだいぶ違います。
4. 不要な通信を切っておく
BluetoothやWi-Fiも、使っていなければオフにしておきましょう。
あと地味に効くのが「AirPlayの自動送信先」をオフにすること。「設定」→「一般」→「AirPlayとHandoff」→「AirPlayを自動」をオフにするだけで、常に接続先を探す動作を抑制できます。
5. バックグラウンド更新を制限する
アプリが裏で勝手にデータを更新していると、それだけでバッテリーを消費します。
「設定」→「一般」→「背景更新」から、どうしても必要なアプリ以外はオフにしておきましょう。SNS系とかニュース系とか、こまめな更新がいらないものは切っちゃってOKです。
6. 充電しながら使うなら「省エネアプリ」を
どうしても充電中にiphoneを使わなきゃいけない場面もありますよね。例えば運転中のナビとか、ゲームのアップデート待ちとか。
そういうときは、消費電力の大きいアプリ(カメラやゲームなど)は避けましょう。特に位置情報を使うアプリや、画面が明るいままの動画再生はバッテリーの消耗が激しいです。
7. 高温・低温の場所での充電はNG
これは意外と知られていないんですが、iPhoneの動作保証温度は0℃〜35℃。これを外れると、バッテリー保護のために充電速度が制限されたり、最悪充電自体が止まることがあります。
炎天下の車の中とか、直射日光の当たる窓辺とか、冬場の極寒の屋外とか。そういう場所での充電は避けたほうが無難です。
iPhoneの機種別!最大限の急速充電を引き出すコツ
iPhone 8〜11シリーズの場合
比較的昔のモデルをお使いの方は、まず充電器とケーブルの組み合わせを見直すのが第一歩です。
これらの機種は最大でも18W程度までしか受け付けないので、20Wの充電器で十分。ただし、Lightningポートの調子が悪いと充電速度が落ちることがあるので、定期的にホコリを取り除いてあげると良いでしょう。
iPhone 12〜14シリーズの場合
この世代からMagSafeに対応しています。
有線なら20W〜27Wでの充電が可能。Pro Maxモデルは最大27Wくらいまで入るので、できれば25W以上の充電器を使うとベターです。
また、MagSafe充電器を使うなら、付属のUSB-Cケーブルを挿すだけでなく、20W以上のUSB-C充電器と組み合わせるのを忘れずに。5WのアダプタにMagSafeを挿しても、高速充電はできませんからね。
iPhone 15シリーズの場合
ついにLightningからUSB-Cに変わりました。これによって、Androidスマホ用の充電器や、MacBookの充電器がそのまま使えるようになりました。
USB-C to USB-Cケーブルなら、20W以上の充電器と組み合わせれば問題なく急速充電できます。ただし、安いUSB-Cケーブルの中には充電専用でデータ転送ができないものもあるので、ちゃんと調べてから買いましょう。
バッテリー寿命を縮めずに「早く充電する」ための考え方
ここまで読んで「よし、じゃあ毎日急速充電しまくるぞ!」と思った人。ちょっと待ってください。
急速充電は便利ですが、バッテリーへの負荷が大きいのも事実。毎日バンバン使っていると、1年後にはバッテリーの最大容量が80%を切ってた…なんてことになりかねません。
そこで大事なのが「最適化されたバッテリー充電」機能です。
iPhoneはこの機能がオンになっていると、ユーザーの充電パターンを学習して、80%を超えたあたりから充電速度をゆるやかにしてくれます。例えば「毎日夜に充電して朝起きたら外す」というパターンなら、朝の起床時間に合わせて100%になるように調整するんですね。
急いでいるときは、充電中にロック画面などに出てくる通知から「今すぐフル充電」を選べば、その日だけ制限を解除できます。
普段はこの機能に任せておいて、本当に必要なときだけ最速充電する。そんなメリハリが、バッテリーを長持ちさせるコツです。
まとめ:iPhoneを最速で充電するなら「20W充電器+設定の見直し」が鉄則
いかがでしたか?
iPhoneの充電を早くする方法、意外とシンプルですよね。
ハード面では「20W以上のUSB-C充電器」と「MFi認証のUSB-C to Lightningケーブル(またはUSB-C to USB-C)」を揃える。
ソフト面では「機内モード」「低電力モード」「画面オフ」といった設定を駆使する。
そして、長く使いたいなら「最適化バッテリー充電」をオンにして、バッテリーに優しい使い方も心がける。
朝のバタバタした時間にスマホの充電が少なくて焦る経験、誰にでもあります。でもこの記事で紹介した方法を実践すれば、もう充電切れで冷や汗をかくことはなくなるはずです。
「もっと早く知りたかった!」という人は、ぜひ周りのiPhoneユーザーにも教えてあげてくださいね。
