みなさん、自分の使っているiPhoneの「型番」って気にしたことありますか?
「設定アプリのやたら長い番号でしょ?」
「Aから始まるあの数字のこと?」
そう、それです。
でも、この型番ってただの記号の羅列じゃないんですよね。実はiPhoneの正体を知るためのパスポートみたいなもの。これを読み解けるようになると、自分のiPhoneが新品なのか整備済製品なのか、どこの国向けに作られたのかまでわかっちゃうんです。
特に中古でiPhoneを買おうとしてる人とか、最近フリマアプリで格安iPhone見つけて「これって大丈夫かな?」って不安になってる人。この記事を読めば、型番の見方のすべてがわかるようになりますよ。
ちなみに、今回お伝えするのはモデル番号と呼ばれる「A◯◯◯◯」の話。シリアル番号とは別物なので、そのあたりも含めてスッキリ整理していきましょう。
【基本編】iPhoneの型番ってそもそも何?
まずは基本から。
iPhoneの型番(正式にはモデル番号)は、製品の機種を特定するための番号です。ほとんどの場合、「A」の後に5桁の数字が並ぶ形式になっています。
例えば「A2487」とか「A3090」みたいなやつですね。
で、ここでよくある勘違いなんですけど、この型番と「シリアル番号」は完全に別物です。
型番 = 機種を特定する番号
例:A2487 → iPhone 13
シリアル番号 = あなたのiPhoneだけの個体識別番号
製造工場や製造年月日、固有のIDが含まれていて、保証状況の確認なんかに使います
つまり、型番を見れば「どのモデルのiPhoneか」がわかり、シリアル番号を見れば「いつどこで作られたか」がわかるというわけ。この違い、覚えておくと後で役立ちますよ。
【実践編】iPhoneの型番を確認する4つの方法
さて、ここからは実際に自分のiPhoneの型番を調べる方法をお伝えします。どれも簡単なので、手元にiPhoneがある人はぜひ試してみてください。
1. 設定アプリで確認する(一番簡単)
これが最もポピュラーな方法です。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「情報」と進む
- 「モデル番号」という項目を探す
最初は「MCJ/A」みたいな見慣れない番号が表示されるかもしれません。これは販売地域によって変わる部品番号なので、その部分をタップ*してみてください。すると「A2487」といったAから始まる形式に切り替わります。
このAから始まる番号が、今回の主役である「モデル番号(型番)」です。
2. iPhone本体に刻印されているものを確認する
「設定アプリが起動しない…」なんてトラブル時には、本体の刻印を確認しましょう。
場所はモデルによってちょっと違います。
iPhone 11以降:本体背面に小さく刻印されています。ただ、光の加減で見えにくいこともあるので、角度を変えてじっくり探してみてください。
iPhone 8~X、SE(第2/3世代):背面のガラス部分に刻印
iPhone 7以前:本体背面のアルミ部分に刻印
3. SIMトレイを確認する(一部モデル)
中国本土向けなどの一部モデルでは、SIMトレイに型番が刻印されていることがあります。SIMを取り出すのはちょっと手間ですが、本体が故障して電源が入らない時などの最終手段として覚えておくと安心です。
4. PCに接続して確認する
MacやWindows PCをお持ちなら、この方法も使えます。
Macの場合:Finderを開き、サイドバーからiPhoneを選択すると情報が表示されます。
Windowsの場合:iTunes(またはApple Devicesアプリ)を開き、iPhoneを接続するとデバイス情報の中にモデル名と一緒に表示されます。
【応用編】iPhoneの型番の見方・記号の意味を徹底解説
ここからが本題。型番に含まれる記号の意味を紐解いていきましょう。
モデル番号(A◯◯◯◯)が示すもの
このAから始まる5桁の数字は、主に無線通信の仕様を示しています。例えば、5Gに対応しているか、ミリ波(高速通信)に対応しているか、など。
同じiPhone 15でも、アメリカ向けモデルと日本向けモデルではこの番号が違うことがあります。なぜなら、国によって使われている周波数帯が異なるから。まさに「モデル番号=そのiPhoneの通信のパスポート」なんですね。
先頭のアルファベット1文字の意味(ここ最重要!)
これ、めちゃくちゃ重要です。型番の先頭につく1文字で、そのiPhoneがどういうルートで出荷されたものかがわかります。
「M」から始まる場合
→ 新品の小売モデル。Apple Storeやキャリアショップで普通に売っているものです。安心してください。
「N」から始まる場合
→ Appleが保証修理の代替品として提供した交換用端末。故障したiPhoneをAppleに送ったら、代わりに届いたのがこれ。いわゆる「交換品」ですね。新品同様に扱われることがほとんどです。
「F」から始まる場合
→ Apple公式の整備済製品(リファービッシュモデル)。「え?整備済品って中古でしょ?」って思うかもしれませんが、ここは誤解されがちなポイント。Appleの整備済製品は新品の筐体とバッテリーが使われていることが多く、保証も付いています。むしろお買い得な選択肢と言えるかも。
「3」から始まる場合
→ 店頭展示用のデモ機。一般ユーザーが購入する機会はほぼありません。もし「3」から始まるiPhoneが出回っていたら、かなりレアケースですね。
中古市場で「F」始まりのiphoneを見つけて「整備済製品ってことは傷物?」と心配する人もいるようですが、公式の整備済製品は信頼性が高いので安心していいですよ。
末尾のアルファベットが示す「販売国」
型番の最後、スラッシュ以降のアルファベットは、そのiPhoneがどの国・地域向けに作られたかを示しています。
よく見かけるコードをまとめてみました。
J/A → 日本
LL/A → アメリカ
KH/A → 韓国
CH/A → 中国本土
TA/A → 台湾
ZA/A → 香港/マカオ
B/A → イギリス
C/A → カナダ
X/A → オーストラリア/ニュージーランド
E/A → その他欧州など
このコード、実は結構重要なんです。例えば日本向けモデル(J/A)はFeliCa(おサイフケータイ)に対応しているので、SuicaやPASMOをiPhoneで使えますよね。でも中国向けモデル(CH/A)はFeliCa非対応だったりします。
海外でiPhoneを買おうと考えている人は、このコードをチェックしてから購入しないと、「日本に帰ってきたら電子マネーが使えなかった!」なんてことになりかねません。
【注意編】型番で見分ける!中古iPhone購入時のチェックポイント
ここからは、実際に中古でiPhoneを買う時の注意点です。型番の知識があれば、トラブルを未然に防げますよ。
表示の一致確認は絶対条件
まず絶対にやってほしいのが、「設定アプリで表示されるモデル番号」と「本体に刻印されたモデル番号」が一致するかどうかの確認。
これが一致しない場合、改造品や部品取り端末、あるいは完全な偽物の可能性が高いです。フリマアプリで写真だけ見て購入するのは危険。できれば対面取引で確認するか、信頼できるショップで買うようにしましょう。
ソフトウェア改ざんによる偽装を見破る方法
最近の悪質なケースだと、iPhone XSをiPhone 14 Pro Maxと偽って販売するために、ソフトウェアを改ざんして設定画面の表示を書き換える手口があるそうです。
こういう高度な偽装を見破るには、PCに接続するのが効果的です。MacやPCに繋ぐと、改ざんされていても正しい情報が読み取られることが多いんですね。
もう一つ確実な方法が、Appleの「保証状況確認」ページでシリアル番号を照会すること。表示されたモデル名と、販売者が言っているモデル名が一致すればひとまず安心です。
アクティベーションロックも忘れずに
型番とは直接関係ないけど、中古購入時に絶対確認すべきなのがアクティベーションロック(ロック解除されてるかどうか)。
売主に依頼して、設定画面で「iPhoneを探す」がオフになっていることを確認してもらいましょう。これがオンになったままの端末は、事実上使い物になりませんから。
【保存版】iPhoneモデル別 型番(A番号)早見表
それでは、代表的なiPhoneのモデルと型番をまとめていきます。自分のiPhoneが何年発売のモデルか、確認してみてくださいね。
iPhone SE(第3世代)2022年発売
A2595, A2782, A2783, A2784, A2785
iPhone 14シリーズ 2022年発売
iPhone 14:A2649, A2881, A2882, A2883, A2884
iPhone 14 Plus:A2632, A2885, A2886, A2887, A2888
iPhone 14 Pro:A2650, A2889, A2890, A2891, A2892
iPhone 14 Pro Max:A2651, A2893, A2894, A2895, A2896
iPhone 15シリーズ 2023年発売
iPhone 15:A2846, A3089, A3090, A3092, A3091
iPhone 15 Plus:A2847, A3093, A3094, A3096, A3095
iPhone 15 Pro:A2848, A3101, A3102, A3104, A3103
iPhone 15 Pro Max:A2849, A3105, A3106, A3108, A3107
iPhone 16シリーズ 2024年発売(最新)
iPhone 16:A3287, A3290, A3291, A3292
iPhone 16 Plus:A3288, A3293, A3294, A3295
iPhone 16 Pro:A3296, A3299, A3300, A3301
iPhone 16 Pro Max:A3297, A3302, A3303, A3304
※同じモデルでも販売地域によって複数の型番があります。これは通信方式の違いによるもので、正常な状態です。
型番に関するよくある質問(FAQ)
最後に、よく聞かれる質問に答えていきますね。
Q. 型番から製造工場や製造週はわかりますか?
A. モデル番号(Axxxx)からはわかりません。それを知りたい場合は「シリアル番号」を解析する必要があります。ただ、ネット上にあるシリアル番号解析ツールは正確性が保証されていないのと、個人情報の観点から入力はおすすめしません。
Q. 海外で買ったiPhoneは日本で使えますか?
A. モデル番号(Axxxx)によって対応周波数帯が異なるため、必ずしも全ての機能が使えるとは限りません。特にキャリアの対応状況は事前に確認した方がいいです。また、日本の「J/A」モデルと違って、一部機能(Apple PayのSuicaなど)が使えない可能性があります。
Q. 整備済製品(F始まり)ってやっぱり避けた方がいい?
A. そんなことないですよ。Apple公式の整備済製品は新品同様の筐体とバッテリーが使われ、通常の保証も付いています。価格が抑えられているので、むしろ賢い選択と言えるでしょう。
まとめ:型番を読めばiPhoneの正体がわかる
iPhoneの型番、ただの記号だと思ってスルーしていませんでしたか?
実はこんなにたくさんの情報が詰まっているんですね。
Mから始まるか、Fから始まるか
最後がJ/Aか、LL/Aか
この2つを見るだけで、そのiPhoneがどういう経緯で市場に出てきたものか、どこの国で使うことを想定して作られたかがわかってしまいます。
特に中古でiphoneを買おうとしている人は、今回紹介した確認手順を必ず実践してみてください。「設定」と「本体の刻印」が一致しているか。シリアル番号をAppleのサイトで照会してみる。この一手間が、後悔しない買い物につながります。
あなたの手元にあるiPhone、ぜひ一度型番をチェックしてみてくださいね。新しい発見があるかもしれませんよ。
